煎茶の特徴5コ|おいしい煎茶の入れ方と緑茶との違い
更新日:2022年04月11日
煎茶とは
煎茶とは、どのようなお茶を指すのでしょうか。煎茶とは、日本で販売されている一般的なお茶の事を指します。
お茶というものは、葉っぱを加工して作ります。その製造過程で、どのくらい乾燥させて発酵させたかによってお茶の種類が変わってきます。また、お茶の味にも影響してきます。お茶の種類の中には、発酵させないものもあり、緑色をしています。逆に発酵させたものは茶色のお茶になります。煎茶は緑茶の種類の一つです。
煎茶と緑茶の違い
摘んだ茶葉を発酵させずに、緑色のお茶になるように加工したものを総称して緑茶と言います。煎茶はその中でも、1種類の決められた製法で加工されています。つまり、緑茶の種類はいくつかありますが、煎茶はその中でも代表格のものを意味しています。
煎茶の特徴5コ
緑茶の中でも代表格である煎茶ですが、どのような特徴を持っているのでしょうか。こちらでは、煎茶の特徴について5つご紹介します。飲んでいるお茶が煎茶かどうか分からない時には、この特徴を頼りに判断してみましょう。
特徴1:茶葉
煎茶の茶葉は、露天農園という茶畑で太陽の光を大量に浴びさせて作ります。そのため、お茶に含まれているカテキンという渋み成分が増えてきます。同時に煎茶は旨味成分であるテアニンも含んでいます。
お茶の新芽が出た頃に、ヨシズや藁で茶園を20日前後太陽の光を遮って育てたお茶は、玉露という高級なお茶になります。渋みが少なく旨味が豊富なのが特徴です。
特徴2:味わい
茶葉の段階でカテキンを多く含みますので、煎茶には渋みがあります。しかし、味わいはスッキリしており、テアニンによる旨味もありますので、渋いだけということはありません。むしろいい香りが漂い、日本のお茶という雰囲気をかもしだすのが煎茶です。
また、煎茶の種類の中には、深蒸し煎茶というものもあります。粉っぽい茶葉ですが、渋みや青臭さがなく色も濃く出ます。
特徴3:蒸し時間
煎茶は蒸熱という工程でまんべんなく蒸されます。蒸し時間は、浅蒸しから極蒸しまでの5段階があり、この段階によって味や香りや色の基本が決まります。煎茶は緑茶の一種ですので、この蒸し過程は緑色を保ち青臭さを取る工程でもあります。
深蒸し煎茶の場合は、普通の煎茶より2倍ほどの蒸し工程があります。そのため、煎茶に比べて粉っぽい茶葉になるのが特徴です。
初回公開日:2018年12月10日
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