玉ねぎの保存方法10選|美味しい玉ねぎを見分けるポイント
更新日:2022年04月11日
玉ねぎは保存のきく野菜
玉ねぎは幅広いメニューに使える野菜ですから、まとめ買いをしている人も多いでしょう。長期保存のきく野菜で、とれたての玉ねぎなら常温保存で5か月間できます。とても便利な玉ねぎにはどんな栄養素が含まれているのでしょうか。
玉ねぎの栄養素とおいしさの理由について調べてみましょう。
玉ねぎの栄養素
玉ねぎを切ると独特のにおいがしてきます。このにおいの正体は、硫化アリルという成分によるものです。硫化アリルにはビタミンB1の吸収を良くする働きがあり、ビタミンB1を多く含む豚肉と一緒に食べると効果的です。
ビタミンB1は、炭水化物をエネルギーに変えたり、皮膚や粘膜の健康を助ける効果が期待されています。硫化アリルは、熱に弱く水に溶けやすい性質があります。生で食べるのが一番良いでしょう。
玉ねぎのおいしさの理由は?
玉ねぎは加熱すると甘みが増して食べやすくなります。これは、加熱する事で、玉ねぎに含まれている糖分が濃縮されるからです。また、玉ねぎに含まれている硫化アリルも加熱する事で砂糖の50倍もの甘さになる「プロピルメルカプタン」に変化します。
玉ねぎは熱を加えることで甘みが増してまろやかになり、他の食材との相性も良くなります。
玉ねぎの最適な保存方法10選
玉ねぎは長期保存ができる野菜です。玉ねぎにはいくつかの種類があり、年中売られている黄玉ねぎ、春先に売られる白たまねぎ、紫色をしている赤玉ねぎがあります。種類によって保存方法や保存期間が異なります。玉ねぎをおいしく保存する方法を紹介します。
1:風通しの良い冷暗所で保存
多くの野菜は乾燥すると萎れてしまいますが、玉ねぎは湿度が高いと腐敗の原因になります。玉ねぎに最適な湿度は50~70%で、適度に湿度のある場所で保存すると長持ちします。湿度が高くなりますと、根や芽が出て栄養や風味が損なわれるので注意しましょう。
適度な湿度が保たれた風通しの良い冷暗所で保存すると、風味を損なわず長持ちします。みかんネットやストッキングなどに入れて吊るしておくとよいでしょう。
2:新玉ねぎは袋に入れ野菜庫へ
春になると出回る新玉ねぎは、柔らかく食感が良いのでサラダに向いている玉ねぎです。新玉ねぎは水分が多いので常温で保存するとヌメリがでてきてしまいます。新玉ねぎの保存方法は、湿気対策のため新聞紙で包んでポリ袋に入れ、野菜室に入れます。
保存期間は約1週間ですから、なるべく早めに食べましょう。
3:使いかけはラップにくるんで冷蔵庫へ
玉ねぎを料理で使い残ってしまったら、カットしたものは切り口から乾燥するのでラップに包んでから冷蔵庫で保存します。3~4日ほど保存できますが、水分が失われていくので早めに使いましょう。
4:冷蔵室で保存
初回公開日:2018年12月06日
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