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柏餅の葉っぱは食べられるか|葉っぱの意味5つや特徴について

更新日:2022年04月11日

端午の節句におなじみの柏餅ですが、包んである葉っぱを食べていいものか悩むということはないでしょうか。そしてなぜ柏餅にはかしわの葉っぱが使われるのか、その意味とともにかしわの葉っぱが使われている理由、食べていいものなのかを詳しくご紹介します。

柏餅の葉っぱは食べられるか|葉っぱの意味5つや特徴について

柏餅とは

柏餅は端午の節句にいただくお菓子です。上新粉を丸めて平たくした餅を二つ折りにし、間にあんをはさみ、柏の葉を巻いて作られています。

柏は新しい芽が出るまで古い葉っぱがそのまま残ることから、縁起のいい木とされています。そのことから、子供の成長を願う端午の節句に、縁起を担いで食べる風習となっています。

柏餅の葉っぱの特徴

柏餅に使われている柏の葉は、実は柏ではなく、柏餅に使われている葉のことをまとめて「かしわの葉っぱ」と呼んでいます。実際の柏は針葉樹のため、餅を包める葉の形をしていません。

ですが昔は柏餅を包む葉にはいくつか種類があり、全てまとめて柏餅を包む葉っぱとして解釈され、それが現代に受け継がれています。

種類

柏餅の葉っぱには、いくつか種類があります。

・かしわ(槲):ブナ科の植物で、江戸だけで使われていました。

・サルトリイバラ:サルトリイバラ科の植物。柏餅の葉っぱは元々こちらが使われていました。

・ホオノキ:モクレン科の木。5月から6月に花をつけ、ホオには「包む」という意味があります。

・ニッケイ:クスノキ科の木。樹皮は香辛料に使われます。

表面はなめらか・裏面は繊維が目立つ

柏餅の葉っぱは、表面と裏面で色と手触りに違いがあります。

現在の柏餅は、一般的に甘いあんが主流なのでかしわの葉っぱの裏表をあまり気にするということはないでしょう。

ただし昔は甘くない、塩あんや味噌あんなどが柏餅の中身に使われていました。そのため、現在の柏餅には葉の裏表があるものがあります。

あんの種類によって面を変えている

柏餅は中に入っているあんによって、葉の面を変えて巻いてあります。

・表を内側に向けて包んだもの:小豆あんがはいったもの。お餅は白色が一般的。葉脈が目立って見える包み方です。
 
・裏が出るように巻いてある:味噌あんがはいったもの。お餅は薄ピンクのものが多いですが、白いお餅のものもあります。

かしわの葉っぱは食べられるのか

桜餅に巻いてある葉っぱは食べるから、柏餅の葉っぱも食べることができるのでは、と考えてしまいがちですが別々の葉なので注意が必要です。

そこで柏餅の葉っぱは食べることができるものなのか、そうではないのかについて、詳しくご紹介します。

次のページ:柏餅に葉っぱを巻く意味5つ

初回公開日:2018年12月12日

記載されている内容は2018年12月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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