日本三大まんじゅうとは?由来やサミット|日本三大銘菓3つ
更新日:2022年04月11日
日本三大まんじゅうの1つ大手まんぢゅうは、ぶどう色のあんが薄い皮から透けて見えるのが特徴です。
生地は備前米を材料として、こうじから作り始め、もち米を加え甘酒にしたものに小麦粉を加えさらに発酵したもので、甘酒のコクが美味しさの秘密になっています。あんは北海道産の小豆が白双糖で練り上げられたもので、しっとりした生地に、あんの甘さが程よくマッチしてとても滑らかなのが特徴です。
大手饅頭伊部屋
150年以上もの間大手まんぢゅうを作り続ける大手饅頭伊部屋は、天保8年(1837)に岡山県大手門前近辺にて創業されました。当時備前藩主であった池田侯は大手まんぢゅうを好み、茶会の席に必ず出したと言われています。
3:柏屋 薄皮まんじゅう
日本三大饅頭の1つ、柏屋の薄皮まんじゅうは、黒糖を混ぜ合わせたこげ茶色の薄皮と、北海道産のあずきを使用した程よい甘さのこしあんが良くマッチしています。薄皮なのであんの比率が多いですが、その割には甘さがしつこくなく、程よい甘さです。
柏屋
大手まんぢゅうを作り続ける柏屋は、今から約160年前の嘉永5年(1852年)に創業されました。
当時宿場町であった福島県郡山に柏屋の茶屋があり、江戸から奥州を結んでいる奥州街道(五街道の1つ)を旅する人々の疲れを癒やすため、お茶と共にまんじゅうが出されたのが始まりと言われています。
日本三大まんじゅうサミット
日本三大まんじゅうサミットとは、まんじゅうについての理解を深めるサミットで、各まんじゅう業者が自社商品の理念や歴史・文化を語り、参加した人々にまんじゅうについて知ってもらいます。パネルディスカッションや試食会もありとてもです。
第1回は福島で2016年4月に、第2回は2016年9月に東京・塩瀬総本家で、第3回は2017年10月に岡山市北区の後楽園で行われました。
三大まんじゅうの1つ薄皮まんじゅうを味わおう
日本三大まんじゅうの1つ、柏屋の薄皮まんじゅうが送料無料で購入できます。
まんじゅうのあんには「こしあん」と「つぶあん」の2種類があります。創業時からある「こしあん」はさらっとした甘味が上品で、なめらかな口どけと合わせてとてもがあります。賞味期限は製造日から7日間です。
2017年7月に発売された「つぶあん」は楽天グルメセレクションに認定されています。
日本三大銘菓とは?
日本三大銘菓とは、森八の「長生殿」、越乃雪本舗大和屋の「越乃雪(こしのゆき)」、風流堂の「山川」を指します。
風流堂の「山川」を松屋利右衛門「鶏卵素麺」と入れ替えることもあり、これら全てを指して四大銘菓と言われることもあります。
1:森八の長生殿
小堀遠州卿によって名付けられ、前田利常公の創意工夫で生まれた「長生殿」は日本の伝統菓子「落雁」の1種で、主にお供え物やお茶菓子に使われています。
落雁は砂糖や水あめと穀類の粉を合わせて練り、木型に入れ乾燥させたもので、300年以上同じ方法でつくられています。
森八の長生殿は、正統派の落雁と言えるもので、見かけは固いですが、口に入れた途端にサラリと溶けて和三盆(高級砂糖)のさっぱりとした甘さが残ります。
初回公開日:2018年12月14日
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