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2018年10月04日

ポリエステル生地アイロンをかけるときの注意点|温度/スチーム

ポリエステル生地の洋服といえば、普段着や通勤着にかかわらず、誰でも家に1着以上は持っているのではないでしょうか。この記事では、ポリエステル生地のアイロンのかけ方の注意点や、よくありがちな失敗談について紹介します。ぜひ、ご覧ください。

ポリエステル生地アイロンをかけるときの注意点|温度/スチーム

ポリエステル生地にアイロンをかけるときの注意点は?

ポリエステル生地アイロンをかけるときの注意点|温度/スチーム

ポリエステルは、日本国内の合成繊維の半分を占め、衣服の素材として欠かせません。ポリエステル生地の最大のメリットは、耐久性が高いことです。何度洗濯しても劣化しづらいので、女性用ならブラウス、男性用ならYシャツに使われることが多いです。

濡れてしまっても、すぐに乾くなど吸湿性が低いのも特徴です。乾燥する冬は、特に静電気を帯びやすいので注意が必要です。また、シワになりにくいという特徴もあります。耐久性があり乾きやすく、シワになりにくいポリエステル素材の生地ですが、アイロンをかける時に気をつける事はあるのでしょうか。注意点をいくつか紹介します。

温度は?

ポリエステル生地にアイロンをかける時の一番の注意点は、温度です。ポリエステル生地の洗濯表示を見ると、アイロンマークに「中」と表示されています。「中」は、アイロン温度が中温という意味で、温度は140℃~160℃が適温とされています。アイロン温度が中温に向いている素材は、他にも絹、ウール、レーヨン、キュプラなどがあります。

スチームは?

ポリエステル生地にアイロンをかける時に、スチーム機能は使えるのでしょうか。ポリエステルのように合成繊維の衣類は、スチームアイロンではなく、ドライアイロン向きの衣類になります。

スチーム機能を利用することは、絶対にダメということはないですが、Yシャツなどの繊維にしっかりと水分をいきわたらせるには、スチームはやや不向きです。スチーム機能を使うことで、逆にシワになる原因を生み出すこともあります。

当て布は?

ポリエステル生地の種類によっては、スチーム機能のかわりに、当て布を使ってくださいという「~」マークが表示されています。当て布を使うことで、仕上がりを柔らかくしたり、衣類にテカリがでるのを防ぎます。

市販の「アイロン用当て布」もありますが、当て布は家にあるもので代用が可能です。綿100%素材のもので、白っぽい色で薄い生地のものであれば、当て布に適しています。大判のハンカチや日本手ぬぐいなどは、当て布に適しているのでおすすめです。

しわの伸ばし方は?

ポリエステル生地のしわの伸ばし方はどうでしょうか。

アイロンがけが一番難しいとされるYシャツは、まず下準備として霧吹きで全体を湿らせます。襟や肩口、袖口など、狭い部分から順番にかけるのがポイントです。見頃をかける時は、遠く離れた場所を引っ張るようにかけると、細かいしわを伸ばすことができます。アイロンを曲線的に動かすとしわが寄りやすいので、直線的にかけることもポイントです。

ポリエステル生地にアイロンをかけた時の失敗談って?

ポリエステル生地アイロンをかけるときの注意点|温度/スチーム

柔らかな風合いのブラウスや通勤用のYシャツ、スーツやズボンなど、ポリエステル100%生地のアイロンがけは、やり方を間違えると取り返しがつかないことになったりもします。

ポリエステル素材のアイロンがけの失敗談でよくあるのが「生地が溶けてしまった」です。その他にも「生地が縮んでしまった」「ポケットなどの跡が残ってしまった」「テカリがでた」などもよく聞く失敗談です。それぞれの失敗の原因と対策を紹介します。

溶けてしまった

ポリエステル生地のアイロンがけの推奨温度は、中温(140℃~160℃)です。ポリエステル生地の衣服を高温でアイロンがけすると、生地が溶けてしまう場合があります。ポリエステルなど化学繊維は、基本的に高温には弱い特徴があるからです。

高温でアイロンがけをすると、衣服にダメージがあるのはもちろんのこと、溶けた繊維がアイロンのかけ面にくっついてしまう場合もあります。溶けてしまった衣服は、残念ながら元どおりにはなりませんが、アイロンにくっついてしまった溶けた繊維は、濡らしたタオルで取り除くことができます。

まず、濡らしてきつく絞ったタオルをアイロン台に置き、その上をアイロンで滑らせます。溶けた繊維がとれるまで何回もアイロンを滑らせます。きれいに取れたら終了です。

縮んでしまった

丈夫でしわになりにくいポリエステル生地ですが「洗濯したら縮んでしまった」という経験をされた方も多いのではないでしょうか。

原因は、洗濯した後そのまま乾燥機にかけてしまうことが考えられます。ポリエステル生地は、低温や中温の熱には耐えられますが、タンブラー乾燥機などの高温には耐えられません。元々ポリエステル生地は、速乾性が高いので、乾燥機にかけなくても自然乾燥で十分乾かすことが可能です。

もし、衣服が縮んでしまったら、ぬるま湯にリンスを入れ、数分間つけてから自然乾燥すると縮みが解消されます。

跡がついてしまった

「ポリエステル生地の衣服にアイロンの跡がついてしまった」という失敗談もよく耳にします。アイロンの跡がついてしまったのは、アイロンを高温でかけてしまったことが原因と考えられます。

アイロンの跡を元どおりに消すことができるのでしょうか。結論から言うと、残念ながらポリエステル生地についてしまったアイロンの跡は、消すのが難しいというか不可能です。なぜなら、ポリエステル生地についたアイロンの跡というのは、ポリエステルの繊維が溶けてしまった跡だからです。

ポリエステルの繊維が溶けてしまわないように、アイロンをかけるときは低温から中温でかけることが重要です。

テカってしまった

ポリエステル生地のスーツや学生服やズボンなどが、アイロンをかけたらテカってしまったという話もよく聞きます。テカリの原因は、アイロンをかける時に当て布をしなかったことが考えられます。

当て布をしなかったことで、ポリエステルの繊維がつぶれてしまい、テカリが発生します。このテカリを直すのは難しいですが、目立たなくする方法はあります。

まず、テカリのあるつぶれてしまった部分の繊維を、歯ブラシなどで毛羽立たせます。または、メラミンスポンジで軽くこする方法もあります。次に、酢と水を1:2で混ぜた酢水をしみこませた当て布を、テカリのある部分に置き、低温から中温の温度でアイロンをかけます。

このやり方でダメな場合は、繊維自体が溶けてしまっている可能性が大きいので、残念ながら修復は不可能です。

ポリエステル生地にアイロンでワッペンやプリントを貼る方法は?

ポリエステル生地にワッペンやプリントを貼り付けるには、どのようにしたら良いのでしょうか。

ポリエステルなどの化学繊維は、昇華染料とよばれる染料で染められています。昇華染料は、高熱をかけると生地の染料がワッペンやプリント部分に移ってしまう「再昇華」という現象が起こりやすいという特徴があり、アイロンで貼り付ける際には注意が必要になります。再昇華を防ぐには「強力ネームシール(昇華防止タイプ)」がおすすめです。

接着シートがついているワッペンやプリントは、当て布をして、生地の裏面から低温でアイロンをかけるようにします。くれぐれも、ポリエステルの耐熱温度以下(中温以下)で行います。高温でかけると溶けたり焦げたりします。洗濯しているうちにはがれやすくなったら、縫い付けた方がいい場合もあります。

ポリエステル生地でアイロン上手になろう!

ポリエステル生地アイロンをかけるときの注意点|温度/スチーム

今回は、ポリエステル素材の洋服にアイロンをかけるときの注意点について、失敗談も交えながら紹介しました。

普段着から通勤通学、礼服に至るまで、ポリエステル素材の洋服は身の回りに溢れています。丈夫で乾きやすく、耐久性に優れているといった高い実用性の一方で、アイロンをかける時の注意点など、お手入れにはいくつかコツがあり、それを怠ると大切な洋服をだめにしてしまうことに気付かれた方も多いのではないでしょうか。

お気に入りの洋服はもちろん、お手持ちの洋服をできるだけ長く良い状態で保たせるには、アイロンをかけるなどひと手間が大切です。ポリエステル生地のアイロンのコツを活かして、アイロンの腕を磨いていきましょう。

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