柔軟剤の臭いを残す方法・臭いは迷惑になるのか・対策方法

職場で不快な柔軟剤の臭いをさせている人は、大きく分けて以下の2つのパターンあります。まず、柔軟剤そのものの臭いが強すぎるという場合です。規定量を越えた柔軟剤を使用しているか、香りが強いタイプの柔軟剤を使っていることが原因です。

このようなケースは、「よい香りを長持ちさせたい」「せっかくのよい香りだからもっと強く香らせたい」と考えている女性にとくに多くみられます。

また、洗濯物の生乾き臭や汗・体臭と柔軟剤の強い香りがミックスされることで、不快な臭いを放ってしまうという場合もあります。このようなケースは、汗っかきの男性や、洗濯物をきちんと乾燥できていないまま着てしまう一人暮らしの男性によくみられます。

近年ではスメルハラスメントという言葉が認知されるようになりました。しかし多くの場合、嫌な柔軟剤の臭いをさせている本人は、自分がスメルハラスメントの原因になっていることに全く気づいていません。

人は日常的に嗅ぐ臭いに慣れる習性があるため、愛用する柔軟剤の臭いにだんだんと嗅覚が麻痺してしまうからです。

そのため、他人から指摘されるまで、自分の柔軟剤の臭いが迷惑になっているとは全く気づかなかった、というケースもままあります。

柔軟剤が原因となる職場でのスメルハラスメント。このような由々しき事態に遭遇したとしても、ストレートに「あなたの臭いが不愉快です」と言える人はなかなかいません。

同僚や部下であっても言いづらいのに、それが上司の場合はなおさらです。しかし、これ以上柔軟剤の臭いに我慢できない時はどうすればよいのでしょうか。

一番よいのは、婉曲的に苦情を言うという方法です。例えば「〇〇さんって柔軟剤を使っていますよね」とさりげなく会話の中で柔軟剤の話題を出しましょう。

そして「香りが強いタイプを使われていますか？いい香りですけど、〇〇さんの姿が見えなくても、柔軟剤の残り香で跡をたどっていけますよ」などと、婉曲的に柔軟剤の臭いがきつすぎることを伝えてはいかがでしょうか。

よっぽど鈍い人でなければ、自分の柔軟剤の臭いが周囲に迷惑になっていることに気づくでしょう。

やんわりと苦情を伝えたのに、それでも自分が不快な柔軟剤の臭いを放っていることに気づかない人もいます。そのような場合、どう対処すればよいのでしょうか。

一番手っ取り早いのは、上司に相談するという方法です。最近では職場でもスメルハラスメントが問題視されるようになってきているので、何らかの対策を講じてくれる可能性があります。

職場のような狭い空間では、柔軟剤の強すぎる臭いはかなりのストレスになってしまいます。

「相手に直接苦情を言いにくい」、「臭いの問題ぐらいで上司に相談できない」という方は、自分でできるかぎりの対策をとるしかありません。

以下では、自衛策をご紹介します。

なのは、就業時間になってデスクについたらすぐにマスクを着けるという方法です。マスクのおかげで、ある程度は物理的に臭いをシャットアウトできます。

また、始業前や退勤の時にはマスクを着けないで、デスクにいる時だけマスクを着けましょう。そうすることによって、柔軟剤の悪臭を放っている人に対して「あなたの臭いが原因です」と間接的にアピールすることができるでしょう。

職場の不快な柔軟剤の臭い対策として、消臭剤を使うのもです。小さめの消臭剤をデスクに置けば、強すぎる柔軟剤の臭いを和らげてくれます。

また、目につく場所に消臭剤を置くことで、「もしかして自分の柔軟剤の香りが不快感を与えているのではないか？」と、臭いの原因である本人にそれとなく感づかせることもできるでしょう。

香りつきの消臭剤だと、柔軟剤の臭いと喧嘩して余計悪臭を放ってしまうので、例えば無臭空間の「ドでか無香空間 消臭剤」のような、無香料タイプのものがです。