洗濯物の生乾きの臭いの原因・生乾きの臭いを防ぐ14の方法
更新日:2025年03月05日

生乾きの洗濯物の臭いの原因

部屋干しの洗濯物から漂ってくるあのイヤな臭いの原因は何でしょうか。部屋干しの洗濯物が臭うのは、なかなか乾ききらずに生乾きの状態になってしまうからなのですが、生乾きの状態だとなぜ臭いが出るのでしょう。
主な原因は雑菌であることはご存知の方も多いでしょう。でも雑菌の繁殖力や特性、潜んでいる場所などをもっと詳しく知っておくと、有効な臭い対策が立てられます。生乾きの洗濯物の臭いの原因を探ってみましょう。
主な原因は雑菌であることはご存知の方も多いでしょう。でも雑菌の繁殖力や特性、潜んでいる場所などをもっと詳しく知っておくと、有効な臭い対策が立てられます。生乾きの洗濯物の臭いの原因を探ってみましょう。
原因1:雑菌
生乾きの洗濯物のイヤな臭いの原因はモラクセラ菌です。モラクセラ菌自体はほとんど人体には無害で、どこにでもいる常在菌です。菌そのものには臭いはほとんどなく、主に繁殖時に出す排泄物がイヤな臭いの原因です。
モラクセラ菌は水分や皮脂を栄養にして繁殖するので、濡れた洗濯物や洗濯前の汗のしみた衣類は菌の温床になってしまいます。紫外線や乾燥に強いのですが、高温、熱には弱い菌です。
モラクセラ菌は水分や皮脂を栄養にして繁殖するので、濡れた洗濯物や洗濯前の汗のしみた衣類は菌の温床になってしまいます。紫外線や乾燥に強いのですが、高温、熱には弱い菌です。
原因2:洗濯槽のカビ・汚れ
洗濯槽についている汚れやカビが臭いの原因になっていることがあります。肝心の洗濯機の中に臭いの原因があると、いくら洗っても菌が付着してしまいます。
洗濯槽は一見キレイに見えても、洗濯槽の裏側や排水経路に黒カビが発生していることが多いです。残った洗剤が汚れとなって残ってしまっている場合もあります。洗濯をするたびに雑菌が衣類に付着し、生乾き臭の原因になります。
洗濯槽は一見キレイに見えても、洗濯槽の裏側や排水経路に黒カビが発生していることが多いです。残った洗剤が汚れとなって残ってしまっている場合もあります。洗濯をするたびに雑菌が衣類に付着し、生乾き臭の原因になります。
原因3:残り湯の雑菌

節水のためにお風呂の残り湯を洗濯に利用する場合も注意が必要です。前日のお風呂の残り湯には雑菌が多いので、洗濯中に衣類に付着した雑菌がそのまま残るとさらに繁殖して臭いを発生させてしまいます。
お風呂にカビが生えてる場合には、洗濯物にもカビ胞子が付着する恐れもあります。残り湯を使用する場合は、お風呂の掃除もこまめに行ってカビを放置しないことも大切です。
お風呂にカビが生えてる場合には、洗濯物にもカビ胞子が付着する恐れもあります。残り湯を使用する場合は、お風呂の掃除もこまめに行ってカビを放置しないことも大切です。
原因4:洗濯物に残った汚れ
シャツの襟まわりの皮脂汚れや、食べこぼしのシミなど、通常の洗濯では落としきれなかった汚れが洗濯物に残ってしまうこともあります。落としきれなかった汚れが菌のエサになり、より繁殖を促してしまうこともあるでしょう。
部屋干しの場合は乾くまでに時間がかかり、生乾きの状態になるので雑菌の繁殖が進みやすく臭いの発生原因となります。
部屋干しの場合は乾くまでに時間がかかり、生乾きの状態になるので雑菌の繁殖が進みやすく臭いの発生原因となります。
原因5:洗剤の入れすぎ
洗剤はたくさん入れたからといって洗浄力が増すということはありません。適量を守って使うべきなのですが、入れすぎた洗剤が衣類に残っていると菌のエサになってしまいます。洗剤の入れすぎで洗濯槽にも洗剤が残り、そこから雑菌が繁殖することもあります。
最近の洗剤は芳香性が高いものも多く、入れすぎると強い香りが残ってかえって臭いと感じることもあり得ます。
最近の洗剤は芳香性が高いものも多く、入れすぎると強い香りが残ってかえって臭いと感じることもあり得ます。
洗濯物の生乾きの臭いを防ぐ方法

どうしても部屋干ししかできない季節などに、生乾きの洗濯物の臭いを防ぐにはどうすればよいでしょう。使う洗剤を変えたり、干し方を工夫することでも生乾きのイヤな臭いを防ぐことが可能です。
臭いの原因をふまえて、14通りの方法をご紹介します。
臭いの原因をふまえて、14通りの方法をご紹介します。
方法1:酸素系漂白剤を使う
臭いの原因である雑菌を除菌するには、洗濯時に酸素系漂白剤を併用するのがです。塩素系漂白剤も強力な殺菌力がありますが、白いものにしか使えませんので注意しましょう。酸素系漂白剤なら色柄物にも安心して使えます。
使い方は簡単で、洗濯の最初に洗剤と一緒に投入するだけです。臭いや汚れのひどい衣類は、漂白剤で30分程度つけ置きしてから他の洗濯物と一緒に洗うとよいでしょう。
使い方は簡単で、洗濯の最初に洗剤と一緒に投入するだけです。臭いや汚れのひどい衣類は、漂白剤で30分程度つけ置きしてから他の洗濯物と一緒に洗うとよいでしょう。
初回公開日:2018年08月23日
記載されている内容は2018年08月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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