蛍光灯がつかない理由と対処法|円形/丸型/点灯管/安定器
更新日:2020年03月10日
コンパクト型蛍光灯は、ただソケットの部分から引き抜くだけで簡単に取り付けたり外したりすることが可能です。少し外しにくいという場合には、左右に少しずつ揺らしながら引き抜くとうまく外すことが可能です。
電球型蛍光灯とは
電球型蛍光灯は、白熱電球の代わりとして良く用いられる蛍光灯になります。もともとあった従来の白熱電球と同じ口金のため、白熱電球を用いていた場所に、電球型蛍光灯をそのまま代わりとして用いることが可能です。
電球型蛍光灯の取り付け方と外し仕方
電球型蛍光灯の場合には、反時計回りに回せば簡単に取り外し可能です。電球を傷つけないよう軽く電球部分をつかんだら、少しずつ回していけば簡単に取り外しができます。電球型の蛍光灯を取り付ける場合には、外す方向とは逆の時計回りに少しずつ電球を回していくと取り付けられます。
あまり力を込めて電球を回転させ取り付けると、電球部分が壊れてしまいますので、電球を回転させていき、動かなくなったらそれ以上回さないようにしましょう。あまり軽めに取り付けると、接触不良で蛍光灯がつかない場合がありますので、力加減には注意が必要です。
円形型蛍光灯とは
円形蛍光灯とは、その名のとおり形が円形になっている蛍光灯のことをいい、「環状蛍光灯」、または「丸型蛍光灯」または「環状型蛍光灯」と呼ばれることもあります。
この蛍光灯は、主にリビングなど部屋の照明として用いられることが多く、シーリングライトやフロアランプとしても用いられています。この蛍光灯はインバータータイプになっていることが多い蛍光灯になります。
丸型の蛍光灯の取り外し方
丸型の蛍光灯の取り外し方は蛍光灯の中でも最も簡単です。丸型の蛍光灯は取り付け部分を「ソケット」と呼びますが、これを手前に引っ張ることで簡単に取り外すことが可能です。
点灯管とは
点灯管とは直管型の蛍光灯に付けられている、グロー式の蛍光灯を点灯させるために用いる器具のことです。また、点灯管はグロースターターとも呼ばれ、およそ 6000回も蛍光灯を点灯させることが可能です。この回数を超えたものは交換をする必要があります。
一般的に点灯管は、数百円程度で購入でき、交換するときもネジを回すように回転させ、取り外すだけで簡単に交換可能です。グロー式の点灯管は、1日10回の点灯でだいたいの100日前後使用し続けられます。点灯管はバイメタル内蔵のものや、寿命を3倍程度に伸ばしたものなど、いろいろな種類が各メーカーから販売されています。
特に寿命の長いものでは 18000回程度まで蛍光灯をつけられ、値段も通常の点灯管と変わらない価格で購入できます。この回数は日数にするとおよそ1800日、年数にすると5年程度使い続けられます。
点灯管の仕組み
点灯管とは「グロー球」とも呼ばれ、蛍光灯に付属されている豆電球のことを言います。グロー球は、蛍光灯をつける際に必要になる放電管です。グロー球は、例えばライターをつける際に、カチカチと火花を出して着火させるのと同じ役目を果たしており、古い照明器具には大体この点灯管がつけられています。
点灯管が古くなってしまうと、放電ができなくなり蛍光灯に明かりがつかない原因となります。点灯管が古くなってくると錆がついて蛍光灯がつかない場合があります。点灯管は、蛍光灯を取り換えるときに一緒に取り換えた方が良いでしょう。
また取り換える際の注意点としては、違うタイプのものを取り付けないということです。間違えて違うタイプのものを取り換えてしまうと故障の原因になってしまいますので、点灯管がしっかりと器具に取り付けられているかどうかを確認し、蛍光灯に合った点灯管を選んで購入して下さい。
点灯管の寿命
点灯管の寿命は 1日4時間程度つけている場合で、およそ 10年から15年程度です。そのため照明器具は10年以上経過したものを使っている場合には、突然明かりがつかない状態になるのを防ぐためにも、なるべく早く新しいものに取り換えることをおすすめします。
10年以上使い続けていると老朽化してしまい、漏電や火災の原因となってしまう場合が考えられます。インバーター式の蛍光灯の場合にはこのグロー球が付いていません。点灯管の交換をする場合には、グロー球のメーカーがそれぞれ異なっていますので、交換する際にはグロー球のメーカーや種類を確認してから購入する必要があります。
点灯管の種類には
ガラスや樹脂でできている場合には、一般的な取り外し方で大丈夫です。ガラスや樹脂でできたグロー球は白っぽい色をしており、ねじ込み式とも呼ばれています。これは、本体を回しながら外す方法で、これはグロー球に二本の足のような金具がついておりますので、それを取り付け器具にある2個の穴に差し込んで取り付けます。
安定器とは
安定器とは、蛍光灯をつけるために必要になる部品です。安定器は蛍光灯が点灯しやすいよう、ちょうどいい電気を通して予熱させておくことで、蛍光灯が点灯しやすい準備を整える役割を果たします。放電するために必要になる高い電圧を蛍光灯にあたえ、放電が始まった時にはその電流を制御して、蛍光灯が安定して点灯できるよう調整します。
初回公開日:2018年01月17日
記載されている内容は2018年01月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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