圧力鍋の使い方・料理目的別圧力鍋の使い方・使い方動画
更新日:2020年08月28日
圧力鍋の種類
圧力鍋にはいくつか種類があり、使い方に差はほとんどありませんが、特徴などはいろいろです。種類と特徴を紹介します。
アルミ製圧力鍋
重さがネックともいえる圧力鍋ですが、アルミ製なので他の圧力鍋に比べて軽量です。
アルミ製圧力鍋の使い方の利点は熱伝導がいいので沸騰するまでが早いということです。料理の時短に使う使い方にはもってこいの圧力鍋です。価格も他の素材の物よりも安価な事も利点として挙げられます。
難点としては熱伝導はいいですが、冷めるのが早いというところ。これは火からおろした状態でも圧力鍋の中ではゆっくりと火が通っている状態ですが、その時間が短くなります。アルミ製の圧力鍋は他の材質のものに比べて圧力が下がるのが早い事になります。アルミ製圧力鍋は長時間煮こんで味を付けるような煮物料理に使う使い方よりは、カレーなどの下準備に向いています。
後で紹介しますが、タケノコなどの下茹でなどには材質ですが、煮物を作る使い方となると他の材質の圧力鍋に比べて少し圧力をかける時間を長くするなどの応用が必要とされる場合があります。
ただ、これは普段からアルミ製の圧力鍋を使い調理をしていればあまり気になることはありません。他の材質の圧力鍋からアルミに変えたら少し変化を感じた場合、圧力をかける時間を変える使い方を試してみてください。
さらに調理する材料によっては鍋の黒ずみやすくなり、汚れが付きやすくなってしまいます。
ステンレス製圧力鍋
ステンレス製の圧力鍋は重量も重く、熱伝導率が良くないですが、一度温まるとなかなか温度が下がらない事が利点として挙げられます。アルミ製の圧力鍋に比べて価格は高くなりますが、温度が下がりにくい事から煮込み料理などはステンレス製がです。
ステンレス製圧力鍋の見た目が好きという人も多く、台所やガス台などの上にあるだけでカッコいいなどの声もあります。使用する頻度が高い人には重さはネックになるかも知れませんが、使い方自体に大差はないことも、持てないほど重いわけでもありません。
多層式圧力鍋
多層式圧力鍋はアルミとステンレスの良い所を併せ持った圧力鍋です。ステンレスのネックの熱伝導率をアルミが補い、沸騰までの時間がステンレス製の物よりは早く、さらに冷めやすいアルミ製の圧力鍋の特徴をステンレスで補っています。もし予算に余裕があるのであればこちらの圧力鍋をお勧めします。
※アルミ製、ステンレス製、多層式の各圧力鍋ですが、使い方や使える料理は同じです。
ガスコンロやIHを使わない圧力鍋
ガスコンロやIHを使用しない圧力鍋もあります。
電気圧力鍋は音もほとんど出ません。使い方の利点としてコンロをふさがず、タイマーが付いているので材料を入れる以外はほぼ放置ができる優れ物です。
電子レンジ圧力鍋というものも発売されています。とても軽量でコンパクト、さらに調理段階で密閉するのでお弁当箱として使用する人もいます。使い方も他の圧力鍋と変わりなく、材料を入れて密封して使うという使い方は同じです。
ただ熱源が電子レンジで、電子レンジで調理するだけです。味のしみや柔らかさなどに難点はあるとのことです。また、電子レンジ用なので圧力鍋自体が小さく、少量の料理しか作る事ができませんが、来客時などにはとても便利なアイテムとされています。
片手圧力鍋と両手圧力鍋の違い
片手圧力鍋と両手圧力鍋とがありますが、使い方にほとんど差はなく、こちらに関しては好みで購入で大丈夫です。次にも紹介していますが、片手鍋型の圧力鍋は取っ手が長いので収納などに少し困る事もあるとのことです。小型の両手鍋もありますが、大型になると両手型の圧力鍋のほうが移動する時などは安全です。
片手型の圧力鍋にも取っ手の向かい側に持ち手のような部分が付いている物が多いので、鍋の形などの好みに合わせてのチョイスで使い方に差が出る事はありません。
収納場所が難しい場合
片手でも両手でもアルミでもステンレスでも多層式でも使い方に変わりはありませんが、片手鍋の圧力鍋は取っ手が長めなので両手式の圧力鍋よりも収納場所が広く必要です。また、安価な物の場合、使い方にもよりますが圧力鍋自体の重さもあり、取っ手が緩んでくる場合もあります。
使用の際にはボルトが歪んだままなどの使い方をしてしまうとロックがうまくかからなかったり、蒸気が漏れてしまったりなどが起こりますので注意が必要です。
圧力鍋の大きさについて
大は小を兼ねるとはよく言ったもので、圧力鍋に関してはこの言葉が特に当てはまると感じています。圧力鍋の使い方で紹介していますが、圧力鍋は大きさの割に作れる量が少ないことも特徴と言えます。
使い方自体が鍋の大きさの3分の2以下でしか調理ができませんので、最初だから小さい物でなどと考えているととても少量しか調理する事ができません。使い方によりますが、大きい鍋で少量の調理は可能ですが、小さい物でたくさんは作ることができません。
圧力鍋のサイズ選びは家族の人数プラス1ℓと言われています。例えば4人家族であれば4プラス1で5リットル。これくらいで間に合うだろうと考えているサイズよりワンサイズ大きい物を購入する事をお勧めします。
初回公開日:2017年11月12日
記載されている内容は2017年11月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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