ワインの種類・名前と特徴|スパークリングワイン/カクテル
更新日:2020年08月28日
ワインの種類・名前別特徴
毎年、11月になるとボジョレー・ヌーボーの解禁が話題になるなど、耳にすることの多い「ワイン」。レストランでのお食事の時ときなど、さらっと注文ができると素敵だなと思いながらもです。しかし、いざワインリストを見るとたくさんの種類があり、その価格も幅広いので、素人では難しそうなイメージのある「ワイン」について、種類や名前別の特徴をご紹介します。
種類
ワインの種類には大きく分けて「スティルワイン」「スパーリングワイン」「フォーティファイドワイン」「フレーバードワイン」の4種類に分類されます。
スティルワインは、赤・白・ロゼに分類される一般的な種類のワインです。スパークリングワインは、発泡性のあるワインの総称とされ、フランスのシャンパーニュ地方で作られる「シャンパン」が代表的な種類です。
フォーティワイドワインとは、アルコール度数の高いブランデーなどのお酒をワインに加えたもので、高いアルコールが胃を刺激するので、食前酒や食後酒として飲まれることが多い種類のワインです。
最後にフレーバードワインとは、薬草や果汁を加えて香りを出したワインの種類のことを言います。ヴェルモットやサングリアが代表的なもので、口当たりがいいので、ワインが苦手な方にも親しみやすい種類のワインです。
スパークリングワインの種類
シャンパン
スパークリングの種類の一つに「シャンパン」があります。「シャンパン方式」という製法でフランスやスペインで用いられ、瓶の中で二次発酵を行って作られます。この方式を用いて、フランスのシャンパーニュ地方で生産された種類のスパークリングワインで、一定の規定を満たした種類を「シャンパン」と呼ぶことができます。
スパークリングワイン
シャルマ方式
一般的なスパークリングワインは、イタリアやドイツを中心に用いられている「シャルマ方式」とよばれる、瓶の中でなく密閉されたタンクの中で、二次発酵を行って製造されます。フレッシュでフルーティーな飲み心地のものが多く、シャンパン方式で作られたものよりも、ガス圧が低めなのが特徴です。
二酸化炭素炊き込み方式
もう一つの主な製法である「二酸化炭素炊き込み方式」は、一般的なスティルワインに対して二酸化炭素を炊き込みます。泡の質感は荒くなりますが、すっきりとしたテイストで、ほかの方式で作られたスパークリングワインよりも、低価格な商品が多く販売されています。
ワインについての資格
少し前までは、ワインというと「特別な日に飲むもの」というイメージが強く、少し敷居の高い印象を持たれがちでしたが、最近は飲食店などでも気軽にワインを楽しめるお店も増え、生活の中に浸透してきたことで、ワインの知識やサービスの向上を証明する資格も複数の種類が誕生してきました。
ワインの資格を認定する団体は、大きく「日本ソムリエ協会」と「全日本ソムリエ連盟」が有名です。それぞれ受験の資格や難易度は異なりますが、ワイン好きな人が増えるにつれて、プロとしてのスキルを証明するだけの資格でなく、趣味のひとつとしての資格も徐々に増えてきています。
日本ソムリエ協会
ソムリエ
日本ソムリエ協会が認定するソムリエは、ワインおよびアルコール飲料サービスをするうえで必要となる、基本的な知識。技術を身につけていることを示す資格認定制度です。
受験資格に規定があり、
・アルコール飲料を提供する飲食サービス
・ワイン・酒類飲料の仕入れ、管理、輸出入、流通、販売、教育機関講師、種類製造
・アルコール飲料を取り扱うコンサルタント業務
の職務を通算3年以上経験し、第一次受験日においても従事していることが必要になります。
また、シニアソムリエ、マスターソムリエと経験や功績によってステップアップしていくことができます。
2016年からは、ワインアドバイザー・シニアワインアドバイザーという称号で主に酒類の販売・製造に就いていた方も資格制度が統合され、ソムリエ・シニアソムリエを名乗ることができるようになりました。
初回公開日:2017年11月14日
記載されている内容は2017年11月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。