かぼちゃの種類・名前と特徴|ひょうたん型/長い/細長い/日本
更新日:2020年07月16日
ちりめんかぼちゃは、名前のとおり外皮にちりめん状のシワが寄っているように見えることから名づけられたかぼちゃです。
愛知の大治町で栽培されている「愛知縮緬かぼちゃ」は、砂子かぼちゃを改良した品種で、大きな扁平状をしており、小さなこぶがちりめん状に広がっていることが特徴です。外皮は固いですが、あっさりした甘味があります。栽培量が少なくなかなか手に入らない特産品です。
島かぼちゃ
島かぼちゃは、沖縄で古くから食べられているかぼちゃで、種類は日本かぼちゃに分類できます。沖縄では、「ナンクァー」と呼ばれて親しまれています。煮物や炒め物として食べられることが多いです。ひょうたん型やだるま型など、さまざまなかたちや大きさのものがあります。
種類別かぼちゃの栽培方法
日本かぼちゃは日本で古くから栽培されてきました。日本の高温多湿な環境でもたくましく育ち、病気や害虫に強いため栽培方法は難しくありません。一方、西洋かぼちゃは日本で栽培され始めた当初こそ寒冷な地域で育てられていましたが、現在では栽培方法が確立し日本全国至るところで栽培されるようになりました。
日本かぼちゃと西洋かぼちゃは、どちらの種類も水はけのいい土で十分なスペースを確保して栽培します。葉が成長したらまんべんなく日があたるよう間引きし、花が咲いたら受粉させましょう。かぼちゃは受粉しないと実をつけません。
かぼちゃの美味しいレシピの種類一覧
かぼちゃの甘さの度合は種類によって異なります。かぼちゃの甘味は、かぼちゃに含まれるでんぷん質に関係していることが特徴です。でんぷんは、熱が加わると酵素のはたらきにより糖に変化する性質を持ちます。そのため、調理法によって甘味が違います。
でんぷんを糖に変える酵素は、30~60度で調理したときに活発になるので、低温で長時間かけて調理しましょう。
かぼちゃ煮
かぼちゃ煮はお湯で煮るだけなので簡単です。西洋かぼちゃと日本かぼちゃ、どちらのかぼちゃでも美味しく作れます。60度前後の低温でじっくり調理することで甘みを引き出せます。糖度が高いかぼちゃは調味料を加えずに、甘味が足りないかぼちゃははちみつや砂糖で甘みを加えて作りましょう。
かぼちゃのポタージュ
かぼちゃのポタージュはミキサーがあれば簡単に作れますが、ミキサーがなくても簡単です。やわらかく煮たかぼちゃを裏ごしし、コンソメや鳥ガラなどのスープストック、牛乳、生クリームと合わせて温めるだけです。バターナッツかぼちゃのような甘味が強いかぼちゃの使用がおすすめ。
かぼちゃサラダ
かぼちゃを一口大に刻んでやわらかくなるまで茹で、ポテトサラダを作る要領でマヨネーズやサラダドレッシングとあえれば完成です。レーズンやナッツなどを加えると美味しく食べれます。
かぼちゃの種類ごとに適した調理法で食べよう
かぼちゃの種類ごとの特徴やおすすめのレシピなどを紹介しました。かぼちゃは日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃ、それぞれに特徴があります。
日本の一般家庭で多く食用にされているのは、日本かぼちゃよりも西洋かぼちゃの割合の方が多く、栽培面積も西洋かぼちゃの方が多いです。しかし、日本かぼちゃには西洋かぼちゃにはない独特の風味や歯ごたえがあり、どちらも違ったおいしさがあります。
日本かぼちゃは、しっとり感を活かした料理、西洋かぼちゃはホクホク感を活かした料理に使うとおいしく食べられます。調理法を変えて楽しみましょう。
初回公開日:2017年12月27日
記載されている内容は2017年12月27日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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