かぼちゃの種類・名前と特徴|ひょうたん型/長い/細長い/日本
更新日:2020年07月16日
ハロウィンが日本でもポピュラーなイベントになった現在では、10月になるとユニークなかたちのかぼちゃが並んでいるのを見かけることがあります。かぼちゃの形状は多種多様なものがあります。
ハロウィン用のかぼちゃの中には観賞用のものもありますが、ユニークなかたちをしたかぼちゃの中には、美味なかぼちゃもあります。かぼちゃの形状別に特徴や種類を紹介します。
ひょうたん型
ひょうたんはかぼちゃと同じウリ科の植物です。かぼちゃの種類の中には、ひょうたんのようにくびれた形のものがあります。ひょうたん型のかぼちゃの種類は、鹿ケ谷かぼちゃやバターナッツカボチャなどです。
鹿ケ谷かぼちゃは、京都のブランド野菜として知られます。栽培が開始された当初は、一般的な日本かぼちゃの形状だったものが、栽培を繰り返すうちに現在のようなひょうたん型になったと言われています。
また、バターナッツカボチャはつるっとした、淡いオレンジ色の表皮を持つかぼちゃで、別名をひょうたんかぼちゃといいます。甘味が強いため、ポタージュやお菓子作りに利用されています。
細長いひょうたん型かぼちゃ
鶴首かぼちゃと呼ばれる種類のかぼちゃは、細長くくねった形をしているものがあります。一部分が細く、太くなっている部分に種が詰まっていることが特徴です。
またイタリア野菜には、ズッキーニとかぼちゃの中間品種である、パンプキン・トランペットと呼ばれる種類もあります。青い内に収穫して調理すると、ズッキーニのような味わいを楽しめます。十分に熟すと表皮がベージュがかったオレンジになり、淡白な味わいを楽しめる野菜です。
長かぼちゃ
かぼちゃの種類には、長かぼちゃと呼ばれる長い形状のものもあります。岐阜県の名産品「すくなかぼちゃ」は、高級なブランドかぼちゃとして知られます。外皮は薄い色をしていることが特徴です。中身はホクホクとした食感で、栗かぼちゃに似ています。甘味が強いかぼちゃとして有名です。
甘いかぼちゃの種類一覧
かぼちゃの糖度は品種によって異なります。一般的なかぼちゃの糖度は10~12度前後で、甘い品種になると13~15度になります。ちなみに、糖度13度は梨やみかんと同じくらいの甘さです。かぼちゃは収穫してすぐよりも、1カ月程度追熟させると甘味を増します。
たとえば、外皮が白くメロンのような外見と香りをしている白爵かぼちゃは、3カ月以上の長期保存がきく種類で、1~2カ月程度追熟させると甘味が増します。
栗マロンかぼちゃ
栗マロンかぼちゃは、北海道、長崎、宮崎のごく一部の地域でしか作られていないブランドかぼちゃです。一般的なかぼちゃよりも多くでんぷんを含んでおり、糖度はメロンと同じ15度以上もあります。高級食材として高値で取引されています。
プッチーニ
プッチーニは、ころんとした見た目がかわいらしい手のひらサイズの、淡いオレンジ色をしたかぼちゃです。まるごと蒸したり、電子レンジで温めて食べることができます。中身をくり抜いてココットのように使ったり、裏ごしをしてお菓子作りに使えます。
日本の代表的かぼちゃの種類一覧
日本かぼちゃは高温多湿な気候に強く、病虫害に強い性質を持っており、日本で古くから栽培され食用にされてきました。ねっとりとした食感が特徴で、煮物やサラダなどにして楽しめます。そのような日本かぼちゃの代表的な種類をいくつか紹介します。
菊座かぼちゃ
上部から見るとまるで菊の花のように見えることから、菊座かぼちゃと呼ばれています。甘味は少なく、そのまま食べるよりも中に詰め物をして食べられることが多い種類のかぼちゃです。たんぱくな味わいは出汁との相性が抜群です。
ちりめんかぼちゃ
初回公開日:2017年12月27日
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