オリゴ糖の種類一覧・特徴と違い・効果|/ダイエット
更新日:2020年08月28日
オリゴ糖の種類
難消化オリゴ糖の種類であれば、腸まで届いて腸内環境を整える手助けをしてくれることには代わりありません。同じように見えてもオリゴ糖の種類にはそれぞれ特徴やちがった効果がありました。その特徴と効果を自分のニーズと照らし合わせて用いることが大切です。
そんなオリゴ糖の中でも特にといえるのは、風邪の予防になるビートオリゴ糖やダイエットにも効果がある乳果オリゴ糖でしょう。乳果オリゴ糖のダイエット効果についてはのちほど詳しく触れていきます。
オリゴ糖の血糖値に効果がある種類
血糖値の上昇はGI値(Glycemic Indexグリセミック・インデックスの略)によって表されます。同じ糖の種類では砂糖のGI値は40程度で、それと比較してオリゴ糖は10~30程度といわれています。オリゴ糖の中でもこのように差が出るのは消化されやすいかされにくいかに左右されます。
先程ご紹介した難消化オリゴ糖は消化されにくいためGI値も低くどれも10程度です。しかし、オリゴ糖製品の中でも砂糖とほぼおなじGI値を持つものもあります。それがイソマルオリゴ糖です。逆に言えばイソマルオリゴ糖以外のオリゴ糖であれば、血糖値に効果がある種類であるといえます。
オリゴ糖を選ぶ時に注意するのは、色々な種類のオリゴ糖がブレンドされている商品です。オリゴ糖がブレンドされている商品を選ぶ時の目安のひとつとして、カロリー表示ができるだけ低いものを選びましょう。カロリーが低いほど糖分の消化がされにくく、その結果血糖値を上昇させにくいという特徴があります。
糖尿病でもとれるオリゴ糖の種類
難消化オリゴ糖であれば血糖値が急激に上昇することを避けられます。このことから、糖尿病でも取れる糖分の種類としてオリゴ糖は向いているといえます。しかし、難消化オリゴ糖といっても一部消化性オリゴ糖であるものもあります。それらの種類は血糖値が上昇しやすいので糖尿病の人は避けた方が無難でしょう。
難消化性オリゴ糖で血糖値が上昇しにくいものとしてフラクトオリゴ糖、ガラクトオリゴ糖、キシロオリゴ糖などがあげられます。逆に難消化性オリゴ糖でも不向きなものとして大豆オリゴ糖とイソマルオリゴ糖があります。
ダイエットに効果があるオリゴ糖の種類
ダイエットに効果があるオリゴ糖の種類として乳果オリゴ糖があります。乳果オリゴ糖はカルシウムの吸収を助ける働きがあるといいましたが、その他カルシウムやマグネシウムと一緒に摂取することで脂肪の吸収を減らす効果があります。そのため、ダイエットにも向いています。
この他、ダイエットに向いているオリゴ糖としてはタンパク質を吸収しやすくして基礎体力を上げてくれる効果を期待できるガラクトオリゴ糖もあげられます。
オリゴ糖の種類別カロリー
オリゴ糖の種類 | 1gあたりのカロリー |
---|---|
フラクトオリゴ糖 | 2kcal |
ガラクトオリゴ糖 | 2kcal |
キシロオリゴ糖 | 2kcal |
大豆オリゴ糖 | 2kcal |
イソマルオリゴ糖 | 4kcal |
ほとんどの難消化性オリゴ糖は1gあたりのカロリーは2kcalとなっています。それと比較して、イソマルオリゴ糖は一部消化性オリゴ糖を含むことからカロリーも高くなっています。ダイエットのためにカロリーカットを考えている人は、イソマルオリゴ糖は不向きといえます。
オリゴ糖の種類別価格
オリゴ糖の種類 | 参考価格(100g当たりに換算) |
---|---|
ビートオリゴ糖 | 170円程度 |
フラクトオリゴ糖 | 180円程度 |
ガラクトオリゴ糖 | 300円程度 |
ラフィノース(大豆オリゴ糖) | 100円前後 |
乳果オリゴ糖 | 150~170円程度 |
イソマルトオリゴ糖 | 40円程度 |
難消化性オリゴ糖で腸内までスムーズに届くオリゴ糖の種類は比較的価格も高く設定されているものが多く見られました。上記価格は各オリゴ糖が単体で含まれる商品から計算しました。複数のオリゴ糖がブレンドされている商品はその配合により価格も変わることがあります。
市販のオリゴ糖の種類
初回公開日:2017年11月21日
記載されている内容は2017年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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