紅茶の種類別の違い・特徴|台湾/葉/ミルクティー/喉に良い
更新日:2020年08月28日
奥深い紅茶を知るために
紅茶は古くから世界の人々に親しまれてきた歴史があり、今日では20数ヵ国で生産され、お茶の全生産量の約70%を占めるほどです。紅茶には、人々を魅了する奥深さがあります。ここでは、紅茶の基本から種類や特徴をはじめとし、健康やリラックスに種類なども紹介していきます。
紅茶の品種
紅茶の元となる茶葉は、実は緑茶やウーロン茶と同じ「チャノキ」といわれる葉からつくられています。
紅茶の銘柄は、産地名がそのまま使わています。それは紅茶が産地の気候風土によって、品質や香味に違いが出るためです。品種で大別すると、19世紀にインドで発見された熱帯性の喬木(キョウボク)大葉種であるアッサム種、紀元前に中国で発見された温帯性の潅木(カンボク)小中葉種である中国種に分けられます。
また、アッサム種と中国種を交配させ、それぞれの特徴を活かしたハイブリット品種も多くみられます。これは、クローナル種と呼ばれることがあります。
【紅茶の種類別】特徴とその違いとは?
日本人にも長く親しまれている紅茶ですが、その種類は意外と多くあります。原茶、いわゆるエリアティと呼ばれる種類だけでも約14種類あり、他にフレーバーティやブレンドティも合わせると約22種類になります。
ここでは、「世界三大紅茶」と呼ばれる種類にスポットをあて、それぞれの特徴と違いについてみていきます。
ダージリン
「紅茶のシャンパン」とも称されるダージリンは、澄んだ水色(すいしょく)に、マスカテルフレーバーといわれるマスカットのような格別な香味をもっているため、世界三大紅茶の1つとして数えられています。
インド北東部ダージリン地方の東ヒマラヤ山麓に茶樹は植えられ、昼間と夜間の寒暖差によって発生する霧のおかげで、独特の味と香りをつくり出しています。ダージリンは収穫時期によって特徴が異なります。
生産期は3~11月までで、春に摘まれる「ファーストフラッシュ」、夏に摘まれる「セカンドフラッシュ」、秋に摘まれる「オータムナル」の3種類に分けられます。
ウヴァ
ウヴァは、スリランカ産の紅茶であるセイロンティーを代表する紅茶です。茶樹を高地に植え、日中のと夜間の寒暖差によって発生する霧を利用することで、バラやスズランの花香の甘い刺激的なウヴァフレーバーがつくり出され、その魅力的な香りから高値が付けられています。
ウヴァは、紅茶には珍しいメントール系のな香りがあることで渋みの中にも爽やかさがあり、バラのような独特の香気とコク、そして鮮やかな真紅色の水色が特徴です。
キーモン
キーモンは中国上海の西に位置する安徽省祁門県で作られ、清の時代から作られている古典的な紅茶になります。生産時期が6~9月と短く、ごく少量しか採れないため、世界中で広く珍重され高価な種類になります。蘭やバラに似た香り、フルーツのような甘さが際立つ紅茶になります。
キーモンは、紅茶のブルゴーニュワイン(ロマネコンティなどのフランスの高級ワイン)とも呼ばれる世界中で高いを誇り、特に古くからイギリス人に用いられてきました。葉の色は黒いのですが、澄んだ明るい水色が特徴的です。
【紅茶の種類別】風味の違い
紅茶の品種は大別するとわずか2種類になりますが、茶葉の種類は約22種類となります。これらの茶葉は、茶樹が育った環境によってそれぞれ風味が異なります。ここでは、世界三大紅茶、日本でもポピュラーな種類のアッサムの味わいや水色などについて紹介していきます。
ダージリン
「紅茶のシャンパン」とも称されるダージリンは、澄んだ水色に、マスカテルフレーバーといわれるマスカットのような格別な香味をもっているため、世界三大紅茶の1つとして数えられています。
ダージリンの旬の時期はとても質が高くがあり、春・夏・秋と年に3回あります。ファーストフラッシュと呼ばれる、3月から4月に採れるダージリンになります。緑茶のような青々しい香りと強い渋みがあり、それとは逆に淡い水色が特徴になります。
次に、セカンドフラッシュと呼ばれる、5月から6月に採れるダージリンになります。マスカットのような甘く爽やかな香りと強い渋みに、琥珀のような水色が特徴になります。そして、オータムナルと呼ばれる、10月から11月にかけて採れるダージリンになります。爽やかさと甘さの兼ね、渋みが少なく口当たりのいいダージリンです。
初回公開日:2017年11月20日
記載されている内容は2017年11月20日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。