焼き鳥の「ソリレス」はどの部位か・味や食感・食べ方

鳥の皮膚です。焼き鳥で食べている「皮」は首の部分の皮を使用していることがほとんどです。ふにょふにょとした食感が特徴的ですが、よく焼けばパリッとした食感が味わえます。脂肪分がかなり多く、食べた際にも脂っこいですが、好きな人はとても好きな部位です。

鳥は餌を食べる際に、餌と一緒に砂を食べてしまいます。一緒位食べてしまった砂を胃に入る前にこす役割を担っているのが砂肝です。「砂ずり」とも呼ばれることがあります。

食感は鶏肉とは思えないほどコリコリしており、独特の食感を楽しめます。内蔵の中ではかなりクセも少なく、食べやすい部位と言えるでしょう。生の状態だと七色に光が反射しており、お肉というよりはパッと見ただけだと貝殻の内側のような見た目です。煮物に入れてしっかりと火を通して煮込んであげれば柔らかくなりますが、焼き物や炒め物、串焼きなどで使用されることが多いです。

ソリレスとはとても筋肉の引き締まった部位ですので、歯ごたえがあり食感も楽しめます。弾力がありながら柔らかい、ソリレスの独特の食感が魅力的です。

ソリレスを食べたことがない、という方がほとんどですが、ではソリレスとはそんなに美味しいのか、と疑問に思われる方もいるでしょう。

結論から言いますと、ソリレスはとても美味しいです。引き締まった赤身の旨味が噛めば噛むほど溢れ出てくる、とてもジューシなお肉です。食感もとても柔らかく、柔らかいですが歯ごたえもあり、一度食べてしまったら忘れられなくなってしまうでしょう。独特の風味と歯ごたえに病みつきになることは間違いありません。

では、ソリレスを調理するには、どんな調理方法が美味しく食べられるのでしょうか。ソリレスの食感や旨味を消さずに楽しむことができる食べ方を確認し、ご自宅でソリレスの調理をしてみましょう。ご家族の方にも、「美味しい！」と喜んでもらえるでしょう。

お肉ですので、焼いて食べるのはもちろんとても美味しいです。焼き過ぎずに火がしっかりと通るくらいを目安に焼きましょう。焼きすぎて固くなってしまうと、ソリレス独特の食感と歯ごたえが固くなり、ソリレスの正しい美味しさを味わえなくなってしまいます。ソリレスならではの味わいで食べたい方は、火加減をしっかりと調節し、火がとおり過ぎないよう確認しながら焼くことをします。

串焼きは鶏肉料理の鉄板です。ソリレスももちろん、串焼きにして美味しいことは間違いありません。炭火焼で外はカリッとした食感にしても、中はソリレスのプリッとした弾力がありながら柔らかい独特の食感を残せばとても美味しくいただくことが可能です。

鶏肉の刺身はなかなか食べられるお店も少ないですが、実はソリレスは刺身でも食べられています。すりおろした生姜と醤油をつけていただくと、さっぱりした味とソリレス独特の旨味が両方楽しむことが可能です。