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【地域別】新米の時期・収穫の時期|ゆめぴりか/コシヒカリ

更新日:2020年08月28日

新米といわれるお米はどの時期に出るお米か知っていますか。新米に絶対的な時期はなく、栽培されている品種や地域などによって新米として出荷される時期が違ってきます。今回、品種や地域などで新米として出荷される時期を紹介しているので、ぜひ見てください。

【地域別】新米の時期・収穫の時期|ゆめぴりか/コシヒカリ

お米の品種によっての新米の時期を紹介していきましたが、栽培地域でも新米時期が違うのでしょうか。今回は、「北海道」・「新潟」・「熊本」・「沖縄」の4県の地域での新米時期をご紹介します。

北海道の新米時期

北海道の米作りの特徴や新米の時期などを紹介します。

・地形:北海道は、日本列島の一番北に位置しており、四方を海に囲まれた地域になります。総面積は日本の22%を占めるほど広く、収穫量の1位の座を新潟県と毎年争っています。

・気候:北海道は冷涼なので、農業には厳しい気候条件になりますが、明治時代から積極的にヨーロッパやアメリカなどの近代的な農業技術を取り入れています。

・稲作:北海道の食糧生産能力は、国内最大級を誇っています。北海道の自然環境を活かした、生産性が高い農業を、大規模かつ専業的な農家を中心におこなっています。道内で稲作が盛んな地域は、夏には気温が上がりやすく、水資源が豊な石狩川流域の平野になります。

・新米の時期:新米の時期は、10月中旬ごろになります。

・主な品種:あきほ・彩・あやひめ・おぼろづき・大地の星・ななつぼし・ほしたろう・ほしのゆめなどの種類になります。

新潟の新米時期

新潟の稲作の特徴や新米の時期などを紹介します。

・地形:新潟の形は、南北に細長い地形になり、本州の日本海側の中央に位置しています。

・気候:新潟の気候は、日本海側特有の気候になり、夏は暑く冬は積雪があるほど寒さの厳しい環境になります。

・稲作:新潟の稲作は、標高の高い山間部から、信濃川・賀野川の流域・越後平野までと広い範囲で水田が広がっており、水田の面積で全国第2位になります。そんな新潟の豊富な雪解け水は、夏には適度な温度になり水田に流れていきます。新潟県のお米の収穫量は、何度も全国1位をとるほど稲作が盛んな県になります。

・新米の時期:新潟の新米時期は、10月頃になります。

・主な品種:あきたこまち・華麗舞・こしいぶき・越路早生・コシヒカリ・春陽・千秋楽・どんとこい・なごりゆき・はえぬき・ひとめぼれ・ミルキークイーン・ゆきの精・ゆきん子舞などのたくさんの種類があります。

魚沼産

新潟県は、全国でも有名なお米の名産地ですが、そんな新潟県の中でも「魚沼産」は全国的にも有名で、贈答品などにも選ばれるほど、なお米を生産している地域になります。

そんな「魚沼産」とは、新潟県の南部にある地域名のことを指しています。魚沼はもともと、新潟県の中央部にあった旧郡の名称になり、「北魚沼・中魚沼・南魚沼」の3郡にわかれていました。

そんな、たくさんの町村でできていた北魚沼・中魚沼・南魚沼の地域でしたが、町村の合併などによって現在の「魚沼地方」に統合され、名前も「魚沼市」になりました。そんな魚沼産の新米が採れる時期は、新潟県で採れる新米の時期である10月頃になります。

熊本の新米時期

熊本県のお米栽培の特徴や新米の時期を紹介します。

・地形:熊本は、世界でのカルデラをもつ阿蘇山や、120の島でできてる天草諸島などの豊かな自然が特徴です。そんな熊本は、面積の約70%を森林が占めています。

・気候:熊本全体では温暖な地域になりますが、熊本市周辺では内陸性の気候が強いため、思いの外寒暖の差が大きいです。また梅雨や台風の季節には、集中豪雨となることがあります。

・稲作:菊池川・白川・緑川が流れている熊本平野や、球磨川が流れている人吉盆地と八代平野など稲作の中心になっています。

・新米時期:熊本は他の地域と違い、超早場米(7月下旬)→早場米→普通期米(10月下旬)の約4ヶ月も継続的に出荷ができます。新米時期は7月下旬になります。

・主な品種:秋音色・いただき・コシヒカリ・にこまる、バンバンザイ・ひとめぼれ・ヒノヒカリ・ミルキークイーン・森のくまさんなどの品種があります。

沖縄の新米時期

沖縄の稲作の特徴や新米の収穫時期をご紹介します。

・地形:沖縄は日本の最南端・最西端の両方に位置し、大小160の島々でできており、その中で人が住んでいる島は50程になります。沖縄は自然がとても豊かな地域です。

・気候:沖縄の気候は、本州と違い亜熱帯性気候になります。平均気温も約23度と暖かいですが、夏~秋にかけて台風が多く通過するのが、沖縄の特有の気候になります。

・稲作:沖縄では八重山地域(石垣・与那国島)や、沖縄北部の離島地域である伊平屋村・伊是名村の地域で栽培されています。沖縄は台風や病害虫の発生がおおく、稲作の収穫量や規模も小さいですが、全国でも収穫時期が早いことや、温暖な気候を生かして二期作をしている農家がいるのが特徴です。

・新米の時期:出荷時期は7月ごろになり、全国で1番早く新米が収穫できます。

・主な品種:ちゅらひかり、チヨニシキ、ひとめぼれなどの品種になります。

もち米の新米はいつが時期?

もち米とは?

もち米とは、糯性(もちせい)をもっている米の品種になり、「糯」の一字でもち米を表すこともあります。

同音の文字として「餅」がありますが、本来「餅」とは糯性の品種などを蒸し、搗(つ)くなどして作られた食物のことをさしているのに対し、「糯」はアミロースを全く含まないか、含んでいてても微量に持っている程度の作物のことになります。ただし、近年では漢字はあまり関係く「餅米」と表記されていることが多くなっています。

糯米に対し、アミロースを含んでいるが、粘り気が少ない米のことを、粳米(うるちまい、うるごめ)や粳(うるち、うる)などと呼んでいます。

近年は生活の変化などにより、糯種の作付面積は減少しています。そんな糯種の作付されている面積は、水稲・陸稲を合わせた全体の約4%になります。しかし、餅・おこわ・米菓・米穀粉・みりんなどの糯種の加工品用は、今も日常生活になくてはならない存在になります。

もち米の種類

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初回公開日:2018年02月06日

記載されている内容は2018年02月06日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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