唐揚げの衣に卵は使うのか・タイプ別唐揚げの衣の作り方|小麦粉
更新日:2020年02月07日
唐揚げは、揚げる材料によって下処理方法や使う衣の粉に違いがあります。そんな唐揚げで使われている一般的な衣の粉は、「小麦粉や片栗粉」をベースにしている場合が多くなっています。
また唐揚げにする食材や、各家庭のレシピなどによって、スパイスや食塩などを、衣の粉に混ぜてから使う場合もあります。また、鶏の唐揚げの衣に、ベーキングパウダーや米粉などを、小麦粉や片栗粉などの衣の粉に加えることで、新しい食感を作ることができます。
また近年では、自宅でも簡単で美味しく、お店の味に近い鶏の唐揚げが作れるようにと、鶏唐揚げを作る前提で作った専用のプレミックス粉などが簡単に手に入れられるようになってます。
タイプ別の唐揚げの衣は何を使ってる?
唐揚げには、衣によって食べたときの食感が全く違ってきます。そんな唐揚げの衣は、その食感別で使われている衣の粉が違います。そんな衣のタイプ別での、唐揚げの衣の作り方を詳しく紹介します。
カリカリの衣
鶏唐揚げと言えば、その「カリッ」とした衣がよく好まれています。そんなカリカリの唐揚げの衣を作れるのは、「片栗粉」になります。では、同じ衣に使える小麦粉ではなぜカリカリにならないのでしょうか。小麦粉は小麦を挽いた粉ですが、片栗粉はジャガイモを挽いてできた粉になります。2つの共通点は「でん粉」と言うことになります。
このでん粉が、唐揚げをカリッとした食感に仕上げるためには必要になり、でん粉がどんだけ多く含んでいるかが大切になります。片栗粉の場合は、ジャガイモのでん粉のみでできていますが、小麦粉はでん粉以外にグルテンなどのタンパク質が含まれているため、でん粉の含有量だけを見ると、片栗粉の方がでん粉の量は多くなります。
そのため、片栗粉で揚げた唐揚げの方がカリッとした食感が強い唐揚げを作ることができます。また、片栗粉を使った唐揚げは、小麦と違い唐揚げ全体が白っぽい色をしています。
柔らかいジューシーな衣
カリカリした唐揚げも美味しいですが、毎回同じ食感だと飽きてしまいます。たまには、カリッとした唐揚げではなく、ジューシーな唐揚げが食べたいときもあります。そんな柔らかくジューシーな衣を作りたい場合には、どの粉を使えばいいのでしょうか。
先ほど説明したように、カリッと揚げるためには、でん粉が多く含まれている必要があります。ですが、そうでなければタンパク質を含んでいる「小麦粉」を使用することで、普段食べているカリッとした食感とはまた違う食感を楽しむことができます。
小麦粉のみで作る唐揚げは、小麦粉が鶏肉につきやすいために、鶏肉の旨味を逃がさずにしっとりと柔らかく、旨味のある唐揚げを作ることができます。ぜひ、片栗粉との違いを楽しんでみてください。
サクサクな衣
カリッとした唐揚げや、ジューシーな唐揚げも美味しいですが、両方の中間である「サクサク」とした衣の唐揚げも捨てられません。そんなサクサクした衣の唐揚げを作るのに必要な粉は、「片栗粉+小麦粉」の2種類の粉づかいになります。
小麦粉と片栗粉を混ぜることで、1種類だけでは物足りないと感じる食感を補うことができます。2種類の衣粉を混ぜることで、互いを補い合って、丁度よい食感に仕上げることができます。そんな2種類の粉を使った、衣の付け方を紹介します。
ます、2種類の衣の粉を合せるときは、小麦粉→片栗粉の順で付けていきます。できるだけ、それぞれの粉の量を同じくらいの薄さで付けます。小麦粉が先に付くことで、鶏肉の旨味を逃がさず、上から重ねづけした片栗粉がカリっとした食感を与えてくれます。二度手間が大変な場合には、袋に1:1で混ぜた粉に直接鶏肉を付けても構いません。
唐揚げの衣レシピを紹介
衣の種類によって使う衣粉を説明しましたが、次に「小麦粉」と「片栗粉」をそれぞれ使った衣粉で作る「唐揚げ」のレシピを紹介します。
小麦粉の場合
唐揚げを作る時に、衣として小麦粉を使って揚げると、しっとりジューシーな柔らかい唐揚げを作ることができます。揚げた唐揚げは、濃い小麦色になるのが特徴で、食欲をそそる色になります。
また、小麦粉を衣として使用した場合、カリカリとした食感は出ませんが、その分時間が経っても食感があまり変化しないため、お弁当のおかずに適しています。また、小麦粉が鶏肉をコーティングしてくれるため、鶏肉の旨味が逃げずに唐揚げの中に閉じ込めることができます。そんな小麦粉を使った唐揚げの作り方を紹介します。
初回公開日:2018年04月16日
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