【部位別】唐揚げの揚げ時間・二度揚げするときの揚げ時間|冷凍
更新日:2020年08月28日
二度揚げする時には、一度揚げ網などに乗せて待つ時間があります。この時間は、余熱で火を通すための時間ですが、もっと長い時間乗せたままにしてお肉が冷めてしまっても大丈夫です。例えば、お子さんのお昼寝中や習い事の前に一度揚げておき、食べる直前に二度揚げをして、熱々の唐揚げをいただくという時間の使い方もできます。
冷たいと感じるくらい冷めた場合には、二度目の揚げ時間を2、3分多くしてください。また、気温が高い日は、一度揚げたお肉をキッチンに放置しておくのは危険です。ある程度冷めたら、冷蔵庫で保存してその日のうちに揚げて食べましょう。
忙しい時でもおいしく!冷凍唐揚げの揚げ時間は?
忙しい時は、冷凍唐揚げが便利です。お店で売っている揚げるだけの唐揚げは、味の種類があるのでいろいろ楽しめます。また、自分で鶏肉を切り分け、下味を付けて冷凍しておく方法もです。冷凍すると味がよく染みておいしい唐揚げになりますし、揚げるだけなので休日に下ごしらえしておけば、平日のご飯作りが楽になります。
では、冷凍唐揚げの揚げ時間のどれくらいでしょうか。お店で売っている冷凍唐揚げは、パッケージの説明とおりに揚げるのが基本です。ここでは、説明が書いていないものや、揚げるだけに下ごしらえした唐揚げの揚げ時間の目安をご紹介します。
凍ったままの唐揚げなら揚げ時間はプラス3分
衣が付いている冷凍唐揚げは、凍ったまま揚げることをします。解凍してしまうと揚げる前から衣がべとべとになり、はがれやすくなってしまうからです。
凍ったままで揚げる時は、お肉の中の温度が上がるのに時間がかかります。ですから、揚げ時間は先ほどご紹介した揚げ時間にプラス3分した時間が目安になります。一般的なもも肉の唐揚げなら、170℃の油で4分プラス3分で7分揚げるのが目安となります。
冷凍唐揚げを一度にたくさんお鍋に入れると、油の温度がすぐ下がってしまいます。揚げる時は、唐揚げをお鍋いっぱいに入れないで、少しずつ揚げることがコツです。冷凍唐揚げに霜が付いていると油がはねて危ないので、霜を取ってから入れましょう。揚げ時間の最後は、油の温度を上げると衣がカリカリになります。
唐揚げの温度別の揚げ時間
唐揚げをおいしく揚げるためには、揚げ時間だけでなく油の温度も重要です。油の温度が低すぎれば油を吸ってぶよぶよの唐揚げになり、油の温度が高すぎればあっという間に焦げてしまいます。ここでは、油の温度別に揚げ時間の目安をご紹介します。
また、油の温度はどうすればわかるのでしょうか。唐揚げを揚げるには温度計がないとだめ、ということはありません。油の温度設定ができるコンロなら温度調節は楽ですが、コンロや温度計に頼らなくてもわかる油の温度の簡単な目安もご紹介します。
160℃の油は6~10分ゆっくり揚げる
160℃の油は、低温の油です。もも肉だと揚げ時間は6~10分ほどかかってしまいます。焦げやすい衣の唐揚げ、手羽元などのゆっくりと火を通したい時に使える温度の油です。揚げ時間が長いと油を余計に吸ってしまうので、ずっと160℃のままで揚げるのではなく、だんだん火を強めて油の温度を上げながら揚げるとうまくできます。
油の温度と見分ける方法として、衣を油に落としてみる方法をご紹介します。衣を箸の先で一つまみして、油の表面からそっと落としてみてください。衣が油の真ん中から鍋の底の間まで沈み、すぐ浮いてくるのが、160℃の目安です。
落とした衣が鍋の底についてしまい、すぐ浮かばない時は油の温度が低すぎます。もう少し温度が上がるまで待ちましょう。
170℃の油は唐揚げにちょうどいい
170℃の油は揚げものにちょうどいい温度です。これまでご紹介した揚げ時間は、ほぼ170℃の油で揚げる目安になっていて、もも肉なら揚げ時間は4分です。
少ない油にお肉をたくさん入れてしまうと、油の温度が下がってしまいます。170℃で揚げる時は、たっぷりの油を使い、お肉を入れる前に少しの間強火にしてからお肉を入れると、油の温度が下がり過ぎないので上手に揚げることができます。
油が170℃になった目安は、箸の先で衣をつまんで油にそっと落とした時に、衣が油の真ん中の少し上くらいまで沈み、すぐに浮かんでくることです。160℃の時よりも衣が浮かんでくるのが早くなっています。コンロに火を付けてから何度か衣を落としてチェックすると、油の温度変化がわかりやすくなります。
180℃の油は2、3分で素早く揚がる!
180℃~190℃の油は高温の油です。火がとおりやすいお肉なら、揚げ時間は2~3分です。もも肉でも大きすぎない唐揚げなら揚げ時間は3分くらいにして、あとは余熱で火を通すといいでしょう。180℃の油は焦げやすくなるので、唐揚げの仕上げや、唐揚げの温め直しにちょうどいい温度です。
油が180℃になった目安は、箸の先で衣をつまんで油にそっと落とした時に、少し沈んですぐ浮かぶことです。170℃の時よりもさらに浮かぶのが早くなっています。落とした衣が沈まないで油の表面でパンッとはじけるのは、温度が高すぎる合図です。危険ですから、すぐに火を消すか油を多めに足して、油の温度を下げてください。
カリカリ不足?余っちゃった!そんな時のお助けアレンジ
『揚げ時間を守ったのに、レシピとおりに作ったのに、なぜかカリカリの衣にならなかった』『余った唐揚げを冷蔵庫に入れていたら、衣がべとべと』こんな経験は、だれでも一度はあるのではないでしょうか。唐揚げの衣がカリカリ不足でも、おいしく食べられる簡単アレンジをご紹介します。失敗なんて言わせない、唐揚げお助けメニューをぜひご覧ください。
万能!油淋鶏風アレンジ
初回公開日:2018年04月03日
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