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桃を皮ごと食べる方法・皮ごと食べられるのか|冷凍/農薬

更新日:2020年08月28日

桃は皮ごと食べるのが1番美味しい食べ方だということをご存知でしょうか。さらに桃は皮ごと食べると嬉しい効果だらけです。ここでは、なぜ皮ごとも桃を食べると良いのか、またおいしく皮ごと桃を食べる方法を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

桃を皮ごと食べる方法・皮ごと食べられるのか|冷凍/農薬

ここまで桃を皮ごと食べる方法や良いところをピックアップしてご紹介してきましたが、「そもそも皮ごと食べることが大丈夫なのか?」という疑問が残っています。いくら美味しくても、皮を剥かないことで体に害があっては大変です。

下処理をすれば皮ごと食べてOK

結論から言いますと、桃は皮ごと食べても大丈夫です。ですが、必ず下準備が必要になります。後ほど詳しくご紹介しますが、皮ごと食べる際には「農薬を洗い流す」「産毛を取り除く」などの下準備が必須です。それをクリアしてしまえば、安全に美味しく桃を皮ごと食べることができるようになります。

桃農家の方たちや桃の産地では、「皮ごと食べる」ことがポピュラーな食べ方として普及しているのも、そんな下準備があってこそです。しっかり準備すれば皮ごと食べても問題はありません。

食べきれないときは皮ごと冷凍できる

桃を常温で保存したときの賞味期限は、三日程度と言われています。冷蔵庫での保存を試みても、なんとか一週間が限度といったところです。

一旦熟してしまうと、ある程度日数が経過することで実は痛み始めます。また桃は冷気に弱いため、冷蔵保存することで甘みが損なわれてしまう可能性もあります。ですから、桃は風通しの良い冷暗所で常温保存するのが基本です。

「せっかくたくさん桃が手に入ったけれど、食べきれない」のはもったいないです。そんなときは桃を皮ごと冷凍保存しましょう。冷凍することで長期保存が可能になり、いつでも美味しい桃が手軽に味わえるようになります。

冷凍保存のポイント

冷凍保存をするときは、3つのポイントを押さえておきましょう。

①冷凍する前に水洗いする:いきなりそのまま冷凍するのではなく、しっかりと水洗いをしておきます。ゴシゴシと強くこする必要はないので、優しく洗い流すようにしましょう。

②処理するときは優しく扱う:桃を強く握ったり、実をつぶしてしまうと、冷凍焼けを起こしてしまう可能性があります。後で美味しく食べるためにも、実は慎重に優しく扱うようにします。

③二重で包んで冷凍する:桃をそのままやビニール袋などに入れるだけで冷凍するのはNGです。ラップでしっかり包んで密封し、さらにジッパー付きの冷凍可能な保存袋などで二重に包み、袋の空気をぬいた上で皮ごと冷凍します。

解凍のポイント

桃は冷凍すれば約1カ月くらい保存することができます。食べるときには自然解凍します。完全に解凍しきってしまうと水分や旨みを逃してしまうため、半解凍の状態で食べるのがベストです。半解凍状態は少しシャリシャリとしたシャーベットのような食感があり、そのまま生で食べたときとはまた違った楽しみかたができます。

そして、もちろん皮ごと食べても良いのですが、もし皮をむきたくなっても冷凍することで皮と実間にすきまができて、皮がむきやすくなっています。

農薬の心配はあるの?

桃はとてもデリケートな果物です。病気や害虫に弱いために、農薬が使われることが多いです。農薬には殺菌剤や殺虫剤、除草剤などが使用されます。それらは出荷時に洗い流されてはいるものの、残念ながら皮の表面や皮下にはある程度の農薬が残っています。

ですが、正規の販売ルートで手に入れた桃なら、基本的には問題ないと言われています。きちんと検査されて、残留農薬を基準値内でクリアしているため、安全に食べることができます。とはいえ、桃を皮ごと食べるときは、自分でもしっかりと農薬を落とすことが基本になります。食べる前には水洗いの下処理を忘れずに行うようにしましょう。

もし、どうしても農薬が気になる場合は、減農薬や無農薬の桃も出回っていますので、そういった農薬の心配がより少ないものを買って食べるようにしましょう。

桃は旨みと栄養がたくさんある!

桃の成分のほぼ8割から9割は水分で、さらにその中には豊富な糖質を含んでいます。夏が旬の果物でつらい暑さや渇きを潤し、疲れを癒してくれます。実の全体の栄養素としては、タンパク質やミネラル、ビタミンBやビタミンC、ショ糖・ブドウ糖、食物繊維などを含んでいます。

桃の皮付近の栄養

皮付近には、桃全体でもとくに甘みや栄養素が含まれています。

・老化防止などに効果のあるビタミンE
・血行を良くして二日酔いにも効果のあるナイアシン
・肌をすこやかに保ってくれるカテキンなど

そのため皮を剥いて食べてしまうと、せっかくの栄養を捨ててしまうことになってしまいます。また、桃の中で一番甘くて美味しいところを捨ててしまっているようなものです。桃全体を皮ごと食べることで、果肉全体に含まれる水分や栄養分、皮付近に含まれる旨みや栄養分を余すことなく味わっていきましょう。

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初回公開日:2018年04月17日

記載されている内容は2018年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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