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桃を皮ごと食べる方法・皮ごと食べられるのか|冷凍/農薬

更新日:2020年08月28日

桃は皮ごと食べるのが1番美味しい食べ方だということをご存知でしょうか。さらに桃は皮ごと食べると嬉しい効果だらけです。ここでは、なぜ皮ごとも桃を食べると良いのか、またおいしく皮ごと桃を食べる方法を紹介していきますので、ぜひご覧ください。

桃を皮ごと食べる方法・皮ごと食べられるのか|冷凍/農薬

皮についている毛はどうすればいい?

桃といえば、皮の表面全体をおおっている産毛が特徴的です。「皮ごと食べたら、毛がごわごわして美味しくないのでは」と懸念されそうですが、この毛はじつは簡単に取り除くことが可能です。

毛を取り除くことで食感もよくなり、農薬を洗い流すことができます。簡単にできてしまいますので、皮ごと桃を食べる前には必ず取り除くようにしましょう。

産毛の取り除き方

産毛の取り除き方はとてもシンプルです。ふきんなどの柔らかい布で桃の表面をやさしくぬぐいながら、流水に当てて洗って産毛を取り除けばOKです。表面がツルツルとしてきたらもう食べることができます。

注意点は「そっとなでるように洗う」ことです。桃はとてもデリケートで形が崩れやすい果物です。力を入れず、やさしく洗うのがポイントです。

皮ごと食べたい桃は?

しっかり洗って産毛を取り除き、農薬を洗い落とすことが、皮ごと食べるポイントとご説明してきました。では最後に、日本で食べられる主な桃の種類と、皮ごと味わってみたい品種をご紹介していきます。

日本の桃の主な種類

日本国内で出回っている桃には、主に「白桃」と「黄桃」「白鳳」「ネクタリン」があります。

白桃は果肉が白く、上品な甘さなのが特長です。続々と品種改良されているので、現在ではたくさんの品種が市場に出回っています。有名なのは山梨県の「浅間」や、和歌山県の「清水」です。

黄桃は鮮やかな黄色い果肉が特長で、よく缶詰で見かけられます。黄桃は山梨県で主に生産されていますが、栽培農家が少なく、生食用のものは高級品に分類されています。主な品種は「ゴールデンピーチ」や「黄身子」です。

白鳳は赤色に近い皮の色で、濃厚な甘みで酸味が少ないのが特長です。「桃の王様」とも言われています。

ネクタリンは桃の変種で、一般的なものよりも小ぶりで産毛がなく、ぎっしりと詰まったオレンジ色の果肉が特長です。主な品種は、「秀峰」「ファンタジア」「フレーバー」などがあります。

日本の桃の主な生産地

日本で桃の生産量が多いのは何県かご存知でしょうか。生産量で上位に入るのが、山梨県、福島県、長野県の3県で、日本の桃の生産量の7割を占めていると言われています。

他にも日本の主な生産地には、長野県、和歌山県、山形県、岡山県などが挙げられ、それ以外にも全国さまざまな県で桃は栽培されています。ちなみに、輸入されたものではアメリカ産などが多いと言われています。

山梨県の桃は日本での生産量

全国にはたくさんの桃の品種があります。そのなかでも、全国1位の桃の生産量を誇る山梨県では、美味しい桃をたくさん生産するために「摘果」を行っています。桃の果樹に実がつき始めたら、状態の良い実だけを残して栽培することによって、大きくて美味しい桃が収穫できます。

初夏の比較的早い時期から食べられる早生種、夏の暑い時期にも食べられる晩生種と、桃は時期によって食べられる品種が変わってきます。それぞれに大きさや色づき、旨みの個性があるので、シーズン中にいろいろ食べ比べてみるのも一興です。

山梨県の桃の品種6選

①ちよひめ
・山梨県で一番早く出回る早生種
・小ぶりだが果汁が多くて甘みがあり、酸味が少ない
・6月中旬から下旬が食べごろ

②日川白鳳(ひかわはくほう)
・山梨県の早生種の主力品種
・甘く白い果肉、果汁が多く繊維が少ない
・6月下旬から7月中旬が食べごろ

③夢しずく
・早生種のひとつ
・大玉で高い糖度をもつ
・7月上旬から中旬が食べごろ

④白鳳
・山梨県で最も多く生産されている
・果汁の多い白い果肉で、酸味が少なく上品な味
・7月中旬から下旬が食べごろ

⑤浅間白桃(あさまはくとう)
・白桃に次ぐ主力の品種
・300gほどの大玉で、甘く香り高い
・7月下旬から8月上旬が食べごろ

⑥川中島白桃
・晩生種の主力品種
・300gを超える大玉で、甘みが多く日持ちする
・8月上旬から中旬が食べごろ

「柔らかい桃」と「かたい桃」の豆知識

さまざまな桃の品種を見てきましたが、最後に桃を食べるタイミングの目安となる「完熟」についての豆知識をご紹介します。桃が完熟したときが美味しく食べられるタイミングですが、完熟というと「柔らかくなった」というイメージを抱きやすいのではないでしょうか。

実際のところは「完熟=柔らかい」とは言い切れません。桃の品種には「完熟しても柔らかくならないもの」もあります。ですから、食感の好みによって柔らかいもの、かたいものを選ぶことでも、桃のいろいろな美味しさを味わうことができます。

柔らかい品種には「日川白鳳」や「夢しずく」があります。完熟してもかたいものは、10月頃に収穫できる珍しい品種の「大寿蜜桃」などがあります。収穫シーズンだけでなく、お好みの柔らかさの桃を見つけてみましょう。

贅沢に桃を皮ごと味わおう!

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初回公開日:2018年04月17日

記載されている内容は2018年04月17日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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