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ゼラチンとコラーゲンの違い・効果・含有量・吸収率|ペプチド

初回公開日:2018年04月14日

更新日:2020年08月28日

記載されている内容は2018年04月14日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。

また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

コラーゲンが分解により変性して、分子量が小さくなり吸収しやすくなったのがゼラチンです。さらに分解により分子量が小さく吸収しやすくなったのがコラーゲンペプチドです。販売されているゼラチンは、多くが吸収しやすいコラーゲンペプチドでできています。

ゼラチンとコラーゲンの違い・効果・含有量・吸収率|ペプチド

ゼラチンとコラーゲンの違い

ゼラチンとコラーゲンの違い・効果・含有量・吸収率|ペプチド
※画像はイメージです

ゼラチンはコラーゲンを分解したものからできています。ゼラチンのもとになるコラーゲンは、動物や魚の皮・骨に含まれています。ゼラチンの原材料も豚の皮、魚の皮、鱗、鶏などです。

また、健康食品に含まれているコラーゲンは、さらに分解したものでコラーゲンペプチドといいます。ゼラチンとコラーゲンとコラーゲンペプチドのそれぞれの分子の大きさは、コラーゲン>ゼラチン>コラーゲンペプチドの順になっています。

ゼラチンとコラーゲンとコラーゲンペプチドの原料は、豚の皮、魚の皮、鱗、鶏で同じですが、分子の繋がり方と大きさが違うのでそれぞれの性質が変化します。まず、コラーゲンは魚のアラや手羽先などを煮た後に、冷やすと固まる煮こごりのことで、肉や魚の骨や皮などに多く含まれています。しかし消化吸収はよくありません。

ゼラチンとコラーゲンペプチド

ゼラチンとコラーゲンの違い・効果・含有量・吸収率|ペプチド
※画像はイメージです

消化吸収しやすいように、コラーゲンを加熱して分解して精製したものが、ゼラチンです。ゼラチンは冷水には溶けにくく温水にはよく溶けます。温水に溶けたものが冷えると、ゼラチンはゼリーのようにゲル状の固まりになります。

そのゼラチンをさらに消化吸収しやすいように、酵素分解したものがコラーゲンペプチドで、分子量が小さいので水にもよく溶けますので、体への吸収率も高くなっています。一般的にコラーゲンと言われて食品他に含まれているのは、このコラーゲンペプチドが多くなっています。

どんなアミノ酸が含まれているのでしょうか

コラーゲン、ゼラチン、コラーゲンペプチドは、たんぱく質の一つで分子の大きさが違うだけです。そして、アミノ酸の組成も同じになっています。アミノ酸組成は1/3がグリシンで、続いてプロリン、アラニン、ヒドロキシプロリンとなっています。

アミノ酸組成が平均的なものではなく偏っています。そのため卵と違って栄養的には良質のたんぱく質ではありません。特に必須アミノ酸のひとつのトリプトファンが含まれていません。そして、アミノ酸の組成では同じになっていますが、コラーゲンとゼラチンとでは、構造的に違いがあります。

コラーゲンとは何でしょう

コラーゲンは動物や魚の皮・骨に含まれていて、それらを構成するタンパク質の一つです。もちろん人の体内にもあり、コラーゲンは人の体内にあるたんぱく質の約30%と多くを占めています。

他のたんぱく質とは違って、3重のらせんを組み合わせた長細い線維状の構造になっていて、分子量は大きくて30万程度になっています。魚の皮、豚骨や鶏手羽を煮て冷やすと煮こごりができますが、コラーゲンが溶け出て固まった物質です。

人の皮膚や骨、筋肉他を構成しているたんぱく質の一つがコラーゲンですが、体重60kgの人の場合、約12kgがたんぱく質になっていて、そのうち4kgがコラーゲンです。

コラーゲンの分子量は、コラーゲンを分解したゼラチンやコラーゲンペプチドに比べてとても大きなものになっています。コラーゲンは体内にあるだけではなくて、変性されてゼラチンになり、食品、化粧品、医薬品他の色々なものに利用されています。

ゼラチンとは何でしょう

ゼラチンは、動物の皮膚や骨、腱などの結合組織の主成分であるコラーゲンに熱を加え、分解して抽出した物質です。タンパク質が主成分で、精製され純度の高いものは無味無臭になっています。ゼラチンの水溶液は温めると溶けて、冷やすと固形化する性質があります。

製品化されているゼラチンは、ウシやブタの皮や骨他が原料として生産されています。他にも魚の皮他からも作られることもあります。ゼラチンに含まれる栄養素のほとんどはタンパク質で、そのタンパク質を構成する必須アミノ酸ではリジンが多く含まれていますが、トリプトファンが含まれていません。

その結果、ゼラチンのアミノ酸スコアはゼロになってしまいます。他に必須アミノ酸ではないアミノ酸では、グリシンとプロリンが多く含まれています。

ゼラチンの作り方とは

ゼラチンの作られ方は、原料からの不純物を除去してから、水を加えて加熱してゼラチンを溶かして抽出した液体をろ過してからPH調整をしたのちに、濃縮し冷やして固形化して取り出されます。それを乾燥と精製を重ねてゼラチンとして販売されます。ゼラチンの分子量は10万ほどになっています。

ペプチドとは何でしょう

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コラーゲンを分解して作成されたゼラチンを、さらに酵素分解で細かくしたものがコラーゲンペプチドと言われる物質です。コラーゲンペプチドは主に食品や飲料に使用されています。コラーゲンペプチドは健康食品にも多く使用されています。

コラーゲンペプチドは水に溶けやすく、15℃以下でもゼラチンと違って固形化しません。ゼラチンが分解されているため、分子量もゼラチンの10万よりも小さくなっていて数百から数千ほどで、人に吸収されやすくなっています。

最近では、このコラーゲンペプチドをさらに分解して、アミノ酸が2から3個しか結合していないような細かなペプチドにしたものもあります。これを使って人肌や軟骨への効果を狙った製品作成が進められています。

食べ物で摂取するには

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コラーゲンを食品から摂取する時には、コラーゲンを多く含む食材は、動物性の食材であれば、豚足・鶏の皮・手羽先・軟骨・牛スジ・牛テール・豚バラ肉他があります。海洋性の食材であれば、スッポン・フカヒレ・エイヒレ・魚の皮・うなぎ・なまこ・カレイ・エビ・クラゲ他があります。

食材ではなく料理であれば、動物性の食品では豚骨ラーメンのスープや牛テールのスープに、海洋性の食品ではスッポン鍋他にコラーゲンが多く含まれていますので、コラーゲンを摂取できます。もちろんコラーゲンを細かくしたゼラチンであれば、ゼラチン・ゼリー・プリン・杏仁豆腐他に含まれています。

コラーゲンを含む食品は高カロリーです

ただ、コラーゲンを豊富に含む食品は高カロリーのものが多いですので、カロリーを取りすぎないようにしなかればなりません。一度にたくさん食べずに栄養バランスを考えて食べることをします。

コラーゲンの摂取は1日の目安として、骨・関節のためには1日10g、お肌のためには1日5gで効果があるといわれています。この量を食品から接収するためには、かなりの量の食品を食べなくてはならないので、現実的にはサプリメントを併用する方が良いです。

コラーゲンを摂ると骨や関節、肌に良いのですが、効果は1日しか持たないといわれています。コラーゲンは毎日コツコツと摂取する必要がありますので、コラーゲンの摂取を習慣化しなければなりません。

ゼリーはどんなものでしょう

ゼラチンとして摂取するには、お菓子のゼリーの素はゼラチンを粉末にしたものですから、ゼリーから摂取することができます。ゼラチンは、お湯に溶けてから冷やすと3重らせん構造がほどけてからまた繋がります。

ただし、10℃の温度で8時間以上かかります。ゼラチンはこの再度固まる性質から、工業製品としてカメラのフィルム・墨・人工皮革・接着剤他に使われています。

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