ゼラチンと寒天・ゼリーとの違い|カロリー/成分/値段
更新日:2020年08月28日
ゼラチンと寒天の違いって?カロリーに差はある?
ゼリーやムース、ようかんなど、お菓子作りによく使われるゼラチンと寒天ですが、似ているようで原料や成分に違いがあります。ゼラチンと寒天はどちらも液体を固める働きがありますが、ゼラチンはコラーゲンを原料にしている動物性の食材で、寒天はテングサ、オゴノリなどの海藻を原料とする植物性の食材です。
ではこの原料の違いによって、カロリーに差は出るのでしょうか。まず、ゼラチンのカロリーは100グラムあたり約350キロカロリーです。一方、寒天は水に戻して使う状態にすると、ほぼゼロカロリーです。
こう聞くと、ゼラチンは高カロリーに感じますが、実際お菓子作りなどで使用するのは全体に対してほんの数グラムなので、カロリーの違いはほとんどありません。何を固めるかによって、そのカロリーに大きな差が出てきます。
ゼラチンと寒天に成分の違いはある?
ゼラチンはコーラーゲン、寒天は海藻類と原料が異なることを紹介しましたが、それによって成分にどんな違いがあるのでしょうか。
糖質は含まれる?
ゼラチンや寒天はお菓子作りに使われることが多いため、糖質が気になります。
まず、ゼラチンは動物の骨などに含まれるコラーゲンを原料としているため、成分のほとんどがタンパク質で占めており、糖質は含まれていません。一方寒天は海藻を原料としているため、炭水化物を含みますがそれはすべて食物繊維です。よって、どちらも糖質ゼロの食材です。
ゼラチンも寒天も、糖質制限やダイエットをしている人にとってはうれしい食材です。上手に使いこなせば、低カロリーなデザートを作ることができるので、食事制限の必要があるときにはうってつけの食材です。
ゼラチンと寒天の効果の違いって?
ゼラチンと寒天は原料や成分に違いがありますが、それによって表れる効果に違いはあるでしょうか。気になる美容やダイエット効果についてまとめました。
便秘が気になる人には?
寒天には腸内環境を整える水溶性の食物繊維が豊富に含まれています。ヨーグルトや牛乳と合わせたり、糸寒天を料理に使って便秘対策をすることができます。便秘対策をするときは寒天と一緒に水分もしっかりとるようにすると良いでしょう。
お肌が気になる人には?
ゼラチンは美肌作りに効果のあるコラーゲンが豊富に含まれています。お菓子作りだけでなく、普段の料理にも使って栄養素を高めることができます。美味しくコラーゲン摂取ができるうれしい食材です。
ゼラチンと寒天安いのはどっち?
ゼラチンと寒天は、どちらもスーパーや製菓材料店で購入することができます。小分けのパックになっているものや、業務用に大袋で売られているものなど色々な種類があります。
またメーカーによって、固まり方や使う量にも違いがあります。ですが、家庭で使う際には一度に大量に使うものではないので、概して手に入れやすい食材です。今回はAmazonでの価格で比べてみます。
溶けやすい!粉末タイプのゼラチン
粉ゼラチンは溶けやすく、お菓子作り初心者の方にも使いやすいのでです。
初回公開日:2018年03月28日
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