豆乳と牛乳の比較・違い・混ぜるとどうなるのか|ダイエット
更新日:2020年08月28日
豆乳と牛乳の違い
皆さんは豆乳と牛乳の違いをご存知でしょうか。牛乳は学校給食などでも重宝されていることからほとんどの人が口にしており、そして知らない人はまずいないと言っても過言ではありkません。一方で豆乳はどうでしょうか。知ってはいるもののあえて摂取する必要はない、と考えていたり、馴染みのない方も多くいらっしゃいます。
今回の記事では豆乳と牛乳の比較をしていきますが、はじめに豆乳とは何なのか、牛乳とは一体どんなものを表すのかについて理解しておきましょう。
豆乳とは?
まず豆乳は乳製品であるか、という疑問ですが、これは言うまでもなく豆乳は乳製品ではありません。豆乳の原料は大豆で、大豆を煮込んで不純物を取り除いた成分から作られています。そのため【乳】という字は入っていますが何ら牛乳と関りがあるというわけではないということです。
大豆は【畑の肉】と言われるように、豆乳も【植物性タンパク質】が主な成分となった飲料になります。ほかにも豆乳には、大豆レシチンや、リノール酸、ビタミンB群、鉄分などの栄養素が豊富に含まれていています。
牛乳とは?
それでは次に牛乳について解説していきましょう。牛乳は何からできているかという疑問ですが、これは皆さんご存知のとおり牛のお乳からできています。搾りたての牛乳を飲んだり、採れたてのお乳を使った製品も牧場などでは多く販売されています。牛乳に含まれている栄養素はカルシウムが主な成分としては有名ですが、他にはタンパク質や脂肪、人間にとって必要不可欠なアミノ酸などバランスよく入っています。
このバランスの良さが学校給食で牛乳が推薦される一因となっているのでしょう。私たちにとって必要な栄養価が高いだけでなく、いろいろな料理に用いることができるのも牛乳の魅力の一つなんです。
豆乳と牛乳の比較
豆乳と牛乳は【植物性タンパク質⇔動物性タンパク質】とどちらもタンパク質ではあるものの、性質に違いがあることが分かりました。そのことからそれぞれ似てはいても全く異なる成分を含んでいることも同時に理解できたのではないでしょうか。
ここでは豆乳と牛乳の違いを改めて文章で書き起こしていきましょう。どんな違いがあるのか理解できれば、自身が必要としているのはどちらなのか、料理に使いたいのはどちらなのか、といった思い描く疑問の解決の糸口へと繋がります。ぜひ参考にしてみてください。
◆カロリーの違い
まずは豆乳と牛乳のカロリーの違いについて解説していきましょう。豆乳は植物性であることから牛乳よりもカロリーが低く、数値にするとおよそ2/3程度になります。 しかし、調整豆乳として売られている商品は砂糖や食塩などで味を調整して飲みやすくされているため、丸大豆を搾った状態の無調整豆乳と比べるとカロリーは必然的に高くなってしまいます。
もしカロリーを気にするのであれば調整豆乳の飲み過ぎには注意しましょう。同時に塩分の取りすぎにも心配になります。
◆コップ1杯(200ml)のカロリー比較◆
・牛乳(無調整)⇒134kcal
・低脂肪牛乳⇒92kcal
・加工乳⇒66kcal
・調整豆乳(塩分や砂糖が入ったもの)⇒108kcal
・無調整の豆乳⇒92kcal
◆カルシウムの違い
上記でもご紹介したように動物性である牛乳はカルシウムが非常に多く含まれています。その量は豆乳の約8倍にもなるため違いは明確です。 ちなみに牛乳はコップ1杯(約200ml)摂取することで成人の1日に必要とされるカルシウム量のおよそ1/3を摂ることができるとされています。
◆糖質の違い
こちらも上記で少し触れましたが、牛乳には乳糖が含まれており腸の動きを活発にする働きをします。そのため便秘防止にも一役買いますし、カルシウムの吸収を良くする働きもあります。一方でカロリーや糖質の低い豆乳に含まれる糖質は殆ど消化されることがありません。さらに言うと腸内細菌によって分解されるのでガスが発生してしまうという欠点があります。
◆100gあたりの飲料に含まれる糖質の比較◆
・牛乳⇒4.5g
・調整豆乳(砂糖や塩分が含まれるもの)⇒4.5g
・無調整豆乳⇒3.1g
・野菜ジュース(100%のもの)⇒13.0g
◆タンパク質の違い
タンパク質を比較すると豆乳も牛乳も含有量自体に大きな違いはありません。しかし、牛乳には豊富にカルシウムが含まれていたり、豆乳には鉄分が多く含まれているというメリットがあります。上記でもご紹介したように牛乳はお腹をくだしやすい傾向にあることもあり、タンパク質の摂取が目的であれば豆乳を摂取することをします。
初回公開日:2018年04月01日
記載されている内容は2018年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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