豆乳と牛乳の比較・違い・混ぜるとどうなるのか|ダイエット
更新日:2020年08月28日
豆乳と牛乳はどっちが健康的か
豆乳と牛乳のそれぞれに良い点があり、それぞれに欠点があることがご理解いただけたのではないでしょうか。この項目では【健康面】を考えた場合の比較をしていきたいと思います。
カルシウムを求めるなら牛乳が
カルシウムの摂取が目的で飲むのであれば、これは間違いなく牛乳に軍配が上がります。カルシウムの含有量は豆乳よりも約8倍とも言われており、大きな違いがあるため一目瞭然だと言えるでしょう。中でも一番カルシウムが少ない無脂肪牛乳ですが、無調整豆乳とカルシウムの含有量を比べると6倍以上ともなり、調製豆乳と比べれば3倍以上とされています。
カロリーだけで見ると牛乳は豆乳に比べ遥かにカロリーが高くなりますが、低脂肪や無脂肪牛乳を飲めば豆乳と同等くらいのカロリーで豆乳よりも多くのカルシウムを摂取することが可能となります。また、牛乳のカルシウムは比較的吸収されやすいため、余すことなくカルシウムを身体に取り入れることができるでしょう。ヘルシーさとカルシウムの含有量を考えても牛乳の方が優れているのは言うまでもありません。
血液をキレイに保ちたいなら豆乳が
さて、そんな牛乳より健康面で豆乳が勝るのは【血液を綺麗にする】という点です。これを比較すれば間違いなく豆乳に軍配が上がります。豆乳には植物コレステロールという成分が含まれており、この成分が人間の体にコレステロールが蓄積されるのを防ぐ効果を発揮してくれると言われています。
また、大豆の甘みの元でもあるオリゴ糖は腸内環境を整えるので積極的に取り入れるよう推薦されている成分です。腸内環境が整えば自然と便秘予防にも繋がります。豆乳の脂質の中にレシチンという成分も含まれていますが、肝臓での脂質の代謝を高めると言われており、記憶力アップにも良いとされています。
それだけではありません。大豆には苦味成分のもとになっているサポニも含まれており、コレステロールや中性脂肪を下げる効果を持っています。これら全て牛乳にはない成分なので、総合して考えるのであれば豆乳の方が健康面に優れていると言えるでしょう。
豆乳と牛乳を混ぜるとどうなるのか
冒頭でもご紹介したように豆乳には植物性タンパク質や鉄分などの栄養素が豊富に含まれており、牛乳には動物性タンパク質をはじめ豆乳をはるかに上回るカルシウムなどの栄養素が含まれています。つまり豆乳で補えない栄養素を牛乳で摂ることができ、その逆もしかりというわけです。それを考えれば混ぜることで相乗効果を期待するのもあながち間違いではありません。
もちろん牛乳・豆乳と別々に飲むのも良いですが、混ぜてしまうことで同時に栄養素を摂取することができるという利点があります。また、混ぜることで特有のクセが緩和され飲みやすくなる、という人も多くいらっしゃいます。味に関してはどうしてもその人の主観が大きくなるため混ぜたことで飲みにくいなと感じる人もいるため、ものは試しでまずは少量試してみるのが良いでしょう。
混ぜ方に工夫をすることで、飲みやすさは倍増します。ぜひ試してみましょう。
混ぜるときは工夫しよう
牛乳と豆乳を混ぜる場合は割合が決まっているわけではありません。自分の飲みやすいように比率を変えるのがです。例えば、豆乳特有の味が苦手であれば牛乳を多く入れても良いですし、牛乳と豆乳をさらに水でうすめて味を加えてみても良いでしょう。アレンジは自分好みで自由自在ということです。
または、それぞれの成分を理解したうえで朝は豆乳多めの比率で飲んで、昼は牛乳を多めに入れてブレンドしてみても良いでしょう。味の変化を付けながら自分に合った成分を友好的にとりいれることができます。一番困るのは味に飽きてしまい、せっかくの栄養素を摂取できなくなってしまうことです。飽きることのないよう自分なりのバリエーションを増やしていきましょう。
他の物を混ぜてみるのも
味のバリエーションは豆乳では多く販売されていますが、独自のブレンドでコーヒーやココアを混ぜるのもです。コーヒーを牛乳や豆乳で割ればラテになり、まろやかな味わいを楽しめることができます。より多くの栄養価を摂取したいのであれば、朝はオリジナルのスムージーに豆乳や牛乳を混ぜて飲むのもです。
栄養バランスが整うだけでなく、健康的にダイエットをすることができるでしょう。しかしながら摂取しすぎれば糖分の取りすぎにもなりかねませんので注意が必要です。適量を守って飲むようにしましょう。
豆乳と牛乳はどちらがダイエット向けか
豆乳や牛乳でダイエットについて考えた場合、何もカロリーだけでその効果が決まるわけではありません。例えば、体に脂肪を蓄積しない為の栄養素であったり、体の燃焼に役立つ成分であったりと、ダイエットに向く成分がいかに含まれているかも重要なポイントになってきます。
それらを踏まえた上で自分に合ったダイエット方法として判断することをします。
カロリーを比較して考えた場合
改めて牛乳と豆乳のカロリーを見てみましょう。例えば、市販されている200mlのパックであれば上記でもご紹介しているように牛乳よりも豆乳の方がカロリーはやや低いです。そのため、カロリーだけで考えるなら豆乳がということになります。
しかし自分が摂取したい栄養素や、牛乳にもいくつか種類があるので総合的判断が必要となってくるでしょう。
初回公開日:2018年04月01日
記載されている内容は2018年04月01日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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