ブラッスリーとは?|ブラッスリーとビストロとカフェ3つの違い
更新日:2022年04月11日
ブラッスリーって知ってる?
「ブラッスリー」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。あるいは、目にしたことがあるでしょうか。「ブラッスリー」はフランス語で「brasserie」と書き、ときどき、レストランなどの看板に掲げられていますから、文字面だけは見たことがあるという人も多いはずです。
では、「ブラッスリー」とは、いったい何なのでしょうか。ここでは、「ブラッスリー」について説明していくことにします。
レストランでときどき見るブラッスリーって何?
例えば日本では、同じようにお酒と料理を楽しめる店でも、居酒屋、レストランバー、小料理屋など、いろいろな形態があります。同じように、フランスでも飲食店にはさまざまな形態があり、「ブラッスリー」とは、そのひとつのことです。
「ブラッスリー」は、日本で言うところの「レストラン」のひとつの形態と言えるでしょう。ほかに、「ビストロ」、「カフェ」などがあります。これらの違いについては、のちに詳しく解説します。
ブラッスリーの意味
「ブラッスリー」のフランス語表記「brasserie」には、もともと「ビール製造所」という意味があります。
19世紀の中頃までは、オリジナルの意味のとおり、「brasserie」と言えばビール製造所のことでしたが、19世紀後半には、「ビールを提供する店」のことも指すようになりました。現代の「brasserie」は「ビールを提供する店」が進化した飲食店と言えるでしょう。
ブラッスリーとビストロとカフェ3つの違い
フランスの飲食店にはいくつかの形態があります。「ブラッスリー」がそのひとつであることはすでに説明しましたが、私たち日本人にとっては、紛らわしく、区別がつけづらいのが「ビストロ」と「カフェ」です。
「ビストロ」も「カフェ」も、「ブラッスリー」と同じく、フランスにおける飲食店の形態のひとつです。では、「ブラッスリー」「ビストロ」「カフェ」は、何がどう違っているのでしょうか。それぞれの特徴を説明します。
1:ブラッスリーってどんな店
「ブラッスリー」の起源は、パリ在住のドイツ人向けの、ザワークラウトとビールを提供する飲食店だとされています。
起源を受け継いでいるのか、「ブラッスリー」と言えば、フランスでは、現在でも「ビールを飲む店」といったイメージが強く、「食事がメインではなく、お酒目的で行く飲食店」というとらえられ方をしています。「ビストロ」が日本で言うところの「居酒屋」だとすれば、「ブラッスリー」は「大衆居酒屋」です。
ブラッスリーの格付け位置
フランスの飲食店の形態は「レストラン」→「ビストロ」→「ブラッスリー」→「カフェ」の順でカジュアルになるのが一般的です。つまり、「ブラッスリー」の格付けとしては、「ビストロ」と「カフェ」の間ということです。
「ブラッスリー」は庶民的で手頃なイメージがありますが、あえて「ブラッスリー」を掲げる一流レストランも存在しているほどで、格付けは非常に曖昧な部分があるのも確かです。
2:ビストロってどんな店
初回公開日:2018年11月08日
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