人参の飾り切り8種|人参の飾り切りが映える料理5選
更新日:2022年04月11日
人参の飾り切り
色鮮やかな人参はそのままでも料理に花を添えてくれる存在です。しかし、人参を飾り切りにすると、料理がよりいっそう華やかに美味しそうに仕上がります。
飾り切りは、料理の発展に伴い多くの料理人が少しでも美しく、そして少しでもお客さんに喜んでもらえるようにと考えて作り出された技法です。
さまざまな食材で飾り切りが行われますが、今回の記事では人参の飾り切りについてご紹介します。
人参の飾り切りにあると便利な道具
非常に器用な方であれば、包丁一本あれば人参だけでなく数多くの食材について飾り切りを行えますが、ほとんどの人にとって包丁一本で飾り切りを行うのは至難の業です。
そのため、輪切りにした人参などを型抜きする道具や、細かな作業を行いやすい小さなナイフ、彫刻刀のような特殊な刃を持つ調理器具などが各社より販売されています。
それらの道具を利用すれば、比較的簡単に飾り切りを行えるようになるため便利です。
人参の飾り切り8種
日本料理では人参だけでなくさまざまな食材で飾り切りが行われます。その全てを紹介することはできませんので、今回は人参について飾り切りの方法を8種ご紹介します。
人参は比較的硬いので、飾り切り自体は比較的簡単にできますが、綺麗に仕上げるためには何度も繰り返し練習しなければ難しいです。しかし、上手くできた時の達成感や料理の見栄えは格別のものがありますので、ぜひともチャレンジしてみましょう。
1:もみじ人参
人参を紅葉のような形に飾り切りする方法で、日本料理において秋を演出する際に最も多く使われます。
もみじ人参を作る場合は、まず人参を輪切りにし、下のほうが幅広の7角形を作ります。各頂点より紅葉の葉を切り出すために丸く切り込みを入れていきます。切込みを入れる際は上に近い葉ほど大きくなるようにバランスをとりましょう。
最後に枝の部分を切り出し、表面に葉脈の筋目を切り込むともみじ人参の完成です。
2:菊人参
もみじ人参と同じく日本料理において秋を演出する際に使われる、人参を菊のような形に飾り切りする方法です。
菊人参を作るには、まず人参を輪切りにし円周上を4等分する形で楔形の切込みを入れ、さらに切り込みの間を3等分する形で切込みを入れます。切込みを入れ終わったら角を丸めていけば菊人参の完成です。
ちなみに16弁や14弁の菊は天皇家や宮家の家紋なので、お約束としてそれ以外の数で作ります。
3:桜人参
人参を桜のような形に飾り切りする方法で、日本料理において春を演出するだけでなく、いろいろな料理に華を添える場合に使われます。
桜人参を作るには、まず人参を輪切りにし正5角形に切ります。次に、5角形の辺の中央に切込みを入れ、頂点から切り込みに向けて丸く花びらを切り出してゆきます。最後に頂点を切り欠いて桜人参の完成です。
4:梅人参
初回公開日:2018年11月07日
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