蒸留酒の主な特徴と種類12種|おすすめの銘柄12選
更新日:2022年04月11日
蒸留酒とは
「蒸留酒」とは、その名前のとおり「蒸留」して作られたお酒のことです。「蒸留」とは、一度液体を蒸発させて、その蒸気をもう一度冷やして液化する方法のことを示しています。
アルコールと水は蒸発する温度「沸点」が違うので、蒸留によってアルコールと水を別々に集めることが可能です。そのため蒸留酒はもとのお酒よりもアルコールの純度が高くなり、それによって風味も変わります。
他のお酒との違い
先に述べたように、蒸留酒はお酒を蒸留したものや、蒸留したお酒に加水したもののことを指します。それ以外のお酒は一般的に「醸造酒」と呼ばれ、日本酒やワイン、ビールなどの種類があります。
醸造酒は米や果実、大麦などの糖質を発酵させて作られ、原料によって豊かな風味を持ちますが、蒸留酒は混合成分を除き、アルコールの成分の純度を高めているので「雑味」の少ないクリアな味わいが特徴です。
蒸留酒の歴史
蒸留酒の起源は、なんと紀元前4世紀のメソポタミア文明の時代にまでさかのぼると言われています。蒸留酒を作るためには、お酒を沸騰させる「蒸留器」が必要になりますが、この蒸留器がメソポタミアの遺跡の中から発見されています。
ただ、この頃には正確にお酒を造っていたかどうかは定かではありません。確実に「蒸留酒」を作っていた記録が残されているのは、古代ギリシャ文明のアリストテレスによるワインの蒸留が最古です。
カロリーはどのぐらいか
蒸留酒のカロリーは、種類によって差があり、一般的に100mLあたり60~250kcal程度であると言われています。100mLの液体はコップ一杯にも満たないような容量で、かなりカロリーが高いように感じる人もいるでしょう。
しかし、蒸留酒のアルコール度数は25度~60度程度と、ビールやワインと比べてかなり高めなので大量に飲むことは不可能です。ちびちびと飲めば低カロリーでコスパよく酔えます。
蒸留酒の主な種類12種
それではここから、蒸留酒の種類についてご紹介していきます。今回は12種類ご紹介しますが、世界にはまだまだたくさんの種類の蒸留酒があります。この種類わけで重要なのは、ずばりお酒の原料の種類です。
日本酒はお米から、ワインはブドウから、ビールは大麦から作られることを知っている人は多いでしょう。蒸留酒はこれらの醸造酒を蒸留して作るものですので、当然蒸留酒の原料も糖質となる植物が使われています。
1:焼酎
焼酎は日本でも良く飲まれている蒸留酒です。コンビニなどで売っている「チューハイ」は焼酎のカクテルですので、おそらく皆さんも一度は焼酎を口にしたことがあるでしょう。
焼酎の原料にはさまざまな種類があり、それぞれ米焼酎、芋焼酎、麦焼酎、そば焼酎、黒糖焼酎などと呼ばれます。また、蒸留の仕方によって甲種と乙種に分かれます。原料や蒸留法によって風味が変わる奥の深いお酒です。
2:ウィスキー
ウィスキーは世界中で最も広く飲まれている蒸留酒でしょう。その原料には、大麦、ライ麦、トウモロコシなどが使われ、これらが発芽するときに出す麦芽糖を糖源とする発酵法でアルコールを作ります。
水割りやストレート、氷に注ぐ「ロック」など、さまざまな飲み方があります。世界中で作られている歴史のあるお酒で、場所によってスコッチウイスキー、アイリッシュウィスキー、バーボンウイスキーなどと呼ばれます。
3:ブランデー
初回公開日:2018年11月22日
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