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蒸留酒の主な特徴と種類12種|おすすめの銘柄12選

更新日:2022年04月11日

蒸留酒は、醸造酒を蒸留してアルコールの純度を高めたお酒です。世界中にはさまざまな原料や製造方法で作られた数々の蒸留酒があります。種類や銘柄によって香りや味わいは千差万別です。今回はそんな奥の深い蒸留酒について特集します。

蒸留酒の主な特徴と種類12種|おすすめの銘柄12選

ブランデーは、果実を原料とする蒸留酒の総称です。「ブランデー」という名前は、オランダ語で「焼いたワイン」という意味を示す言葉であり、その名のとおりワインを蒸留したのが始まりです。

ブランデーとウィスキーは見た目は似ていますが、ブランデーの方が果実の香りや味わいが豊かに残っています。この香りを楽しむために少しぬるい状態で飲むとおいしく感じられるでしょう。肉などのフランベにも使われます。

4:ウォッカ

ウォッカは、ロシアや北欧、中欧地域で飲まれている、かなりアルコールの純度の高い蒸留酒です。その原料はライ麦、小麦、大麦、ジャガイモ、ビート、果実、乳糖など種類が多く、地域によって主に使われるものが異なります。

かなり高いアルコール度数まで蒸留するのが特徴で、途中で度数を整えるために加水します。瓶に詰める前に白樺の活性炭でろ過をするのが一般的ですが、ろ過をしないものも発売されています。

5:ジン

ジンは、ヨーロッパで生まれた蒸留酒で、大麦やライ麦、ジャガイモなどを原料としています。蒸留をした後に「ジュニパーベリー」という果実を乾燥させたスパイスで香りづけをしているのが特徴的です。

中世ヨーロッパで「黒死病」が流行した際にこのジュニパーベリーの蒸留酒が薬として用いられていたという記録もあります。もともと薬として作り出されたジンですが、その味が評判となり嗜好品となりました。

6:ラム

ラムは、サトウキビの絞りカスや絞り汁を原料とする蒸留酒で、カリブ海で生まれたと言われています。サトウキビは西インド諸島が原産で、コロンブスによる航海のあとに持ち込まれたことがきっかけでラムが作られるようになりました。

蒸留した後は無色でシルバーラムと呼ばれますが、樽熟成をすることで色味が付き、ゴールドラム、ダークラムと呼ばれる種類になります。ラムはお菓子作りにも良く使われます。

7:テキーラ

テキーラは、メキシコ発祥の蒸留酒で、「メスカル」という蒸留酒の中の1種です。メスカルは、「リュウゼツラン」というアロエのような植物を原料として作られるお酒で、テキーラはその中でも特定の種を原料とするものを言います。

度数が高いお酒であり、ライムをかじりながらショットで楽しむのが有名な飲み方ですが、そのほかにもカクテルに使われることもあります。

8:泡盛

泡盛は、日本の琉球諸島、つまり沖縄県のあたりで飲まれている焼酎乙種の1種の蒸留酒です。お米を原料としていて、「アワモリコウジカビ」と呼ばれる微生物の働きによって発酵させます。これを単式蒸留法によって蒸留したものが泡盛です。

焼酎と同じように、お湯割り、水割り、ロック、ストレートなどさまざまな飲み方をすることができます。梅酒などの果実酒の材料としても使うことができます。

9:アクアビット

アクアビットは、デンマークやスウェーデン、ノルウェーなどの北欧地域とドイツで作られている蒸留酒です。原料としてジャガイモを使っているのが特徴で、寒くて痩せた土地を持つこれらの国の農業に順応した地域性の高いお酒です。

日本ではあまり見かけることはありませんが、ショットで飲むほかにカクテルとして飲まれます。多くは無色透明ですが、まれに樽熟成されたものもあり、これはブランデーのような色合いになります。

10:ソジュ

ソジュは、日本のお隣の朝鮮半島の伝統的な蒸留酒です。焼酎と似ていることから、韓国焼酎とも呼ばれることがあります。お米を原料とするのが伝統的ですが、現代では小麦やいも、タピオカなどを原料とするソジュも作られるようになっています。

日本では焼酎を飲む際に水やお湯で割ったり、カクテルにする人が多いですが、韓国ではソジュはもっぱらストレートで飲まれています。澄んだクリアな味が特徴です。

11:コニャック

コニャックは、フランスのコニャック地方で作られたことからこの名前が付いたブランデーの一種です。コニャック地方周辺にはワインの生産地域があり、そのノウハウを引き継いで作られたコニャックは高品質ブランデーとして世界中で人気があります。

コニャックは特定の地域で生産されたブドウのみを用いて作られた白ワインを蒸留し、2年以上程樽で熟成させることででき上がります。

12:白酒

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初回公開日:2018年11月22日

記載されている内容は2018年11月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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