味噌6種類のカロリー|カロリーを抑える調理法4つもご紹介
更新日:2022年04月11日
味噌のカロリーを知るメリット
味噌汁や味噌漬けなど、味噌は食卓での馴染みが深く、口にする機会が多い食材です。味噌とは米や大豆を麹菌で発酵させた、日本古来の保存食です。
大豆由来の栄養素が豊富に含まれている上に、発酵することで大豆にはなかったビタミンなども生成されています。
栄養豊富な反面、気になるのが味噌自体のカロリーです。味噌を使ったメニューに、どのくらいのカロリーが含まれるかを知って、味噌を上手に食生活に取り入れましょう。
味噌のダイエット効果とは
味噌には、食物繊維と乳酸菌が豊富に含まれており整腸作用に優れています。大豆が発酵して味噌になることで、アミノ酸やビタミンB群が生成されます。アミノ酸やビタミンB群をとることで脂肪燃焼を促進する効果が期待されます。
また、赤味噌などの色の濃い味噌に含まれる「メラノイジン」には、糖分の吸収を穏やかにする作用が確認されており、味噌汁などで味噌を取り入れることで血糖値の上昇を緩やかにする効果があります。
味噌の種類別カロリー6つ
一口に味噌と言っても、仕込み方や材料によって色々な種類の味噌が存在し、味噌の種類によってカロリーにも違いがあります。
一般的な味噌の種類とそのカロリーを紹介します。普段お使いの味噌の種類とカロリーを把握して、ダイエット時のカロリー計算や食べすぎ防止対策として参考にしてください。
1:米味噌(淡色辛みそ)
米味噌とは、大豆と米麹で作られる味噌のことで、ほんのり米の甘味が残っているのが特徴です。日本で作られている約8割の味噌が、米味噌です。
米味噌には製法の違いにより、白味噌と赤味噌に分類されます。長野県の信州味噌などに代表される、淡色(白)米味噌のカロリーは、100gあたり191カロリーです。
2:米味噌(赤色辛みそ)
米味噌の中でも、色が濃い仕上がりの味噌は赤味噌と呼ばれます。味噌の熟成中に大豆に含まれるアミノ酸が糖分と反応(メイラード反応)することで、味噌の色が濃くなるためです。
大豆を高温で蒸して作る赤味噌は、熱で大豆のたんぱく質が変性するため、大豆を煮て作る白味噌に比べてメイラード反応が強く表れます。宮城県の仙台味噌などに代表される、赤色米味噌のカロリーは、100gあたり186カロリーです。
3:麦味噌
麦味噌とは、大豆と麦麹で作られる味噌のことです。使用する麹の量が多いため、塩分が低く甘味が強いのが特徴です。麦の産地と言われる九州地方や四国地方で作られています。
麦味噌のカロリーは、100gあたり198カロリーです。
4:豆味噌
豆味噌とは、大豆だけで作られた味噌です。大豆から作る豆麹を用いて作られます。米や麦などでんぷん質の多い材料を用いないので、大豆の風味が強く、濃厚な味の味噌になるのが特徴です。
愛知県や岐阜県など東海地方で作られており、特に愛知県で作られる豆味噌は「八丁味噌」と呼ばれ、郷土料理に欠かせない調味料です。
豆味噌のカロリーは、100gあたり218カロリーです。
5:調合味噌(米味噌+豆味噌)
産地や原料の異なる2種類以上の味噌を合わせた味噌を「調合味噌」と呼びます。特に、八丁味噌などの豆味噌をベースに米味噌と調味料を合わせた味噌を「赤だし味噌」と言い、味噌汁などに活用されています。
赤だし味噌の一般的なカロリーは100gあたり228カロリーですが、米味噌と豆味噌の調合割合により異なります。
初回公開日:2018年12月07日
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