たけのこを冷凍するときのポイント4つ|解凍方法や保存期間も
更新日:2022年04月11日
たけのこは冷凍できます
春に出回るたけのこは、シャキシャキの歯ごたえがおいしい旬の味覚ですが、たけのこを冷凍保存しておけば、旬だけでなく、いつでも美味しいたけのこを味わうことができます。
しかし、「どんな風に下処理をすればよいのか」「どのように冷凍をすればおいしく食べられるのか」など、たけのこに関する疑問がある方も多いでしょう。それでは、たけのこを冷凍するときのポイントや解凍方法、保存できる期間について見てみましょう。
たけのこを冷凍するメリット
たけのこを冷凍するメリットは2つあり、「長期保存できること」「料理に使いやすくなること」が挙げられます。皮付きのままのたけのこであれば、5日前後は冷蔵庫で保存することが可能です。
しかし、保存中に鮮度が落ち、苦みやえぐみが出てくることがあります。たけのこは新鮮なうちに調理しやすい状態にして冷凍すると、うま味を逃さずに長期保存ができ、料理に使いたいときに使いたい分だけ利用することができます。
冷凍たけのこの保存期間
冷凍たけのこの保存期間は、約1ヶ月とされています。その期間を過ぎると、水分が抜けて歯ごたえがなくなってしまったり、霜がついてしまうこともあります。また、冷凍焼けを起こす可能性もあります。
たけのこを冷凍する際の保存状態によっても、保存中にたけのこが劣化してしまう場合があります。1ヶ月以内であっても、時間の経過とともに味が少しずつ落ちるので、状態をよく確認して早めに食べるようにしましょう。
味付けして冷凍すると調理も簡単
たけのこは、冷凍するときに味付けをした状態で冷凍しておくと、調理がしやすくなります。たけのこは、味がしみこみにくい食材なので、味の付いていない生のたけのこを調理しようとすると、大変な手間がかかってしまいます。
そこで、たけのこにあらかじめ味をしみ込ませて冷凍しておけば、調理する際に味をしみ込ませる時間が省けるため、調理が短時間で済みます。
たけのこを冷凍するときのポイント
たけのこを冷凍する時には、「アク抜きをする」「水気を拭き取る」「カットする」「密閉容器に入れる」という4つのポイントがあります。
旬のたけのこは、春ならではの味覚として刺身でも食べられるほどですが、上手に冷凍して保存すれば、刺身としては食べられないにしても、旬のおいしさを長期間に渡って味わうことができます。たけのこを上手に冷凍するためのポイントについて詳しく見てみましょう。
ポイント1:先にアク抜きをする
たけのこは時間が経つにつれてアクが増すので、早い段階で丸ごと茹でて、アク抜きしておくと安心です。アク抜き方法は、根元と先端を3~5cmくらいずつ切り、縦に深さ2〜3cmほどの切り目を入れて皮をむきます。
次に、たけのこ、たけのこが被るくらいの水、ぬか、赤唐辛子を鍋に入れて火にかけ、沸騰したら落し蓋をして弱火で小1時間ほど茹で、固い部分に竹串がすっと通るくらいになったら火を止めてそのまま冷まします。
ポイント2:使いやすい大きさにカットする
たけのこを冷凍する前に食べやすい大きさに切っておくと、そのまま調理に使うことができるので便利です。切らずに冷凍すると、解凍に時間がかかってしまうばかりか、切り分けにくくて調理に時間がかかります。その結果、たけのこの味を損なうこともあるでしょう。
たけのこを切る際には、後にどんな料理を作るのかを想定し、たけのこの部位ごとに形や大きさを揃えて切り分け、別々に小分けして冷凍しておくと便利です。
ポイント3:水気をしっかり拭き取る
たけのこを冷凍する際は、たけのこについている水分をしっかり拭き取っておきましょう。水分がついたままのたけのこを冷凍すると、冷凍に時間がかかり、たけのこ同士がくっついて解凍しづらくなるため、調理に時間がかかります。
切ったたけのこはザルでしっかり水気をきり、キッチンペーパーに広げて水分をしっかり拭き取ってから冷凍しましょう。ちなみに、少量の砂糖をまぶして冷凍すると、解凍時にスカスカになりません。
初回公開日:2018年12月07日
記載されている内容は2018年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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