イカスミ料理はあってタコスミ料理がない6つの理由
更新日：2022年04月11日
タコスミがイカスミと比べて食品として優れていない理由として、タコスミはイカスミと比べて、捌いたときにあまり墨が残っていないという点が挙げられます。
その点イカスミは捌くときに墨を貯める器官に多くのイカスミが残っているためとりやすいので、そういった利便性の違いが、タコスミよりもイカスミを優先する理由の一つになるといえるでしょう。
理由3：摂取しづらい
タコスミがイカスミと比べて致命的に食材に向いていない理由には、タコを捌いてもあまりタコスミが取れないという点が挙げられます。
イカスミは多くのスミが器官に残っているので、一匹当たりの量も多く料理用として使用しても採算がとりやすいです。
一方でタコスミはというと、一度にとれる量が少ないので、料理として使った時には高価になってしまうため、料理としてお客さんに出すのに向いていないものなってしまいます。
理由4：捌きにくい
タコスミが貯蔵されている墨袋は、タコの体内の深いところにあるので、きれいに捌くのが難しいです。こういった下処理の面倒くささは、タコスミを料理として使う時に大きなネックになります。
またタコを捌くのが下手な場合には、せっかく残っているタコスミの袋を破ってしまうことにも直結してしまいます。以上のことからタコスミを取り出すだけでも大きな手間がかかってしまうという点が、料理に致命的に向いていないといえます。
理由5：水っぽくてサラサラしている
タコスミとイカスミの間にある大きな違いとしては、墨の粘性が挙げられます。イカスミは粘性が高く、パスタに組み合わせてもしっかりと麺に絡んでくれるのに対して、タコスミは水分が多くサラサラしているので、パスタソースにも向いていません。
また、タコスミは水分が強いので味が薄く、料理として使うには多くの量が必要であり、かつ採算が取れないのでできません。
理由6：マイナーである
イカスミ料理を作ろうと考えた際には、多くのレシピ情報があり、気軽に調理することができます。一方でタコスミはというイカスミと比べるとマイナーなのは否めず、料理として使う発想すら生まれないのが現状です。
またイカは内臓が含まれた状態で売られていることも多いですが、タコになると足単位で売られることが一般的なので、タコスミ自体を見ることやタコを捌く機会も少ないといえるでしょう。
イカスミを使った料理を自宅でも作ろう
タコスミを知る上では、まずイカスミを使った料理がどういった味がするのかを知る必要があります。こちらのペーストを使用すると、自宅で簡単にイカスミパスタやパエリアを作ることができます。
タコスミパスタはありません
タコスミパスタのような料理は、お店では見かけることはまずありません。その理由としては、タコスミを料理として出すために必要な量は膨大であり、メニューにした時に採算が取れないからです。
タコスミ料理は存在しない
タコスミパスタと同じように、タコスミを使った料理は基本的には存在しません。そのため、タコスミを使った料理を食べるためには、自分でタコを捌いてタコスミ料理を作ることが必要になります。
タコスミを使うのあれば、イカスミを使った方がおいしく、経済的でもあるので、あえてタコスミを使うという理由がないのも現状です。
初回公開日：2018年12月11日
記載されている内容は2018年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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