イカスミ料理はあってタコスミ料理がない6つの理由
更新日：2022年04月11日
タコスミの前にイカスミを知ろう
イカスミ料理については、イタリア料理などで用いられていることから、非常に有名です。しかしながら、イカの他にもスミを吐く生き物は存在します。イカによく似た生き物としてはタコが挙げられ、タコが吐くスミのことはタコスミと呼ぶことが一般的です。
タコスミとイカスミの違いを知る上では、イカスミの特徴を把握することが必要になります。ここではまずイカスミの特徴についていくつか紹介します。
イカスミは料理にマッチング
イカスミは料理にもよく使われる食材として知られています。イカスミは主にイタリア料理で使用されており、イカスミパスタなどは非常に有名です。
またイカスミは、イタリアのみならずスペイン料理でも使用されており、ヨーロッパでは意外にもポピュラーな食材の一つだといえます。さらに日本では、黒作りなどの郷土料理が古来から存在します。
イカスミブームの時期・きっかけ
イカスミは戦後の1990年代に日本で爆発的なブームとなりました。そのきかっけとなった原因にはイカスミには良い成分が多く含まれており、栄養価が高いという点にありました。
特にイカスミに含まれているムコ多糖と呼ばれる物質は、身体にとっても重要であることが明らかになったため、日本で大きく流行しました。日本には古来からイカスミを使った料理があったという点もブームを後押ししました。
イカスミが食べられるお店
イカスミを気軽に食べることができるお店といえば、第一にイタリア料理店が挙げられます。特にイカスミパスタはイカスミ料理の中でもメジャーであるため、気軽に注文することができますのでです。
またスペイン料理では、パエリアにイカスミを入れる料理もあるため、お店によってはメニューにある場合もあります。日本料理だと、富山県などにはイカスミを使った郷土料理があるので来訪の際に試してみる価値はあります。
タコスミ料理が広まらない理由
イカスミ料理は古来より伝統料理として、日本でもヨーロッパの地中海地方でも知られています。一方でタコスミはというと、イカスミに比べてマイナーな存在であることは否めません。
では、いったいどうしてタコスミはイカスミと比べて食材としてマイナーなのでしょうか。ここでは、タコスミが食材として出回らない理由について例を挙げながら紹介します。
タコスミが使われない6つの理由
タコスミがイカスミと比べて料理に使われないのには理由があります。どの理由も、食材として致命的なものであり、タコスミが流行しない要因として納得できるものだといえるでしょう。
ここでは６つの例を挙げてタコスミが料理に適していない理由を紹介します。
理由１：毒素が強い
タコスミとイカスミには、いつかの大きな違いがあります。その一つとしてタコスミに含まれている成分挙げられます。タコスミの成分には、実は毒素が含まれており、料理には適していません。
タコはタコスミを、主に天敵のウツボに吐きかけて麻痺させたりすることに使用しています。相手をかく乱させるのが主目的のイカスミとは大きく異なります。
理由2：墨が残っていない
初回公開日：2018年12月11日
記載されている内容は2018年12月11日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。