スコヴィルが高い唐辛子10個|辛党が刺激を求める理由3つ
更新日:2022年04月11日
「トウガラシの世界史」は、唐辛子の歴史について詳しく知ることができる本です。
唐辛子は、原産国の中南米からヨーロッパに伝わった当初、すでに「食べると死ぬ」とまでいわれていました。しかし、そこから500年の間に全世界に広まり、今や料理に欠かせないスパイスの一種として人々に愛されるようになりました。
この本では、唐辛子がどのように広まっていったのか知ることができる、知的好奇心を満たす本です。
辛党が刺激を求める理由3つ
辛党の人は普通の辛さでは物足りず、過剰に唐辛子を増やして食べたり、さらに辛い料理を求めて食べ歩きをしたりと、貪欲に辛味を求める傾向があります。次第に辛さがエスカレートし、信じられないくらいの量の唐辛子を入れる人も多く見られます。
辛党の人はなぜ刺激を求めるのでしょうか。以下の項で、辛党の人が刺激を求める3つの理由を紹介します。
理由1:食欲を増進させたい
辛党の人が刺激を求めるのは、食欲を増進させたいという心理が働いていると考えられています。
辛いものを食べると辛味成分が消化器の粘膜を刺激するので、消化器が活性化し消化液の分泌が活発になります。さらに、唾液の分泌も促され、胃腸の動きも活発化するので、食欲が増進するといわれています。
「夏に辛い料理を食べると夏バテ防止になる」といわれているのも、食欲増進効果が期待できることが理由となっているからです。
理由2:痛みに対して惹かれる
辛党の人が刺激を求めるのは、痛みに対して惹かれているという理由も挙げられます。
辛味は舌の痛覚神経を刺激するので、「痛覚」として感じます。人は痛覚を感じると、痛みを和らげるためエンドルフィンというホルモンを分泌します。エンドルフィンは脳内麻薬と呼ばれており、分泌されると多幸感を感じる働きがあります。
エンドルフィンの分泌を無意識に求めているため、辛味による痛みをより多く求めてしまうと考えられます。
理由3:辛さの虜になってしまっている
辛党の人が刺激を求めるのは、辛さの虜になっていることが考えられます。
「ストレスが溜まると無性に辛いものが食べたくなる」という話は多く聞かれますが、これはより強い痛みを感じることでストレスを紛らわせる、という心理が働いているといわれています。
辛いものを食べて一時的にストレスを紛らわされると、その刺激が癖になって、ストレスを感じるたびに辛いものが食べたくなる、という状態を引き起こすようになります。
スコヴィルが高い唐辛子を把握しましょう
今回は、スコヴィルが高い唐辛子を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。
スコヴィルが高い唐辛子はとても辛く、一般的な唐辛子よりもはるかに辛いといわれています。調味料やソースとして販売されているものもあり、世界中の辛党がより強い刺激を求めて挑戦するという話がしばしば聞かれます。
しかし、辛いものを食べ過ぎると胃痛や便秘の原因となる場合もあるので、スコヴィル値が高い唐辛子に挑戦するときは注意が必要です。
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唐辛子はそのまま料理に入れるほか、調味料として使うのが一般的です。さらに唐辛子の辛味を楽しむのなら、タバスコやソースとして料理に加えるのもです。
下記の記事では、タバスコと辛いことで評判のデスソースを使ったレシピを紹介しているので、いつもの辛い料理に飽きてしまったときに参考にしてみましょう。
初回公開日:2018年12月13日
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