スコヴィルが高い唐辛子10個｜辛党が刺激を求める理由3つ
更新日：2022年04月11日
スコヴィルとは
辛党の人が好む食材といえば唐辛子です。唐辛子がたっぷり入った料理は見た目が真っ赤で、口の中にヒリヒリとした刺激が広がります。
唐辛子は世界中にさまざまな種類がありますが、辛党の人の間で話題となるのが「スコヴィル値が高い唐辛子」です。「スコヴィル値」とは唐辛子の辛さを表す単位で、スコヴィル値が高い唐辛子ほど辛いということになります。
今回は、スコヴィル値の意味とスコヴィル値が高い唐辛子を紹介します。
スコヴィルの意味
「スコヴィル値」は、唐辛子に含まれる辛味成分・カプサイシンの量を測定した単位で、スコヴィル味覚テストの考案者ウィルバー・スコヴィルの名前から名付けられました。
開発当初の測定方法は、唐辛子エキスの溶解物を複数の被験者が辛味を感じなくなるまで砂糖水に溶かし、その倍率をスコヴィル値としていました。現在は、機会測定して割り出されたカプサイシンの量をスコヴィル値に変換し直して表記する方法が一般的です。
スコヴィルが高い唐辛子10個
「世界で辛い唐辛子」を使ったお菓子や料理はしばしば話題になりますが、世界で辛いといわれる唐辛子は一般的な唐辛子の何倍もスコヴィル値が高く、驚くべき数値をしています。
スコヴィル値が高い唐辛子は世界中に存在していますが、実際にスコヴィル値が高い唐辛子とはどのような種類があるのでしょうか。
次に、スコヴィル値が高い唐辛子10個を紹介します。
1：キャロライナ・リーパー
「キャロライナ・リーパー」は、2013年に「世界で辛い唐辛子」としてギネス世界記録に認定された唐辛子です。赤くてごつごつしたさやと、鎌のような大きな尾がついているのが特徴で、エド・カリーという生産者が栽培しました。
キャロライナ・リーパーのスコヴィル値は3,000,000SHUといわれており、触っただけで火傷をしてしまうほどで、調理の際は防護服が必要という強烈な辛味成分を含んだ危険な唐辛子です。
2：トリニダード・モルガ・スコーピオン
「トリニダード・モルガ・スコーピオン」は、トリニダード・トバゴ原産のシネンセ種といわれる唐辛子の栽培品種の一つです。スコーピオンという名前のとおり、尖った先端部分がサソリの針に似ているのが特徴です。
スコヴィル値は1,500,000SHUという驚異的な数値を記録しており、味覚はもちろん旨味が感じられる香りがあるといわれています。そのため、辛党の間では「豊かな風味が感じられて美味しい」と評判です。
3：ブート・ジョロキア
「ブート・ジョロキア」は北インド原産の唐辛子の品種で、2007年に世界で辛い唐辛子としてギネス世界記録に認定された経歴があります。
「ブート」とはアッサム語で「幽霊」という意味があることから、英語では「ゴースト・チリ」と呼ばれています。
スコヴィル値は1,000,000SHUといわれており、素手で触ると被れや炎症を起こす危険があるので、ゴム手袋などで皮膚を保護してから取り扱う必要があります。
初回公開日：2018年12月13日
記載されている内容は2018年12月13日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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