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羽毛布団の干し方のポイント4つ・干すときの注意点

更新日:2020年08月28日

羽毛布団を干したいけれど、どのように干すのが良いのかご存知でしょうか?干すにしても間違った方法は羽毛布団の寿命を縮めてしまいます。せっかく買った布団ですから、できれば、長く使いましょう。どのような方法で布団を干すのが正しいのかをお知らせします。

羽毛布団の干し方のポイント4つ・干すときの注意点

羽毛布団とは

羽毛布団とは、羽毛を使った布団のことです。

羽毛を使用しているのでたいへん軽く、また保温効果が絶大でとても温かいという特徴があります。普通の布団よりも高価で高級感のある製品です。

羽毛布団の価格

羽毛布団は数千円から百万円以上と、価格にたいへん開きがあります。

羽毛布団の価格の違いは、中に使われている羽毛の種類や、使用されている布などの影響があります。羽毛のひとつひとつの塊が大きく、空気を含んでいる物が良質の羽毛布団とされています。ダックよりもグースの羽毛でできた羽毛布団の方が高価です。

羽毛布団の正しく干す方法

羽毛布団は天日に干す必要があります。ダニを死滅させたい場合は布団の内部を20分間50℃以上にします。その場合は晴れた日に羽毛布団に黒いカバーをかけて、1時間ほど天日に干します。

あまり羽毛を熱にさらすと痛んでしまうので、頻繁には干さないようにしましょう。干し終わったら室内に取り込み、布団クリーナーなどをゆっくり丁寧に長時間かけて使用して、汚れを吸い取ります。

方法1:月に1回~2回は天日干しする

布団の片面1時間ずつを、月に1回から2回ほどが理想の布団を干す時間と頻度です。毎日、干すのは体力的にも大変ですし、干しすぎても布団を傷める原因になるため、無理をする必要はありません。

あまり高温で長時間、布団を干すと羽毛が痛む原因になってしまいます。そのため特別な事情がない限り、頻繁な天日干しは行わないほうがよいでしょう。

方法2:片面1時間ずつ天日に当てる

羽毛布団を干すときは、片面1時間ずつ天日に当てます。

羽毛布団を干す目的は、湿気と汚れを取り除き布団をふっくらさせてダニを死滅させるということです。羽毛布団は薄いので、片面1時間ずつの天日干しで十分にこの目的が達成できます。

方法3:干すのは湿度の低い晴れの日

羽毛布団を干すのは湿度の低い晴れの日が最適です。

羽毛布団に限らず、布団を屋外で干す場合も屋内で干す場合も晴れている日が好ましいです。雨の日では室内も湿度が高いので、湿気を吸い込む可能性があるからです。

方法4:干す時間帯は午前10時~午後3時

羽毛布団を干す時間帯は、屋外ならば気温が上がりやすい午前10時から午後3時までの晴れた時間の間です。暑過ぎず、寒過ぎずな温かい温度が理想ですから、20℃から25℃ほどが適当でしょう。

なお、羽毛布団の中の温度が20分以上50℃以上になると、ダニは死滅します。ダニを完全に死滅させたい場合は、干すだけでは50℃以上はいかないので、黒いカバーをかけて、天日に1時間弱干すといいでしょう。

羽毛布団は洗えるか

洗える羽毛布団もあります。洗濯マークが付いている羽毛布団は洗うことができます。羽毛布団は繊細なので、家庭で洗う際は慎重に行う必要があります。

殺菌するためには羽毛布団を天日で干すことが必要です。しかし、天日で干すと羽毛布団を傷める原因となってしまいます。通常、羽毛布団を干す時は陰干しを行うので、殺菌目的で天日で干さない限りは殺菌ができないことになります。殺菌もできる消臭スプレーが市販されているので、活用しましょう。

クリーニングに出すのがベスト

人間の皮脂の臭いは、羽毛布団を干すことである程度は取りのぞくことができます。しかし、布団の繊維の奥深くに入り込んだ臭いの元は取ることが難しいです。消臭スプレーを使っても布団表面の臭いは取れますが、奥までは浸透しないため、取りきれません。

羽毛布団の奥まで入り込んだ汚れを取るためには、クリーニングを行わなければいけません。羽毛布団はデリケートなため、店にお願いして丁寧に扱ってもらいましょう。

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羽毛布団を干すときの注意点

羽毛布団を干して湿気を取り除くことで、ダニやカビの繁殖を予防することができます。衛生面以外にも、布団を干すと羽毛がふっくらと膨らむので、気持ちよく眠ることができるなどのいろいろなメリットがあります。

以下に羽毛布団を干すときの注意点を挙げていきます。

注意点1:叩かない

人間は寝ている間に汗を掻いたり、フケといった体の汚れを布団に落とします。そのため、羽毛布団に限らず布団には湿気や汚れが溜まっていきます。放置しておくと、ダニやカビが繁殖して、とても不衛生になってしまいます。

布団たたきは羽毛布団を傷める原因になったり、ダニの死骸が粉砕され、取れなくなる原因になるのでやめてください。

注意点2:天日干し時間は短め

長時間干すと羽毛布団が痛むので、片側1時間を目安に天日干し時間は短めに干すようにしましょう。

屋内の場合は屋外の汚れがつくわけでもないので、時間にこだわらず、湿気が取れたと思った頃に終わらせるといいです。

普段は屋内で、きちんと布団を上げたり布団用除湿シートを使う、布団クリーナーで埃を取る、消臭スプレーをするくらいのお手入れをするとよいでしょう。

注意点3:布団カバーはつけたまま

羽毛布団は布団カバーをつけたまま干します。暑い季節に外に干すと羽毛布団が熱くなり過ぎて困るという場合は、椅子や専用の室内干しに掛けて、室内で干しましょう。

室内で干すときは布団から出た湿気が再び布団に戻らないように、部屋の風通しを良くしたり除湿器やエアコンの除湿モードを使ったりして部屋の湿気を取り除きましょう。

注意点4:室内ならば扇風機の風をあてる

天日にこだわらず、羽毛布団を干すことができます。この場合は室内で干すことになります。室内で布団を干すためのスタンドも発売されていますが、椅子などを使っても構いません。

羽毛布団は多くの湿気を吸収しています。室内で干すときの注意点は、羽毛布団から放出された湿気が室内にあるままだと、湿気が布団に逆戻りしてしまうということです。

室内ならば羽毛布団に扇風機の風をあて、きちんと除湿しながら行う必要があります。

湿気を嫌う羽毛布団を正しい干し方で綺麗に

湿気を嫌う羽毛布団を正しい干し方で綺麗に保ちましょう。

羽毛布団の干し方のポイントや干すときの注意点についてご紹介させていただきました。これらのポイントを守り、羽毛布団で快適な眠りを確保していきましょう。

正しい干し方で寿命が延びる

羽毛布団を干すことなく放っておくと汚れが溜まり、カビが生えたりダニが繁殖したりと良いことはありません。羽毛布団を干すと湿気が取れ、ふっくらとしてダニやカビの繁殖が抑えられます。

羽毛布団は正しい干し方をすることで寿命が延びます。

布団干しを行うのは月1回から2回の頻度で構いません。花粉などのアレルギーを持っていても、羽毛布団は室内で干すことができるので、手間もそれほど気にせずお手入れができます。

初回公開日:2018年01月21日

記載されている内容は2018年01月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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