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美味しい野菜炒めを作るコツ|家庭/お弁当/中華鍋/IH

更新日:2020年08月28日

家庭料理の定番メニューの一つである、野菜炒め。とはいえ、家庭で作る野菜炒めは水分が多く、べちゃっとしてしまいがちという方も多いのではないでしょうか。今回は、家庭でできる美味しい野菜炒めを作るコツや、食材別のレシピなどをご紹介します。

美味しい野菜炒めを作るコツ|家庭/お弁当/中華鍋/IH

家庭でできる美味しい野菜炒めを作るコツ

時間がない時でもサッと作ることができ、さらに冷蔵庫の余り物でも作ることができる万能料理が「野菜炒め」です。誰もが気軽に簡単に作ることのできる「野菜炒め」ですが、だからこそ美味しく作ることのできる人は、料理上手とも言われます。今回は、家庭で作る野菜炒めをさらに美味しくするコツをご紹介します。

①火をつける前に

一番最初の大事なコツは、火をつける前のフライパンに、野菜を入れること。そして、野菜の水分が流れ出るのを防ぐために、野菜全体に油を回しかけてコーティングをします。

野菜だけでなくお肉も入れる場合、一番最初にフライパンに入れるのはお肉です。こちらもフライパンを火にかける前に入れ、火が通ったら一度取り出し、次に野菜を入れます。フライパンに残っているお肉の油だけでも十分ですが、お好みで油を足しても構いません。

②じっくりゆっくり加熱

野菜炒めの作り方というと「強火でサッと」というイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、美味しい野菜炒めを作るコツは「じっくりゆっくり加熱」です。

強火で炒めてしまうと野菜の細胞壁を構成している“ペクチン”という物質が分解されてしまい、野菜の水分が流れ出てしまい、べちゃっとした仕上がりの野菜炒めになってしまいます。また、お肉も強火で炒めてしまうと硬くなってしまいます。どちらも、弱火でじっくりゆっくり火を通すことがコツです。

③混ぜずに待つ

美味しい野菜炒めを作る次のコツは、常に混ぜるのではなく、2~3分に1回上下をひっくり返すだけ。

こまめにフライパンをゆすったり、混ぜたりした方が、火の通りが早く、美味しくできあがると思いがちですが、この方法だと反対に熱が逃げてしまうため火の通りが遅くなり、しんなりとした野菜炒めになりがちです。なので、しっかりと野菜に熱が伝わるよう、混ぜずに待つことが大切なコツです。

④お肉は下処理を

野菜炒めにお肉を入れる場合、お肉の下処理も、美味しい野菜炒めを作るコツの一つです。

下処理でお肉に片栗粉をつけておくだけで、縮み防止になり、仕上がりもふっくら柔らかくなります。また、塩や酒、胡椒をふっておくだけで、お肉にしっかりとした下味がつくので、野菜炒め全体の味もバッチリ決まります。

⑤味付けは最後に

野菜炒めを作る時、塩・胡椒をしてから炒める方も多いかもしれませんが、野菜から水分が流出してしまう原因になってしまうので、できません。

味付けをするタイミングは、野菜の8割に火が通っており、お肉を入れる場合はそのお肉を戻す時です。まず、塩やオイスターソースなど、野菜炒めの味の中心となる調味料を入れて2~3分炒めた後、胡椒や醤油、ゴマ油などで味を整えるのが、美味しい野菜炒めを作るコツです。

⑥炒めすぎないように

野菜やお肉にしっかり火を通そうと思うと、炒めすぎてしまって、ぐちょっとした野菜炒めになってしまう原因に。フライパンからお皿へ盛り付けた後も余熱で火が通るので、このことも考慮して火からおろすと、炒めすぎを防ぐことができます。弱火で作っても、およそ8分ほどで野菜全体に火が通るので、美味しい野菜炒めを作るコツとして、目安にしてみてください。

⑦こだわるならフライパンも

美味しい野菜炒めを作るコツの一つは、「じっくりゆっくり弱火で炒めること」。なので、熱伝導性が高く弱火調理に向いていて、なおかつ使う油の量が少なくて済むセラミック製のフライパンがです。

基本的に、弱火調理がポイントな野菜炒めですが、鉄のフライパンであれば、少々強火で作ったとしても、すぐに水分を蒸発させてくれるので、シャキッとした美味しい野菜炒めを作ることができます。まずはご自宅にあるフライパンで弱火調理を試してみて、より本格的な野菜炒めが作りたいと思ったら鉄のフライパンにチャレンジしてみるのもです。

お弁当に入れる野菜炒めを作るコツ

作ってすぐ食べるのではなく、時間が経ってから食べるお弁当。この場合の味付け方法や作る時のコツはあるのでしょうか。まず一つめは、味付けです。出来たてではなく、冷めてから食べるので、味付けはやや濃い方が美味しく食べることができます。

次に、お弁当は冷めた状態で食べるので、脂身の多いお肉やバターはできません。冷めると脂の部分が固まってしまうためお肉自体も硬く、野菜も脂まみれになってしまので、お弁当には不向きです。また、バターも冷めると美味しさが失われてしまい、油の塊となってしまうので、お弁当には入れない方が無難です。

上記の点にさえ注意すれば、数種類の野菜を取ることができて、色合いもきれいな野菜炒めは、お弁当になおかずの一つです。

次のページ:食材別の野菜炒めレシピ

初回公開日:2017年10月10日

記載されている内容は2017年10月10日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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