漬物の種類一覧と特徴・漬物の種類の数|日本/中国/韓国
更新日:2020年08月28日
漬物って何だろう?
みなさんは漬物がお好きですか。漬物をどれくらい食べていますか。定食を頼んだ時に少し乗っている箸休めのようなもの、カレーの福神漬け、お茶漬けに乗せるもの、ハンバーガーに入っているピクルスなど、日本だけでなく世界中に漬物はあります。
そもそも漬物って何でしょう。漬物とは「お新香」とも呼ばれ、さまざまな食材を塩やだし、酢、ぬか、麹などと漬け込み、保存性を高め、乳酸菌や麹菌などにより発酵させたものもあり、食物繊維やビタミンなども豊富に含まれる食材です。広い意味でオイルサーディンなども漬物と言われることがあります。
今回は、奥の深い漬物の種類や特徴、日本各地や世界の漬物の種類などについて紹介します。
日本の漬物の種類一覧と特徴は?
日本の漬物は種類がたくさんあります。地域、習慣、産物、気候によって同じ食材でも漬け方が違います。長い時間をかけて、その地方に合った漬け方があり、独特の味を出しているものが漬物と言えるでしょう。最近では、チーズやお豆腐なども味噌漬けして、お酒のおつまみとしてがあります。では、漬物の種類はどのようなものがあるのでしょうか。
代表的な漬物としては
・ぬか漬け:ぬか床に漬けます。一般的な漬物です。
・塩漬け:白菜などを塩に漬けます。梅干しなど。
・粕漬け:酒粕に漬けます。わさび漬けなど。
・酢漬け:お酢に漬けます。ラッキョウなど。
・麹漬け:麹に漬けます。べったら漬けなど。
・味噌漬け:味噌に着けます。ごぼうの味噌漬けなど。
・辛子漬け:辛子に漬けます。からしレンコンなど。
・醤油漬け:醤油に漬けます。福神漬けなど。
があります。皆さんも一度は食べたことがあるのではないでしょうか。
野菜の漬物の種類と特徴は?
漬物と言うと野菜が一般的で、昔は保存食として野菜の漬物を作っていました。冬は野菜の摂取量が減ります。そこで、野菜を保存して食べるために、昔の人の知恵として漬物ができました。漬物とご飯があれば満足という人もいるのではないでょうか。
野菜の漬物は「ビタミンの王様」と言われており、熱で壊されてしまうビタミンを発酵菌などにより、さらに栄養価を高めているのが特徴です。また、カルシウムやカリウム、鉄分なども豊富に含みミネラルの補給にも適しています。
漬物はアルカリ性ですので、肉などの酸性の食品を摂取した時は漬物などを食べてバランスをとるのが良いでしょう。漬物は種類や漬け方も豊富にあり、含まれている栄養も変わってきます。
大根の漬物の種類と特徴は?
大根の漬物と言うと、「たくあん」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。たくあんは漬物の代表格でしょう。たくあんは、しっかり噛む必要があるため脳が刺激されます。また、しっかり噛むことで唾液が出るので虫歯予防にもなります。
栄養面では90グラムのたくあんに0,19mgのビタミンB1が含まれています。ビタミンB1はご飯の糖質をエネルギーに変えるので、ご飯にたくあんの組み合わせは理に適っているでしょう。塩分はたくあん100グラムに対して約2,5グラム程度です。
きゅうりの漬物の種類と特徴は?
きゅうりの漬物として代表的な漬物の種類はぬか漬けではないでしょうか。きゅうりのぬか漬けのぬかにはビタミンB1が含まれており、きゅうりのビタミンCと一緒になり、疲労回復に効果があります。
きゅうりのぬか漬けは約10時間漬けるとビタミンB1はもとの5倍、24時間漬けると12倍にも増えると言われています。塩分はきゅうりのぬか漬け100グラムに対して約5,3グラム程度です。塩分が気になる場合は、ピクルスなどの酢漬けがです。
かぶの漬物の特徴は?
かぶの漬物として有名なのが千枚漬けです。京都では冬になると美味しい千枚漬けがお店に並びます。
かぶはビタミンCやアミラーゼを多く含んでいます。このアミラーゼは胸やけの不快感や食べ過ぎのときの消化を助けたりする役割があり、整腸効果があります。また、酢を使っているので、疲労回復やダイエット効果、高血圧の予防などに良いと言われています。塩分は100グラムに対して約2,5グラム程度です。
発酵漬物の種類や特徴は?
発酵漬物は体に良い食材として知られています。例えば、漬物の代表格のぬか漬けのぬかには乳酸菌や酵母菌がたくさん含まれています。また、ぬかには乳酸菌や酵母菌のエサになる食物繊維やビタミン、ミネラルが豊富にあり、これらが発酵して美味しくて栄養のあるぬか漬けができ上がります。
発酵漬物にはタンパク質や脂質の分解、高コレステロール、高血圧の予防、整腸作用などに効果があると言われています。発酵漬物の種類はぬか漬けだけではなく、べったら漬けやたくあん、奈良漬けなどがあります。
日本各地の漬物の種類一覧
初回公開日:2018年01月22日
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