岩のりの食べ方・乾燥・生の岩のり
更新日:2020年08月28日
岩のりのカロリーと栄養について
岩のりは普通ののり100gあたり164kcalに比べて、100gあたり151kcalと若干低カロリーです。
普通ののりよりも、ナトリウム、カリウム、カロテン、鉄分などのミネラルを多く含みます。逆に、ビタミンAやCなどは少ないです。また、葉酸たっぷり含まれているので、妊婦さんにもです。
生の岩のりは自分で採取?
乾燥や佃煮になった岩のりは、簡単にスーパーマーケットなどで手に入ります。しかし、なかなか生岩のりは見かけません。大きめで魚売り場が充実しているスーパーマーケットなら、生のりは見かけるでしょう。生海苔の中には、岩のりが入っているものもあるようです。しかし、見分けがつきにくいでしょう。
生岩のりは、生産地近くでは流通はしているようですが、一般的には手に入りにくいといえます。そうなると、自分で岩のりをとってみたいと考える人もいるでしょう。
本場の岩のりの旬は11月から3月まで
販売されている岩のりの多くは、日本海側の岩場で旬に摘み取られたものです。旬は、11月から3月です。その時期の日本海の岩場は、寒くて波が荒い時期です。ですから、商品の岩のりを採取する人は、まさに命がけと言っても過言ではありません。
素人が岩のりを採取するなら?
自宅で生岩のりを楽しみたいといっても、命がけで採取に行こうとは思えないでしょう。そこでなのは、磁気に関係なく、海が穏やかで暖かくなって時期です。
近場の海で、中潮の干潮時間帯を選ぶのがいいでしょう。自然の岩のりは、コンクリートの防波堤や海岸の岩場などにも生えています。ただし、岩場や防波堤などは、場所によって漁業権の設定対象になっていることがあります。岩のりをとってもいいか、近くの漁業組合に聞いてみるのがいいでしょう。
取り方は?
まず、岩のりがある岩場はとても滑りやすいので、足元には十分に気をつけましょう。
岩などに映えた岩のりは、手で表面のだけ指でつまんでも採れます。この方法だと一度にたくさんは採れませんが、貝や石などの邪魔なものがついてこないので洗うのが楽になります。
ナイフなどを使って、岩からこそげ採ることもできます。この場合には、石などが入りやすいので、岩のりの表面だけを採るように心がけましょう。
網など袋状の物や適当な容器などに岩のりを集めて、よく海水で洗い、砂や石、貝などをとりのぞきます。ただ洗っても状態を見極めにくいので、時々岩のりを味見しながら不純物が残っていないか確認するのがです。
天然の岩のりを生で購入したいなら旬の時期を狙う
本当においしい岩のりの生を味わいたいなら、旬である12月くらいに通販で探してみるのがです。通販されている生岩のりは、旬の時期でも少ないですが、まったくないわけではありません。水産会社から直接お取り寄せするのがです。
たとえば、岩のりが有名な山形の水産会社もいいでしょう。
岩のりとあおさの違いは?
岩のりは、海苔の一種とみなされ、食用藻類のうちのひとつです。細かい分類で言うと、岩のりの高級品といわれるものは、アマノリ属の紅藻類の天然物のことを指します。
岩のりの名産には、差のご紹介した島根県出雲市十六島周辺の「十六島海苔(うっぷるいのり)」のほか、島根県大田市殿島周辺の「殿島海苔」、兵庫県豊岡市の「城崎海苔」、北陸地方の日本海沿岸の「雪海苔」などがあります。
対して、あおさは緑藻の総称ですが、細かく言うとアオサ属というのがあり、一般的には2層の細胞層からなる膜状体の緑色です。全国的に自生していて、岩のりと違い、地域で名産になっている代表的なあおさは明確ではありません。
また、売られている岩のりには粉末のものはないですが、あおさは粉末でも売られているでしょう。
粉末のあおさと青のりも似ている
初回公開日:2018年04月09日
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