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こんにゃくの簡単なあく抜き方法5つ|美味しくなる4つのコツ

更新日:2022年04月11日

こんにゃくは目立たない食材ですが、ローカロリー、食物繊維が豊富など、いいところがたくさんある食品です。この記事では、こんにゃくの簡単なあく抜き方法、美味しくなるコツを紹介しています。参考にして、こんにゃく料理にチャレンジしてみてくださいね。

こんにゃくの簡単なあく抜き方法5つ|美味しくなる4つのコツ

こんにゃくとは

こんにゃくとはサトイモ科の多年草植物、または、こんにゃく芋をすりおろしカルシウムを混ぜた後ゆでて作った食べ物です。こんにゃく芋を冬に掘り出してこんにゃくを作ることが多いことから、冬の季語として用いられることもあります。

こんにゃく芋は、東南アジアが原産国といわれており、現在日本では、ほとんどが群馬県、栃木県で収穫されています。こんにゃくをよく食べる地域としては、山形県、秋田県、岩手県があげられます。

こんにゃくのあく抜きは必要か

こんにゃくをあく抜きせずにそのまま調理して食べると、エグミや独特のにおいが残りますので、あく抜きが必要です。調理前に、あく抜きをしましょう。

ただし、「あく抜き不要」と書かれているこんにゃくは凝固剤を減らしたり、こんにゃく芋の粉末からエグミを取り除いて作られているので、さっと洗えば大丈夫です。気になるという人は、あく抜きをすると良いでしょう。

こんにゃくのあくの原因

こんにゃくのあくの原因は二つあります。一つは、こんにゃく芋自体の持つあくです。もう一つは、こんにゃくを凝固させるための水酸化カルシウムなどのエグミや渋味です。

「あく抜き不要」のこんにゃくには、エグミの少ない貝殻焼成カルシウムなどが使われています。こんにゃくのあくを取り除くために、こんにゃくは、下処理をしてから調理していきます。

白こんにゃくと黒こんにゃくの違い

よく見かけるこんにゃくには「白こんにゃく」と呼ばれるものと「黒こんにゃく」と呼ばれるものがあります。この二つの違いは、製法にありました。

白こんにゃくは、こんにゃく芋を製粉したこんにゃく粉から作られ、黒こんにゃくは生芋から作られました。生芋を使ったこんにゃくはこんにゃく芋の皮やあくが入り黒っぽくなりました。

現在では、黒こんにゃくもこんにゃく粉から作られることが多く、海藻を混ぜて黒っぽくしています。

こんにゃくのあく抜きの簡単な方法

こんにゃくのあく抜きは、面倒に感じるでしょうが、そんなことはありません。大事な調理過程ですので、やり方をしっかり覚えましょう。いくつかの方法がありますので、試してみて自分に合うやり方を見つけてください。どの方法も、すぐにできる簡単な方法です。

方法1:湯どおし

最初に紹介するあく抜き方法は、湯どおしです。まず、鍋にたっぷりの水を入れ沸かします。鍋の水が沸騰したら、切ったりちぎったりしたこんにゃくを入れます。再び沸騰してから2~3分ゆでます。ゆですぎるとおいしくなくなってしまいますので、気をつけます。

湯どおしは、こんにゃくだけでなく、ぶりのあら、わかめなどの下ごしらえや、野菜の色をよくするために行うこともある基本的な調理法ですので、覚えておきましょう。

方法2:塩もみ

次に紹介するあく抜き方法は、塩もみです。塩もみというのは、食材に塩をこすりつけて揉むという手法です。まな板にこんにゃくをのせ、適量の塩を振り、中の水分を出すように揉みます。

これは、浸透圧を利用しています。浸透圧とは、濃度の異なる二つの溶液が、溶質の濃度の小さい方から濃厚溶液の方へ、溶媒の移動が起こることです。この性質を利用して、こんにゃくの中のあくを抜いていきます。

方法3:叩く

次のあく抜き方法は、「叩く」方法です。乾いたまな板の上に、水分を拭きとったこんにゃくをのせます。塩をこんにゃくに適量(大さじ1杯くらい)ふりかけ、めん棒などでこんにゃく全体を軽くたたいていきます。中から水分が出てきたら、水で洗います。

叩くことで、あく抜きと同時にこんにゃくの繊維を断ち切り、やわらかくなり、おいしくなります。強くたたきすぎないように気をつけましょう。

次のページ:こんにゃくが美味しくなるコツ

初回公開日:2018年10月23日

記載されている内容は2018年10月23日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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