つくしの美味しい食べ方11選|下処理と灰汁抜き方法をチェック
更新日:2022年04月11日
つくしの選び方と食べ方
春になると、草原やあぜ道、土手、道路脇の植え込みなど、いろいろな場所で顔を出すつくしは、今も昔も変わらず春の風物詩です。
和歌の世界では春の季語として扱われ、現在でもハウス栽培などは行れていないため、春だけに堪能できる季節感あふれる食材です。春というチャンスを逃さず、つくしを食べ尽くしましょう。どんな食べ方があるのか、レシピとともに紹介していきます。あなたは、つくしの食べ方をいくつ知っていますか。
つくしを選ぶ時のポイント
つくしは、一本の茎の頭に胞子を含んだ穂がついています。穂先は、出始めは固く締まっていますが、成長すると松ぼっくりのように広がって、緑色の粉のような胞子を散らします。
つくしを美味しく食べるなら、穂の部分が固く締まっていて、胞子を散らしていないものを選ぶのがポイントです。穂が開き切っているものは枯れる手前ですから、つくし本来の味わいがありません。美味しい食べ方を知る前に、選び方を押さえておきましょう。
つくしの下処理方法
つくしの茎にはいくつかの節があり、その節のまわりにはハカマと呼ばれる茶色い葉がついています。このハカマは、繊維質のため、ゆでても固くて食べられません。
つくしの下処理とは、ハカマを取り除くことです。ひとつひとつ手作業で取らなくてはならず、とても面倒なうえ、つくしの灰汁で指先が真っ黒になってしまいます。しかし、この過程を怠ると、つくしを美味しく食べることができませんから、下処理は必ず行いましょう。
つくしの灰汁抜き方法
ハカマを取り除くという下処理をしたら、次は灰汁を抜きをします。つくしは灰汁が強いため、料理をする前に灰汁抜きをしておかなくてはなりません。
灰汁抜きの方法としては、まず鍋に湯を沸かします。そして、沸騰した湯の中に下処理をしたつくしを入れ、再び沸騰したら10〜15秒ほどゆで、ボウルに入れた冷水に放って冷ましましょう。その後、数回ボウルの水を取り替え、灰汁を抜きます。
つくしの美味しい食べ方のレシピ11選
つくしと言えば、佃煮や卵とじが一般的な食べ方です。もちろん、定番料理でもつくしは美味しく食べられますが、他にも食べ方はいろいろあります。ここでは、定番からちょっと変わり種まで、さまざまなつくしの食べ方をご紹介します。
これなら、毎日、食卓につくしが並んでも飽きないはずです。仲間を呼び、「つくし三昧」のパーティなどしても、珍しがられるのではないでしょうか。
1:つくしの佃煮
つくしの食べ方と言えば、昔から変わらず、定番料理として君臨しているのが佃煮です。ちょっと苦くて大人の味、酒の肴にもご飯のお供にも最適です。各家庭によって作り方や味つけは微妙に異なります。ここで紹介するレシピをベースに、自分流にアレンジしてもいいでしょう。
材料:作りやすい分量)
つくし ボウル1杯
ごま油 大さじ2
みりん、酒、醤油 1:1:1
炒りごま 適量作り方)
出典: http://www.recipe-blog.jp/profile/20966/blog/17352446 |
1.つくしはハカマを取り、熱湯でサッとゆで冷水に取り、2、3度水をかえて灰汁を抜く。
2.フライパンにごま油を熱し、水を切った1を入れて炒める。
3.調味料(みりん、酒、醤油)は、1:1:1の割合で、好みの味加減にして煮詰める。
4.仕上げに、炒りごまをふる。
2:つくしの卵とじ
佃煮と並んでつくし料理の王道をいくのが卵とじです。卵とじは、つくしの食べ方として広く知られている料理ですが、ここでは、豚肉の細切れと玉ねぎを加えてボリュームアップしたレシピをご紹介します。若い世代にもグッドな一品です。ご飯がモリモリ進みます。
初回公開日:2018年11月07日
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