国会図書館について・利用法・サービス6つ・見学ツアー
更新日:2022年04月11日
サービス1:国会へのサービス
国会図書館の一番大切な役割が国会へのサービスであり、国会図書館内の一部局である「調査および立法考査局」を中心に、国会へのサービスを提供しています。
国会へのサービス内容は、「法案・案件の分析評価」、「両議院、委員会および議員に対し国政審議に役立つ資料・情報の提供」、「求めに応じて議案を起草」があります。行政・司法や一般国民へのサービスは、国会へのサービスに支障がない範囲で行うことが定められています。
サービス2:行政・司法
国会図書館は、各府省庁と最高裁判所に支部図書館を設置し、資料の貸し出し、コピー、リファレンスなどの図書館サービスを行うことで、行政・司法の業務に役立っています。
国会図書館と支部図書館はネットワークで結ばれており、各府省庁の刊行物の交換、資料の相互貸借、支部図書館職員に対する研修など、図書館活動全般について連携して行っています。国会図書館と支部図書館の蔵書検索サービスも提供しています。
サービス3:国民一般
一般の人が利用できる国会図書館のサービスは、資料の閲覧やコピー、調べものの相談(リファレンス)などがあります。所蔵する資料の一部は、他の公共図書館へ貸し出すことも行っているので、地方に住んでいる人でも利用できます。
他にも、国会図書館では見学ツアーや講演会・展示会なども行っています。
サービス4:コピー
国会図書館の提供するサービスに、資料や出版物を有料でコピーしてくれるサービスがあります。国会図書館には膨大な量の資料や出版物が保存されていますが、一般の図書館のように書棚に並んでいません。
来館者は閲覧したい本を館内の端末で検索して申し込むと、書庫からでてきます。国会図書館の本は借りることができませんが、必要があれば申し込みをすると著作権の許す範囲内でコピーを入手することができます。
サービス5:オンラインで蔵書リサーチ
国会図書館に保存されている膨大な蔵書はデジタル化が進められ、ホームページ上で閲覧することができます。
全国の公共図書館や美術館などが提供する資料・デジタルコンテンツを検索できるサービスや、国会図書館所蔵の図書・新聞・雑誌・国内博士論文などを検索できるサービスがあります。
他にも邦楽、歌謡曲、落語・漫才・浪曲・講談といったジャンル別に音源を探せるサービスなどもあります。詳細はリンクを参照してください。
サービス6:電話での問い合わせ
国会図書館では電話での問い合わせにも応じています。図書館の利用方法、閲覧したい資料があるかなどの簡単な問い合わせなら電話で聞くことができます。
希望する資料の書名、著者名、発行年代、出版社などを事前に確認して問い合わせください。受付時間は開館日の9時30分から17時までです。資料があるかどうかは「国会図書館オンラインサービス」で検索すると見つかる場合もあるので、電話をする前に検索してみましょう。
国会図書館のフロア案内
国会図書館は本館と新館に別れていて、本館は1階から6階まで、新館は1階から5階まであります。本館の各フロアは、以下の通りになっています。
1階:遺失物受付
2階:入口、インフォメーション、閲覧室、複写カウンターなど
3階:閲覧室、古典籍資料室(許可制)など
4階:地図室、憲政資料室(許可制)など
5階:事務室
6階:食堂、売店(文房具もあります)
館内は公衆無線LAN(WiFi)や、ATMも設置されています。
本館と新館の違い
初めて国会図書館を利用する人は、新館の1階に利用者登録カウンターがあるので新館の入り口から入ります。既に利用者登録がすんでいる人は、本館の入り口の方が空いていることが多いので、本館から入ることをします。
新館と本館は連絡通路でつながれているので、目的に合わせて利用しましょう。図書・地図・古典籍資料などは本館、新聞・雑誌・音楽・映像資料は新館で閲覧できます。詳細はリンクを参照してください。
初回公開日:2018年07月26日
記載されている内容は2018年07月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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