土鍋の焦げの落とし方5つの手順|焦げつかせない方法4つ
更新日:2022年04月11日
土鍋が焦げついた場合の手入れ方法などを説明してきましたが、ここでは土鍋を焦げつかせない方法をご紹介します。購入した時や調理の際にひと手間加えることで、土鍋を焦げつきにくくすることができます。
そう難しいことではないので、土鍋を焦げつかせず長持ちさせるためにも、以下の4つの方法を実践してみましょう。
1:初めての土鍋に目止めをする
土鍋を買い替えて新しく使い始める時には、土鍋の表面をコーティングする「目止め(めどめ)」をします。目止めのやり方はいくつかありますが、やり方はいたって簡単です。
1.水洗いをした土鍋をしっかり乾燥させる
2.おかゆを炊く、重湯または米のとぎ汁、片栗粉や小麦粉を溶かした水を土鍋の8分目まで入れ、弱火にかけ沸騰させる
3.冷めるまで放置する
4.土鍋が冷めたら中身を捨て、水洗いをしてよく乾燥させる
2:調理する時粗塩をひとつまみ入れる
土鍋でご飯を炊くときに、粗塩をひとつまみ入れることで、焦げつき防止の効果が期待できます。天然塩に分類される粗塩は、炭素が含まれない無機物のため、焦げにくい性質があります。
また米2合に対して塩ひとつまみを入れることで、水分を含んだもっちりとしたお米に炊き上がり、米の甘みが引き出されるという効果もあります。
3:調理する時昆布を1枚敷く
米を炊く際に昆布を1枚敷いてからお米を入れることで、焦げつき防止になります。底と米との間に昆布を敷くことで数ミリの隙間が確保され、焦げにくくなります。ただし、絶対に焦げないというわけでもないので、火加減には十分注意するべきでしょう。
また昆布を入れることで、昆布の出汁が出て炊き上がりの香りもよく、ふっくらと美味しく炊き上がります。
4:調理後土鍋をしっかり乾燥させる
土鍋の素材である土は水分を含む性質であるため、表面が乾いていても中は湿っています。水洗いをした土鍋の裏表の水分をしっかりと拭き取ったらすぐには片付けないで、直射日光を避け風通しのよい場所にしばらく置いて乾燥させます。
乾燥機があれば乾燥機で乾燥させ、ない場合は表面の水気を拭き取った後、ごくごく弱火で5分程度火にかけ、後は冷めるまで置いておきます。
長期間使わない場合は新聞紙に包むとカビ防止になります。
土鍋の焦げつかない方法を知ってお料理しましょう
やり方を間違えると焦げ付きやすい土鍋ですが、使い方を守りしっかりお手入れをすれば長持ちさせることができます。たとえ焦げてしまっても、手入れの方法を知っていれば焦げをうまく取り除くこともできます。
慣れるまで火加減や調理時間など試行錯誤が必要でしょうが、慣れてしまえば土鍋は使い勝手がよく保温力も高く料理の幅も広がり、また美味しく調理することができます。
今年の冬は土鍋を上手に使い、鍋を楽しみましょう。
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土鍋と言って思い浮かべるのが冬の定番の鍋料理ですが、土鍋は鍋料理だけでなくさまざまな調理に活躍します。鍋料理ひとつとってもいろいろな種類があります。
ご飯を炊くにも、炊飯器で炊くよりも早く炊き上がる上に、ふっくらと美味しく仕上がります。さらに、五目ごはんなど炊き込みご飯などもふっくら香ばしく炊き上がり、食欲をそそります。土鍋を使っての調理など、ぜひ参考にしてみてください。
初回公開日:2018年11月21日
記載されている内容は2018年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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