土鍋の焦げの落とし方5つの手順|焦げつかせない方法4つ
更新日:2022年04月11日
手順3:土鍋を火にかけぐつぐつと煮立たせる
土鍋をコンロで火にかけ、しっかり沸騰するまで待ちます。この状態でも焦げがはがれてくるのが分かります。
重曹はアルカリ性とは言ってもそれほど強くはなく、元々は弱アルカリ性です。弱アルカリ性である重曹ではいまいち効果が弱いですが、熱を加えると化学反応で強アルカリ性へと成分が変化します。そのため、鍋などにこびりついた焦げを落とすためには、煮洗いをすることで洗浄効果がアップします。
手順4:重曹入りのお湯を捨てる
ある程度沸騰させたら、冷めるまで放置します。重曹が土鍋と焦げの間に入り込み、はがれやすくなります。あまりはがれている様子がないようならば、一晩おいて様子を見てもよいでしょう。その後、重曹入りの湯を捨てます。
手順5:布巾やスポンジ、指で焦げを落とす
布巾やスポンジなど、柔らかい素材のもので優しく焦げを落としていきます。焦げが浮き上がっているので、力を入れなくとも焦げを落とすことができます。
ただし焦げつきがひどく、手順5まで行ってもまだ焦げが落ちないようであれば、もう一度手順1~5までの工程を繰り返してみましょう。手間がかかりますが、手順1~5までの行程を繰り返し行うことで、土鍋を傷つけることなく焦げを落とすことができます。
焦げを落とすときの注意点
重曹を使った土鍋の焦げの落とし方について説明しましたが、それ以外にも土鍋の焦げを落とす際に注意しなければならないことがいくつかあります。頑固な焦げを落とすためとはいっても、手入れ方法を誤ってしまえば余計に焦げがこびりつく原因にもなりかねません。
土鍋を長持ちさせるためにも、ここでご紹介する内容には十分気をつけて取り扱うようにしましょう。
金たわし等金属でこすらない
土鍋の焦げ付きを落とす場合には、金たわしやスプーンの先端など金属で擦ることは厳禁です。土鍋は土でできているため傷がつきやすく、もろく欠けやすいのが特徴です。そのため、金たわしなどの小さな傷から小さな傷がつけばそこから劣化が進み、土鍋の寿命を速めてしまうことになります。
また傷がつくことで細かい隙間ができると、その隙間に焦げがこびりつきやすくなり、焦げやすい土鍋になってしまいます。
力任せにこすらない
さらに、小さな隙間に入り込んでこびりついた焦げを力任せにこすり落とそうとするのも厳禁です。金たわしなどの金属を使わなかったとしても、力任せにこすると焦げが落ちるどころか、逆に土鍋を傷つけてしまいます。そこからひび割れてしまうなどし、土鍋が使い物にならなくなります。
また土鍋にクレンザーを使うのも厳禁です。クレンザーの研磨材で傷がつく上、吸水性がある土鍋の場合、クレンザーが吸収されてしまいます。
焦げにくい定番土鍋
土鍋といえばよく見かけるのが万古焼の銀峯花三島の土鍋ではないでしょうか。土鍋のコーナーに行けば大抵見かけることのある三島の土鍋は、多くの人に使い続けられているだけあり、保温力に優れ、また焦げにくいという意見も聞かれます。
使い始めのひと手間やお手入は欠かせませんが、使い勝手の良さや焦げ付きの少なさでベストセラー商品の土鍋です。
買い替えを考えているのならば、花三島の土鍋はいかがでしょうか。
土鍋を焦げつかせない方法4つ
初回公開日:2018年11月21日
記載されている内容は2018年11月21日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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