Yシャツの簡単なたたみ方|半袖/長袖/アイロン・たたみ方の裏技
更新日:2020年08月28日
Yシャツの簡単なたたみ方は?
シャツをたたむときはホコリがつきやすい床は避け広い場所でたたむと、たたみやすいです。シャツの簡単なたたみ方をご紹介します。
半袖の基本的なたたみ方は?
長袖のYシャツに比べるとたたみ方は簡単です。
①ボタンは一番上から一つ飛ばしでとめます。
ボタンをとめると畳みやすくなる上にシワにもなりにくくなります。
②ボタンが下になる様に裏返します。
③袖、前身ごろを肩の半分ぐらいの位置でシワにならないように折りたたみます。この時、真っすぐに折れているか裾で合わせて確認します。
※幅はあくまでも目安なので収納する幅に合わせてください。
※袖が反対の折り目に重なりそうな場合は袖だけもう一度折り返します。
④長さを半分に折ります。裾が長い場合は、一番下のボタンのの位置で折り返してから半分に折るといいでしょう。
⑤表に返しシワがないか、左右バランスよく畳めているか確認しましょう。
長袖の基本的なたたみ方は?
①ボタンは一番上から一つ飛ばしでとめます。
②ボタンが下になる様に裏返します。
③片方の袖だけを折りたたみます。袖は背中の中心線あたりでもう1度折り返します。
※この時袖がシワになりやすいのでシワにならないようにご注意ください。
※袖が収まらない場合は更に折り返します。
④収納したい幅に合わせて両脇をたたみます。
⑤長さを半分に折ります。裾が長い場合は、一番下のボタンの位置で折り返してから半分に折るといいでしょう。
⑥表に返しシワがないか、左右バランスよくたためているか確認しましょう。
Yシャツのアイロンのかけ方は?
用意するもの【スチームアイロン】【アイロン台】【霧吹き】【スプレーのり】
※Yシャツは霧吹きで湿らせてからスプレーのりをかけるとYシャツ全体にのりがなじみます。
①襟にアイロンします。
アイロン台に襟を広げ両手で生地を伸ばすようにならします。一方向にかけるとシワになるので、両端から中央へとアイロンをかけていきます。
※この時に襟を山折りした部分の縫い目にそってアイロンをかけると、襟を折った時の山が崩れにくくなります。
②前立て(ボタンの位置)にアイロンします。アイロン台の上にタオルを敷きボタンが下になるように前身ごろを開けて広げます。裏側からアイロンをかけます。
③袖にアイロンします。
【袖口】片方の袖口をアイロン台にのせ、襟同様に両端から中央へとアイロンします。ボタンがあるところは下にタオルを敷きましょう。
【袖】縫い目を引っ張って折り、起点を作ります→両手で生地を伸ばす様にならします→起点に沿ってアイロンする→起点から袖全体を横にアイロンする。
【袖のタック】袖から袖口の方向にアイロンを動かしタックの端にアイロンの先端が入るまでかけます。
④反対の腕も③同様にアイロンしていきます。
⑤背中の内側にアイロンします。
【背中、ヨーク】前身ごろを開きアイロン台に背中があたる様にのせる→両手で生地を伸ばす様にならす→左手で衿ぐりを引っ張りながら背中全体にアイロンをかける→脇線近くの裾までは曲線を描きながら全体にかけます。
※アイロンは裾からヨークへ向かって動かします。
【背中のタック】左手で衿ぐりを引っ張ったまま背中のタックにアイロンする。
※裾から衿ぐり方向に向かってアイロンをかける。
⑥身ごろを重ねてアイロンをかける。
脇の縫い目を引っ張て折り、左身ごろを重ねる→両手で生地を伸ばす様にならす→前立てにアイロンをかける→前立てから脇の縫い目に向かってアイロンをかける→袖ぐりはアイロンをかけ終わっているのでかけない様に注意してください。
⑦衿の付け根にかける。
衿を起こしピシッと立てる→衿の付け根の縫い目のあたりとヨークにアイロンをかける→⑥と同様に右身ごろもを重ねて同じことをする→衿の付け根にアイロンをかける
※右身ごろの前立ては②の段階でかけ終わっているのでアイロンをかけない。
⑧ポケットにアイロンをかける。
両端から中央に向かってかけます。
※衿、袖口、ポケットは一方向にかけるとシワになるので両端から中央へとアイロンを動かしましょう。
ショップで見かけるたたみ方
ショップで見るYシャツはどれもシワがなくたたみ方も綺麗です。マネしたいと思う方も多いでしょう。
ショップに入荷してくるYシャツのほとんどが型紙がついていて、1着1着袋に入っています。しかし店頭に並べる時はどんなディスプレイにするかでたたみ方を変えているショップがほとんどなので、これといって決まったたたみ方はありません。
どのショップもたたみ方は様々なのでショップで研究するのもいいでしょう。
自宅でも型紙が欲しい!
「Yシャツのたたみ方は難しいから嫌」とストレスになっている方はいらっしゃいませんか。
そんな方は型紙を使ったたたみ方だとスピーディーにかつ綺麗にたためます。
用意するものは【A4サイズの下敷き】または【A4サイズのファイル】または【A4サイズにカットした厚紙】
A4サイズである程度厚みがあり、ずれにくかったら何でも構いません。
では型紙を使ったたたみ方をご紹介します。
【型紙を使ってのたみ方】
①Yシャツのボタンを一番上から一つ飛ばしでとめます。
②ボタンが下になる様に裏返します。型紙を真ん中に縦型で置きます。
この時、衿の下に合わせるとたたみやすくなります。
③左身ごろを型紙に合わせて折ります。
※裾の部分が広がらずまっすぐに折れているか確認しましょう。
④袖を折り込んでいきます。
型紙の幅に合わせて入る様にしましょう。
⑤反対も③④同様していきます。
⑥一番下のボタンの位置で折り、折った状態でヨークの位置にもっていきます。
⑦型紙をスッと抜き、形を整え裏表にシワがないか確認しましょう。
※③で身ごろがまっすぐ折れていなかったらバランスが悪くなりますので、丁寧にしましょう。
Yシャツの洗濯方法
Yシャツは綿100%か綿とポリエステルの混紡が多く、自宅の洗濯機でも洗えますが高級ブランド品や綿、ポリエステル以外の素材の場合は手洗いしましょう。
【基本的な洗濯方法】
①襟や袖口は汚れが付きやすく目立ちやすい場所でもあります。襟や袖口の汚れが気になる場合はスポット洗剤や液体洗剤、または台所洗剤をつけて5分程置きます。その後歯ブラシでたたくか手でもむと汚れが浮いてきます。
②白物のYシャツの場合は、より白く洗い上げる為に約40度ぐらいのお湯を洗濯機に入れ、「ノーマルコース」で洗います。粉末の酸素系漂白剤を入れるとより白くなります。
③1番のポイント「干し方」
大きなシワを取る為にシャツをふりさばきます。各部位の縫い目を引っ張り全体を伸ばしハンガーに丁寧にかけて自然乾燥します。細かいシワは手のひらではさんでパンパンとたたきます。
【カラーYシャツの場合】
色あせを防ぐ為の方法です。
①中性洗剤に液体酸素系漂白剤を入れ洗濯します。
②洗い時間10分、すすぎ2回、そして脱水は短めにし自然乾燥します。
【高級ブランドのYシャツの場合】
①お湯にドライマーク洗剤と「白物の場合は粉末酸素系漂白剤」「色柄物の場合は液体酸素系漂白剤」を入れ10分つけこみ漂白します。
②洗濯機ですすぎ2回、脱水は短めで自然乾燥します。
【Yシャツの絡みを防ぐ方法】
Yシャツを洗濯すると袖が絡まる場合があります。絡まない様にするには、袖口のボタンを身ごろのボタンに止めて洗うといいでしょう。洗濯ネットの使用も効果的です。
洗濯したはずのYシャツに黄ばみがあるのはなぜ?
もうそろそろ衣替えの季節だと思い、Yシャツを取り出したら収納の時にはなかったはずの「黄ばみ」が脇や襟元に現れている時はありませんか。それは、繊維の奥にしみ込んでいた汗が原因となっています。この「黄ばみ」を防ぐ方法は洗濯前のシミ抜きを行う事です。
使う物は【台所洗剤】と【酸素系漂白剤またはオキシドール】
①皮脂などの油汚れを台所洗剤でもみ洗いし、汚れを落としすすぎます。
②酸素系漂白剤またはオキシドールでつけ置き漂白を行います。
※白物のYシャツの場合は粉末酸素漂白剤がより効果的です。
Yシャツの種類別部分汚れの落とし方
落ちやすいようで落ちにくいボールペン
Yシャツのポケットについている方は多いのではないでしょうか。
【用意するもの】台所用中性洗剤、クレンジングオイル、綿棒または歯ブラシ、洗濯用固形石鹸
①台所用中性洗剤とクレンジングオイルを1対1で混ぜ合わせます。
②①で作ったシミ抜き剤を綿棒でYシャツに塗ってなじませます。細かくつまみ洗いし、40度くらいのぬるま湯につけてすすぎ水を軽くきります。
③洗濯用固形石鹸をつけつまみ洗いして水につけてよくすすぎます。シミが取れるまで繰り返し、取れたらいつも通り洗濯機で洗濯していきます。
洗濯機だけでは落ちにくい皮脂汚れ
【用意するもの】洗濯用固形石鹸、洗濯ブラシ(100円均一でも売っています)
①40度くらいのぬるま湯で洗濯ブラシを濡らし、衿ぐりや袖口など皮脂汚れが気になる部分を湿らせます。
②衿ぐりや袖口の汚れに直接洗濯用固形石鹸をつけてすりこみます。
※洗濯用固形石鹸がない場合は手洗い用石鹸でも可能ですが、洗濯用固形石鹸に比べると洗浄力は弱いです。
③洗濯ブラシを細かく動かしながらこすり洗いします。汚れが落ちたらぬるま湯につけてすすぎ、その後洗濯機で洗います。
皮脂汚れの付着をつかない様にしたい方はベビーパウダーを着る前につけると皮脂汚れがつきにくくなります。
Yシャツのたたみ方の裏技
Yシャツのたたみ方はどの様に収納するかでたたみ方が変わります。
衿を潰さないたたみ方、シワにならないたたみ方、なるべく平たくするたたみ方、収納していても半袖のYシャツと長袖のYシャツの区別がパッと見てできるたたみ方など、色々あります。
こちらではその中の一部をご紹介します。
一瞬でたためるたたみ方はある?
Tシャツの様に数か所つまむだけでスピーディーにたたむたたみ方があればいいのですが、Yシャツだとシワができやすくボタンを閉めていても広がりやすいYシャツもあるので、一瞬でたたむのは難しいでしょう。
コンパクトでも長袖か半袖かわかるたたみ方
コンパクトにたたむ方法は「出張や旅行の時のYシャツのたたみ方」をご覧ください。コンパクトなたたみ方の残念な点は長袖か半袖かがわかりにくいといった点です。季節の変わり目は長袖のYシャツを着る日もあれば半袖のYシャツを着る日もあったりでゴチャゴチャになると着る時も片付ける時も大変です。
しかし、袖の折り方を変えるだけでコンパクトなたたみ方にしても一目でわかりますので簡単なたたみ方をご紹介します。
ショップのようにお洒落に袖を出すたたみ方
これからご紹介するたたみ方はわかりやすくするため、【基本のたたみ方】と【型紙を使ったたたみ方】をアレンジしたものですが、もちろんコンパクトなたたみ方をしたい時でもできる袖出しのたたみ方です。
①型紙に合わせて左身ごろを折ります。
②袖を型紙に合わせて折り込んでいきます。
③型紙に合わせて右身ごろを折ります。
④(長袖の場合)袖の3分の1程袖口をボタン側に折ります。あまった部分はシワにならない様に、型紙内に納めます。
(半袖の場合)袖の2分の1をボタン側に折ります。
※ボタン側に折る時に、衿に近い位置で折ると完成した時に綺麗になります。
⑤一番下のボタンの下で一度折り、ヨークの位置まで持っていき形を整えて完成です。
※コンパクトなたたみ方で袖出ししたい方は【出張や旅行の時のYシャツのたたみ方】を参考に行ってください。
収納方法は様々でもこの袖のたたみ方であればYシャツを広げなくても長袖半袖がわかるので便利です。
立ったままでもたためる?
立ったままYシャツをたたむたたみ方は難易度があがります。たたみ方は、【半袖の基本的なたたみ方】【長袖の基本的なたたみ方】をご覧ください。立った状態でたたむという事はしっかり固定しながらたたんでいかないといけません。
身ごろをたたむ時、袖をたたむときがYシャツの全体がズレやすいので真ん中を片方の手とお腹で挟む様にしっかり押さえ固定しましょう。
最後の裾を折りたたむ際も手で押さえ固定する方がいいのですが、無理な場合は顎ではさんで折っていきましょう。
※ファンデーションなどつけている方はYシャツに付かない様にお気を付けください。
出張や旅行の時のYシャツの畳み方
スーツケースに入れる時のたたみ方は?
「主張で数日分のYシャツを持って行かなくてはいけない」「結婚式やパーティーがあるからYシャツを持って行かなくてはいけない」などスーツケースに入れないといけない状況は多くの方が経験するでしょう。
ショップで買った状態や、クリーニングに出した後だと綺麗なたたみ方をされているのですが、スーツケースの中の場所を取ります。
「衿も崩したくないし、場所も取りたくない。」そんな方の為に知っておくと便利なたたみ方をご紹介します。
①ボタンは一番上から一つ飛ばしでとめます。
②ボタンが上になる様に広げます。
③片方の袖だけを折りたたみます。袖はボタンの位置に収まる様にもう1度折り返します。
※この時袖がシワになりやすいのでシワにならないようにご注意ください。
※袖が収まらない場合は更に折り返します。
④収納したい幅に合わせて両脇をたたみます。
⑤ボタンの下から2番目ぐらいの位置まで衿の方から折ります。
※この時衿の形が綺麗に折り込まれているか確認しましょう。
⑥裾を折ります。Yシャツの裾がヨークの位置になる様に折ります。
⑦半分に折り長方形の形を作ります。
こうした、たたみ方をする事で衿の型崩れやシワを防ぐだけではなくスーツケースの中もスッキリします。
Yシャツはたたみ方を少し変えるだけでオシャレに収納できます!
ここまでYシャツのたたみ方をご紹介しましたがいかがだったでしょうか。基本的なたたみ方は難しそうで意外に簡単です。
ショップでよく見かける袖を出しているたたみ方は、見せる収納をされている方にはお洒落に重ねる事ができます。そしてタンスにコンパクトに折って入れたい方には、長袖半袖の区別がつきとても便利な折り方ですし、引き出しを開けた時も綺麗に見えるでしょう。
本当はたたんでタンスに入れたいけど、たたみ方がわからなくてクローゼットにかけていたという方も是非試してみてください。
初回公開日:2017年09月22日
記載されている内容は2017年09月22日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。