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さつまいもの栽培方法|家庭菜園での栽培のコツ・害虫駆除

更新日:2020年08月28日

野菜が苦手な子どもも食べられる、そんなさつまいもは甘くて栄養も豊富。子どもも、大人も好きな方は、多いのではないでしょうか。実は、さつまいもは野菜を育てたことのない家庭菜園の初心者の方にも野菜です。今回はさつまいもの栽培方法をご紹介します。

さつまいもの栽培方法|家庭菜園での栽培のコツ・害虫駆除

さつまいもを育てる時期

サツマイモの苗は、4月下旬頃に種苗店やホームセンターなどで販売されます。良い苗の基準は、茎が太くて、節間が間のびしておらず、葉色が濃くて厚みのあるものです。また、長さが15〜20cmくらいのものを選びます。

植付けまで苗を保存しておくには、浅く水を張ったバケツに浸けて日陰に置いておきます。これで1週間くらいはもちます。

さつまいもを育てる時期1: 苗の植え付け時期

5~6月の梅雨入り前に植え付けます。梅雨の水分を利用して根張りをよくし、生育を促します。乾燥にも強いので、あまり場所を選びませんが、水はけの悪い場所は避けましょう。

高さ20~30cm×幅60~90cmの畝を立てて、黒マルチを張ります。寒冷地では植え付けの1週間前に張っておくと地温が高くなります。畝の中心部に30cm間隔で穴をあけ、そこに挿し穂を畝に平行にして埋めていきます。

さつまいもを育てる時期2: 植え付け後にやる事

さいつまいもの栽培で重要なのは、除草作業です。さつまいもの除草作業は植え付け後30日頃です。この時期を決して逃してはいけません。植え付け後30日を過ぎたころから一気に葉茎が成長します。

この時期を逃すと雑草と芋づるが同化してジャングルになり、手がつけられません。除草に時間もかかり、虫や病気も大発生して、日当たりも悪くなりイモは小さくなって糖分もたまりません。

さつまいもを育てる時期3: 収穫時期

植え付け後110〜120日で収穫できます。株元でツルを切り、マルチをめくったら、芋を傷つけないように、スコップでまわりから掘り起こして収穫します。

さつまいもに当たらないように少し離れた位置から穴を掘っていきましょう。さつまいもについている茎(なり首)を少し残しておくと貯蔵性が良くなります。

さつまいもの種からの育て方は?

さつまいもは、温暖地域の九州や沖縄地方で花を咲かせ種を採取し苗を作ることも可能です。しかし、本州などでは花が咲くことは滅多になく、さつまいもを種から育てることもあまりありません。基本的には、種芋からの栽培になるでしょう。

種芋から芽が出てつるとなり苗として使用されます。ひとつの種芋から15~30本ほどの苗が取れます。

種芋

4月上旬頃から、種芋作りを始めます。種芋の育て方は、中型~大型のプランターなどに培養土を入れその中に育てたい品種のさつまいもを一本丸ごと敷き詰めるように並べていきます。さつまいもが隠れるまで土をかけます。

芽が出るまで水やりを毎日かかさずに行うのが育て方のポイントです。種芋を植え付けてから約2ヶ月程で苗が取れるでしょう。さつまいもの種芋から芽が伸びて蔓になったものを蔓苗と呼びます。

さつまいもの栽培の準備

さつまいもで必要なものは、苗、クワ、またはスコップ、完熟牛ふん堆肥、肥料、移植ゴテ、ポリマルチ、ジョウロが必要です。上記あげたものが揃っていれば、さつまいもを作るときに困る事はまずありません。

連作の害が少ないといわれていますが、長期間に繰り返しつくると地力が低下し、土壌病害虫の発生も多くなる傾向にあるので、できるだけ輪作を心がけましょう。

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初回公開日:2017年12月07日

記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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