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さつまいもの栽培方法|家庭菜園での栽培のコツ・害虫駆除

更新日:2020年08月28日

野菜が苦手な子どもも食べられる、そんなさつまいもは甘くて栄養も豊富。子どもも、大人も好きな方は、多いのではないでしょうか。実は、さつまいもは野菜を育てたことのない家庭菜園の初心者の方にも野菜です。今回はさつまいもの栽培方法をご紹介します。

さつまいもの栽培方法|家庭菜園での栽培のコツ・害虫駆除

さつまいもの栽培の準備1:苗の準備

サツマイモの苗は、4月下旬頃に種苗店やホームセンターなどで販売されます。良い苗の基準は、茎が太くて、節間が間のびしておらず、葉色が濃くて厚みのあるものといわれています。植付けまで苗を保存しておくには、浅く水を張ったバケツに浸けて日陰に置いておきます。

また、そこから育ったつるを切って植えるタイプ、ビニールポットに植えられていて、そのまま簡単に定植すればいい苗も売っています。

さつまいもの栽培の準備2:土作り

サツマイモは、日光がよく当たる、通気性に富んだ乾燥した土を好みます。水はけと通気性をよくするため、高さ20〜30cmの高畝にします。畝間に水たまりができないよう、排水にも気をつけたいところです。

サツマイモ栽培はできるだけ「やせ地」が良いです。肥料の効いていない“砂壌土”が理想です。粘土質など、過湿状態が続く土壌でも、つるボケになってしまいます。

さつまいもの栽培の準備3:肥料

肥料が多いとツルばかり伸びて芋の生育が悪くなる「つるボケ」になるため、肥料は最小限で育てます。尚、追肥は一般的には行わず、全量を元肥で施します。

また、さつまいもの組織内には、空気中の窒素を固定する微生物(アゾスピリラム)が共生していて、自ら栄養分を作り出します。そのため、他の野菜に比べて、肥料を必要としません。

さつまいもの育て方1:種からの育て方

さつまいもは、温暖地域の九州や沖縄地方で花を咲かせ種を採取し苗を作ることも可能です。しかし、本州などでは花が咲くことは滅多になく、さつまいもを種から育てることもあまりありません。基本的には、種芋からの栽培になるでしょう。

種芋から芽が出てつるとなり苗として使用されます。ひとつの種芋から15~30本ほどの苗が取れます。

種芋から作る時のポイント

4月上旬頃から、種芋作りを始めます。種芋の育て方は、中型~大型のプランターなどに培養土を入れその中に育てたい品種のさつまいもを一本丸ごと敷き詰めるように並べていきます。さつまいもが隠れるまで土をかけます。

芽が出るまで水やりを毎日かかさずに行うのが育て方のポイントです。種芋を植え付けてから約2ヶ月程で苗が取れるでしょう。さつまいもの種芋から芽が伸びて蔓になったものを蔓苗と呼びます。

さつまいもの育て方2:苗からの育て方

苗の植え付け時期は、5月上旬~6月下旬頃まで。初めてさつまいもを栽培する方は市販されている苗からチャレンジしてみることをします。
まずは、さつまいもの良い苗と悪い苗の違いを見分けましょう。

さつまいもの良い苗
・茎が太く、葉がみずみずしい
・長さが25㎝~30㎝程度
・節が7~8本程度

さつまいもの悪い苗
・茎が細く、葉がしおれている
・色が悪い

選んだ苗を植え付ける際には、水平植えがです。

さつまいもの育て方3:鉢植え・プランターでの育て方

鉢植えの育て方のポイントは、深く大型の鉢植えを使用することです。日当たりが良く風通しの良いところで栽培を始めましょう。水はけを良くしておくことも病気の予防になります。

プランターでの育て方のポイントは、60㎝以上の大型で必ず深型を使用します。注意点は鉢植えと同じです。鉢植えもプランターも、追々増し土を行うので始めの植え付けの時は用土の量は控え目に7割程度にしておきましょう。

次のページ:さつまいもの育て方4:つるからの育て方

初回公開日:2017年12月07日

記載されている内容は2017年12月07日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

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