正月花・羽子板など正月飾りはいつまで飾る?
更新日:2020年08月28日
正月花「竹」「梅」にはどういう思いが込められているのか?
竹は強い風にも負けずに凛と立つことから「強い志」を意味しています。また、梅は早々と咲くため「出世」の意味も込められています。とても縁起のよい花なので正月飾りの1つとしてです。玄関に梅の香りがいつまでも続くと、もうすぐ春が来ると感じます。正月花には、見た目も大切ですが、いつまでも長く続く強い花が選ばれます。
現代の正月花は長持ち優先?
年末になると正月花を購入する場面が多くありますが、最近では、正月花を造花で対応する家庭も増えてきています。確かに、正月花は長持ちする花が多いのですが、現代の生活環境ではすぐ枯れてしまうし、片付けが面倒だという声も出てきています。
そういう方になのが「CT触媒の造花」です。造花の表面にCT触媒でコーティングし、酸化還元作用と空気の清浄化の効果があると言われがあります。
いつまでも長く楽しめる奈良県の正月花
正月花も色々各地で提案がされています。例えば、奈良県では過去におめでたい正月の代表花材「松・竹・梅」の寄せ植えをしました。松、竹、梅、南天、福寿草、ヤブコウジ、苔などを使ってミニ庭園のように寄せ植えをしています。
寄せ植えであれば、長い間鑑賞ができますし、せっかくの正月花なので特別に自分の手で作りあげるというのも味があります。
神棚の正月飾りはいつまで飾るのか?
神棚の正月飾りは他の正月飾り同様、松の内まで飾ります。北海道、東北、関東は松の内1月7日夕方の日没まで、関西は松の内1月15日までです。松の内が地域によってばらつきがある四国の場合はいつまで飾るかというと、1月7日、8日、10日、15日のいずれかの日までとなります。
沖縄はいつまで飾るのかについては、松の内1月7日が増えてきていますが、一部旧正月の期間である新暦2月中旬〜下旬という地域もあります。
神棚の正月飾りの飾りはどう配置したらいいのか?
神棚の正月飾りはどのように配置して飾るのでしょうか。その前に、神棚にセットする大切なアイテムがあります。まず、神棚中央にお米、右側に塩、左側に水を配置します。神棚の上部に注連縄をつけ、紙垂(しで)をつけて完成です。正月の神棚は、こういったシンプルな正月飾りを選んぶことが多いです。
正月飾りを飾る期間にはタブーがある?
正月飾りは一夜飾りがよくないと言われます。その理由はなんでしょうか。実は歳神と深い関わりがあります。歳神は31日にやってくると言われているため、31日に飾るのが遅いと言われています。
いつまで正月飾りを飾った方がよいのか問われる時に、一夜飾りがよくないと言われるのはこういった理由からです。
正月飾りの片付け方について
松の内まで正月飾りを飾り、その後どのうに片付けたらいいのでしょうか。まず、各地域のお焚き上げ(どんど焼きなど)の時に正月飾りを持って行きますが、時々神社で「鏡餅は不可」という注意も書かれているのが目に入ります。
正月飾りとはいえ、お焚き上げする内容に限度があります。お焚き上げで持っていくものは、注連飾り、熊手、破魔矢、お守りなどです。鏡餅は鏡開きで食べてしまい、正月花は家庭ゴミと一緒に捨てます。羽子板はしまっておけばもないはありません。お焚き上げするものは、翌年新しいものを購入するのでお焚き上げをしていきます。
長く使える正月飾り
ここからは長く使うことができる正月飾りについてご紹介します。一回使うだけで捨てるのはもったいないと思われる方にです。
注連縄は一度飾ったら毎年お焚き上げをする日本の風習があります。毎年購入したかと思うと、数日で取り外し、年明けにお焚き上げをする。結構、時間がない方には面倒だなと思われる点がここです。注連縄飾りの代わりになる捨てずに長い間利用できる正月飾りをご紹介します。
シンプルでスタイリッシュな正月飾り
正月飾りといえば、注連縄が定番となっていますが、最近では自分で自作する人たちも増えています。今回は、日本の工芸品から抜粋して「亀甲巣篭もり鶴飾り」をご紹介します。亀甲の杉板に鶴の親子が巣篭る様子を描いた正月飾りは縁起物として長く使えていいです。こういった一年中飾ってもインテリアの一部になる正月飾りもあります。
初回公開日:2017年12月26日
記載されている内容は2017年12月26日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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