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ダニに刺されたら|特徴・症状別の対処法・市販薬

更新日:2020年08月28日

気が付いたら赤く腫れていてとても痒いそんな時のダニかも?と疑いますよね。虫刺されというと身近なもので「蚊」か「ダニ」それともほかの虫?でも刺されてしまったあとでは何の虫か分かりませんよね。ダニに刺された時の症状と対処法を紹介します。

ダニに刺されたら|特徴・症状別の対処法・市販薬

チリダニの繁殖時期と生殖場所

チリダニはふけやあか、ほこりが多い素材や場所に多く生息しています。6月から10月の気温が高く湿度が高い時期に多く発生します。

食品害虫であるコナダニ

コナダニもチリダニと同様に直接人間を刺すことはありませんが乾物や調味料、パン粉、菓子類などの食品のなかで発生します。コナダニが繁殖した食品を食べたり死骸や糞を吸い込むことで喘息や鼻炎などの症状が出ます。このダニが増えるとコナダニを食べるツメダニの発生が多くなります。

コナダニの増殖を抑える

コナダニは25℃~30℃湿度が高い時期、主に梅雨の時期に多く発生します。コナダニは除湿器や乾燥剤などで増殖を抑えることができます。コナダニは高温に弱いため天日乾燥や熱を加えることによって死滅させることできます。また食べかけのお菓子や小麦粉などの調味料は密閉できる容器を使い10℃以下で保存することにより増殖を抑えることが出来ます。

アナフィラキシーショック

コナダニの死骸や糞が混ざっているものを口にすることでアナフィラキシーショックを起こす場合があります。

アナフィラキシーショックとは血管が膨張し血しょうの成分が漏れ出すことで皮膚炎省、消化器症状、呼吸器症状が出るものです。アナフィラキシーショックは比較的に症状が出るまでの時間が早く突然全身あらゆるところに症状が出ます。

息苦しい場合やショック状態になってしまった場合はすぐに救急車を呼び診察してもらいましょう。最悪の場合は死に至るケースがあります。

死亡の可能性もあるマダニに刺されたら

マダニは犬に寄生し血を吸い、さまざまな病気を引き起こすダニです。イエダニやツメダニと違い固い皮膚で覆われており、大きさは血を吸う前のサイズでおよそ3~4㎜、血を吸ったマダニは1㎝にもなります。これはイエダニやツメダニの8~10倍に相当しちょうどテントウムシくらいの大きさです。マダニは動物の血液を栄養とします。

感染症の疑い

マダニはSFTSという病気を持っているものがいます。SFTSとは「重症熱性血小板減少症候群」の略称でありこの病気を持ったマダニに刺され血を吸われると感染する危険があります。

このSFTSに感染すると6日から2週間ほどの潜伏し症状が出始めます。

SFTSの症状

SFTSの主な症状は発熱、倦怠感、嘔吐、下痢、腹痛、食欲低下などです。個人差があるため全ての症状が出るわけではありませんがこのような症状が出た場合はSFTSの可能性を疑いましょう。SFTSは重症化すると死亡に至るケースもあり致死率がおよそ30%、これは蚊によるデング熱よりも高い確率です。

マダニによって感染する可能性のある病気

マダニに刺されることによって感染症にかかる可能性があります。マダニはSFTSの他にも感染の疑いがある病気がいくつかあるのでその症状を紹介します。

ライム病

ライム病とはマダニによる人獣共通感染症というもので刺されてから1週間から3週間たつと赤い斑点のような湿疹がでる感染症です。この湿疹の他にも筋肉痛、関節痛、頭痛、悪寒などが出はじめます。この病気はそれほど重症化することはないですが、稀に顔面神経痛や関節炎などになったりすることがあります。

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初回公開日:2017年10月12日

記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
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