Search

検索したいワードを入力してください

ダニに刺されたら|特徴・症状別の対処法・市販薬

更新日:2020年08月28日

気が付いたら赤く腫れていてとても痒いそんな時のダニかも?と疑いますよね。虫刺されというと身近なもので「蚊」か「ダニ」それともほかの虫?でも刺されてしまったあとでは何の虫か分かりませんよね。ダニに刺された時の症状と対処法を紹介します。

ダニに刺されたら|特徴・症状別の対処法・市販薬

虫刺されの定番の薬といえばキンカン。キンカンは金冠堂が販売しているお薬でもう百年近くの歴史があります。

キンカンにはステロイドの成分が入っておらず副作用が心配という方にも安心して使えるお薬なんです。虫刺されや痒み、炎症を抑えるのにはステロイド系のものが良いという言う方もいますが、副作用の心配をしながら恐る恐る使うよりは、副作用がなく安心して使える薬のほうが良いでしょう。敏感肌な方にもキンカンはおススメです。

ダニに刺された場合体質や症状の具合によってはキンカンでは解決しない可能性もありますが、副作用が出ず、安心して使えるものですので先にキンカンを塗ってからと試してみるのも良い方法です。

抗生物質

ダニに刺され病院に行くと感染症の予防のため抗生物質を処方されます。抗生物質は菌の発生を抑える薬なので辞めてしまったり飲まなかったりすると効果はなくなってしまいますので必ず最後まで飲み切りましょう。刺されたダニがマダニだった場合感染症は死と関連するものもあります。処方された最後まで薬をきちんと飲みしっかりと治しましょう。

ダニに刺される前に予防しよう


ダニは肉眼では判断することが難しいです。ダニに刺されてからでは遅いのでできるだけ予防することが大切です。

ダニに噛まれることを予防するということは数をできるだけ減らすということです。一番良い方法は布団専用の掃除機で吸い取ることです。ダニは自宅の中で布団に多くいます。

布団専用の掃除機で吸い取る方法が一番効率が良いでしょう。布団乾燥機なども使うと高温でダニを一気に退治することができます。ダニは湿度60%で25℃くらいの環境で活動が活発になりますので夏場は特に注意が必要になります。最近の家は断熱材や隙間を少なく作っているために気密性がとても高く湿度が高い傾向にあります。

また自然や山などアウトドアをする際には長袖や長ズボンを着用し肌が露出することを極力避け虫よけスプレーをし予防しましょう。衣服や荷物は直接地面に置くことはやめてシートの上に置きましょう。サンダルを履くのはやめ長靴で足元を守ります。帰宅後は衣服を洗い、なるべく早くお風呂にはいりましょう。

また、ペットにもダニが付着しますのでお風呂にいれてあげたときは全身を見てあげ、痒そうにしていたり様子がおかしかったら病院に連れていきましょう。

天日干しで死滅はできない

布団を天日干しすると取り込んだ後にお日様の匂いがして気持ちいものです。ですが天日干しではダニは死滅できません。さらにあのお日様の匂いは太陽の匂いではありません。あの太陽の匂いの正体は太陽の光によって分解された脂肪酸やアルコールのにおいなのです。

日光に含まれている紫外線には殺菌や消毒の効果がありますがこれもまたダニを死滅させることは不可能です。ダニを死滅させるのなら50℃以上でないといけません。太陽の光だけでは50℃にはなりません。でもせっかくの天日干し無駄にしたくないです。その場合、天日干しをするときに黒い袋にお布団を入れて布団の温度をあげるとダニを死滅させることができるのです。

黒い袋のなかに入れ、三時間ほど干しておけばダニは死滅します。取り込んだ後はきちんとダニの死骸を吸い取りましょう。死骸や糞でもかゆみや鼻炎、喘息の対象になってしまいます。

またここで注意しておきたいのが押し入れにしまうタイミングです。温度があがっているまま押し入れにしまってしまうとせっかく死滅させたダニが逆に増殖してしまう原因になります。温度が高いところに寄ってくるのでここは注意です。温度が下がってから押し入れにしまうようにしましょう。

換気扇掃除でダニ予防

お風呂場の湿気によって家全体の湿気が上がってしまい湿度によってダニは増殖しやすくなります。また湿度が上がるとカビも増えカビを食べるダニもまた増えてしまいます。

毎日できる対策として湯舟に残ったお湯はその日のうちに捨て換気扇を回します。お風呂場のドアをなるべく開けっぱなしにしないことです。結露する部屋はダニが増殖しやすいです。

さらにエアコンや換気扇はカビが生えやすくダニも多く潜んでいます。そのまま回すと部屋中にダニやカビがたくさんまかれることになりますのでまめに掃除をして清潔にしましょう。

布団での痒さ

布団で寝ている時からだが痒くて寝付けない日などありませんか。これの原因はダニの可能性があります。ダニに刺されているわけではなくダニが動いているのが体にあたり痒く感じるのです。ダニの死骸や糞でも痒くなったりします。

しかしすべて原因がダニとは考えられません。人によっては布団の素材が合ってなかったり、汗をかくとじんましんが出る病気などがあります。

衣装ケースのダニ予防

衣替えの時に洋服が虫に食われていた、なんてことはありませんか。大切なのは衣装ケースの中、クローゼットの中などに湿気をためないことです。空気の入れ替えをあまりしない押し入れやクローゼットなどには湿気がたまりやすくカビやダニがたまりやすいです。一番手っ取り早いのは除湿剤を一緒に入れることです。

衣装ケースの中でもダニは増殖していきます。ほこりなどかぶっていなくても自分たちの服についたアカやフケなどを食べて生きます。またその洋服が生乾きだったらもうすぐに増殖してしまいます。ダニの餌と大好きな湿気がそろっていたらダニの住処になってしまうことでしょう。

衣替えの時には必ず乾かしてからしまい、除湿剤を一緒に入れましょう。またたまに掃除をしてほこりなどをとって清潔にしておくとなお効果的です。

アロマでダニ対策

私たちにも好き嫌いがあるようにダニにも好き嫌いがあります。ダニや蚊は柑橘系のアロマが嫌いです。ダニはユーカリプタス、シトロネ、ユーカリブルーマリー、ティーツリー、ゼラニウムなどのアロマが効果的です。また人にも安全なのでとてもよい方法です。

自分でアロマオイルを使ったスプレーが作れます。ティーツリーの精油、エッセンシゃルオイルを用意します。薬局などに売ってる精製水200㎖に対して10滴ほどたらしたら完成です。これをスプレーボトルに入れかえればダニ予防スプレーになります。市販の虫よけスプレーより匂いや咳などが出ずに安全に使えるのでとってもお勧めです。またこのアロマスプレーは9割のダニをよけられますので効果も抜群です。

赤ちゃんのダニ対策

赤ちゃんの肌は柔らかくダニにとっても狙われやすいです。体温も大人よりも高くとっても刺されやすいんです。

そんな赤ちゃんをダニから守る方法はとにかく布団を綺麗に保つことです。赤ちゃんの布団には汗やアカがしみついていますのでシーツをこまめに洗濯しましょう。布団をまめに干してダニをやっつけましょう。この時に黒い袋に入れて干すとなお良いです。そのあと布団に掃除機をかけて死骸や糞を吸い取ります。

また市販で売られているダニの捕獲シートなどを布団の下に敷いておくと良いでしょう。時々乾燥機をかけて年に何回か布団を丸洗いしてあげるととっても効果的です。もし赤ちゃんがダニに刺されてしまった場合はこれ以上かいてしまうことをとめるためにツメを切り手袋をはめてあげるなどしましょう。または患部を絆創膏など張ってあげると良いです。赤ちゃんの皮膚はとてもデリケートで炎症も早いです。早めに皮膚科を受診しましょう。

ダニは段ボールが好き

次のページ:たかがダニではない

初回公開日:2017年10月12日

記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。

Related