ダニに刺されたら|特徴・症状別の対処法・市販薬
更新日:2020年08月28日
日本紅班熱
日本紅班熱はマダニに刺され高熱が発疹がでます。この病気は早期の治療が大切です。重症化すると死亡するケースもあります。
回帰熱
マダニに刺されてから発熱、頭痛、悪寒、倦怠感などが現れた場合は回帰熱の可能性もあります。ひどい症状の場合には意識障害やけいれん、呼吸不全、死肉出血なども出る場合があります。
ダニ媒介性脳炎
マダニによる中枢神経のウイルスです。日本脳炎と同じウイルスによって引き起こされるもので放っておくと麻痺が永遠に続く恐れのある感染症です。
Q熱
これはオーストラリアで発生した感染症です。発熱、せき、頭痛、胸痛などがあげられ日本でも感染例がありますので油断はできない感染症です。
マダニに刺されている状態で発見したら
マダニは他のダニと違い一度刺したらどこかに行くわけではありません。一度血を吸い刺されると長い間血を吸い刺し続けるのです。およそ1週間から2週間吸い続けます。
そのため血を吸われ、刺されている最中にマダニを発見することがありますが無理に剥がすと牙が皮膚内に残ってしまいそこから死に関わる感染症にかかってしまうこともありますので無理にはがさないようにし病院に行ける場合はそのまま病院に行きましょう。
またすぐに病院に行けない場合はピンセットでマダニの口元をつまみ、慎重に剥がします。胴体をつまんでとるのはNGです。ピンセットでつまむのが厳しい場合はマダニにライターや火を近づけて剥がすかまたはアルコールに浸して窒息させましょう。またこの方法は応急処置になりますので剥がした後でも症状がない場合も病院に行きましょう。
マダニに刺された場合の症状
マダニは長期にわたって刺し続け血を吸いますが去ってしまったあとではマダニに刺されたかは判断することができません。
他のマダニと同様に赤く腫れあがりますが痒みは他もダニよりも強くありません。ダニに刺されたような跡や腫れの症状とのちに38℃以上の高熱や下痢、嘔吐、血尿などの症状が出た場合はマダニである可能性が高いためすぐに病院に行き、診断してもらいましょう。
またマダニは山や自然の多いところに多く生息しています。山登りはBBQをしていてこのような症状が出た場合マダニに刺されたことを疑いましょう。
ベランダで見るダニ
春先から梅雨にかけて発生する赤い色をしたダニがいます。大きさは1~2㎜と少し大きめです。赤くサイズも他のダニよりも大きいので肉眼で見やすいです。このダニは「タカラダニ」といってセミに寄生しているダニです。
このタカラダニはとを刺しません。人体にも影響しなければペットや植物にも影響しないです。害がないとはいえ、赤い虫がいるだけで嫌な気分になるのではないでしょうか。ですがホウキで履いたりするとつぶれて赤い液体が残ってしまいます。
タカラダニの駆除方法
タカラダニの駆除方法は水を流すだけで充分でいたって簡単です。他のダニと違い感染症などもなく安全です。ベランダにコケが生えていたりするとそれを餌にして増殖します。コケを落として清潔にしておくことでこのタカラダニの増殖を抑えることが出来ます。
人に寄生するダニ
ペットを飼っている方はペットの毛の中にダニが潜んでいることはご存知だと思いますが実は人間に寄生するダニもいるんです。
名前はヒゼンダニと言います。人間の陰部に寄生するダニで刺されると痒みが生じます。このダニは人間のフケやアカを食べますので布団に多く潜んでいます。
大きさは0.5㎜にも満たない大きさをしており肉眼ではとても確認することができないダニです。性行為をすると人から人へ感染したりしますが確率としては10%ほどです。ですがヒゼンダニは乾燥に弱く寄生した人間から離れると短期間で死んでしまいます。
初回公開日:2017年10月12日
記載されている内容は2017年10月12日時点のものです。現在の情報と異なる可能性がありますので、ご了承ください。
また、記事に記載されている情報は自己責任でご活用いただき、本記事の内容に関する事項については、専門家等に相談するようにしてください。